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理学療法士園部俊晴のブログ

変形性膝関節症! 立脚終期(Tst)の股関節の特徴

前回のブログでは、立脚終期(Tst)の 股関節の伸展が我々の臨床でいかに重要であるかを説明しました。

 

今回は、変形性膝関節症を例に挙げて説明したいと思います。

 

さっそくですが、下の図を見てください。

 

 

この図は立脚期の股関節の屈曲・伸展角度を表しています。

 

立脚前半は、膝OA患者も健常者も股関節の角度はそれほど変わりません。

 

しかし、膝OA患者では健常者と比較すると、立脚終期(TSt)の股関節の伸展角度が小さくなります。

 

つまり膝OA患者は、この時期に十分な股関節の伸展が起こらないことが特徴と言えるのです。

 

次に股関節の関節モーメントをみてみましょう。

 

下の図は、立脚期の股関節の屈曲・伸展モーメントを表しています。

 

 

膝OA患者の股関節屈曲・伸展モーメントを健常者と比べると、膝OA患者の特徴が表出されます。

 

健常者の場合、

①踵接地時に伸展モーメントが発生し、

②単脚支持期に屈曲モーメントに転じて、

③立脚終期(TSt)で屈曲モーメントが最大となります。

 

これに比べ膝OA患者の場合、

①踵接地時に伸展モーメントが発生するのは健常者と一緒ですが、

②単脚支持期の屈曲モーメントが緩除に転じて、

③立脚終期(TSt)でも屈曲モーメントが小さいままとなります。

 

つまり膝OA患者の股関節屈曲・伸展の機能は、立脚前半ではそれほど健常者と違いはありませんが、立脚後半で股関節の伸展角度と屈曲モーメントが小さくなり、推進機能が効果的に発揮できていないのです。

 

立脚終期(Tst)の 股関節伸展の重要性について、変形性膝関節症を例に説明しましたが、このことはすべての分野のセラピストにおいて重要であると考えています。

 

そしてこのことはいくら深掘りしても足りませんので、明日の臨床で実際に確認してみてください。たくさんの気づきが得られると思いますよ(^-^)

Youtubeでも股関節伸展の重要性について解説していますので是非ご覧ください。

 

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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