外側大腿皮神経とは?—太もものしびれや痛みの原因を探る

太ももの外側にしびれや灼熱感、痛みを感じる症例に出会ったことはありませんか?
それは「外側大腿皮神経」の異常が原因かもしれません。
今回のブログでは、この神経の解剖学的特徴や関連する症状、評価方法について解説します。
外側大腿皮神経は、腰神経叢の第2および第3腰神経(L2–L3)から分岐する純粋な感覚神経です。
この神経は、大腰筋の外側縁から出て、腸骨筋の表面を斜めに下行し、上前腸骨棘(ASIS)の内側を通過して鼠径靭帯の下をくぐり、縫工筋の上を通り(かなり破格ある)、大腿の外側部へと向かい大腿筋膜の深部を下行して、太ももの前外側から外側の皮膚に感覚を支配します。
外側大腿皮神経が圧迫や損傷を受けると、太ももの外側にしびれ、灼熱感、痛み、感覚鈍麻などの感覚異常を引き起こします。
原因としては、一般には以下のようなものが挙げられます。
・肥満や妊娠による腹部の圧迫
・きつい衣服やベルトの着用
・長時間の立位や歩行
・手術や外傷による神経の損傷
ただし、私は縫工筋の過緊張や、筋膜の滑走性低下がかなり関与している感じています。
外側大腿皮神経痛の診断には、以下の評価方法が有効です:
- Pelvic Compression Test:骨盤を外側から圧迫し、症状の変化を観察します。
- 神経伸張テスト:股関節の伸展や内転により神経を伸張させ、症状の誘発を確認します。
- 超音波検査:神経の走行や圧迫部位を可視化し、診断の補助とします。
これらの評価を通じて、他の疾患(例えば、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症)との鑑別が重要です。
治療には、一般的には以下の方法が考えられます。
- 保存療法:圧迫の原因となる要因(例えば、きつい衣服の着用や長時間の立位)を避ける。
- 神経ブロック:局所麻酔薬を用いた神経ブロックにより、症状の緩和を図る。
ただし、私は縫工筋の滑走性を促したり、この領域の筋膜を滑走させたり、歩行時の股関節屈曲モーメントを改善するなどの理学療法を主体に行っています。
こうしたことを実施して、症状が緩和するどうかで、外側大腿皮神経障害の有無を鑑別するようにしています。
どうでしたか。
外側大腿皮神経と聞いて、これまであまり聞き慣れなかった人もいたかもしれません。
しかし、私の感覚では「こんな病態あるんだ」と、 新しい病態を知って、臨床でもそのことを経験すると、実は意外と他にもいると気づくことが多いんです。
こうしたことを含め、学べば学ぶほど認証で発見が多いと気づきます。
推薦セミナー
【浅野昭裕先生】臨床における運動器の画像読影×組織の触診
〜疾患別に考える画像所見と触診から分かること〜 下肢編
◆講 師:浅野昭裕先生
◆開催日:2025年5月18日 (日) 9:00 – 12:00
概要
【セミナー概要】
【講義概要】
外傷や術後のリハビリテーションを適切に行うためには単純X線画像の読影力が求められます。このセミナーでは運動療法に直結する読影法を提示し、読影結果に基づく評価・治療法を提示したうえで、それらに必要となる触診技術を伝えます。触診法は「自触」、すなわち自分の身体を自分で触れる方法であり、一人でどこでも、いつでもできる方法です。
画像(材料)➡読影(問題構造の抽出)➡評価・治療方法(臨床技術)➡触診技術(基礎の確認)
という極めて臨床的な連続性を、下肢3症例を通して学びます。
【セミナー内容】
1. 単純X線画像の読影の基礎
2. 大腿骨転子部骨折術後・変形性膝関節症(KL分類stageⅡ)・足関節脱臼骨折術後の症例に対して以下を行う。
① 画像の読影(得られる情報・治療のターゲット)
② 評価・治療の実際
③ この疾患の評価治療に必要な触診
④ 自触サーフィン(隣接した部分を連続的に触れる触診の方法)
【到達目標】
呈示した単純X線画像から軟部組織の損傷を推測する。
提示した疾患に必要な触診対象が分かり、それらを自触することができる。
【参考資料】
浅野昭裕:運動療法に役立つ単純X線画像の読み方(メジカルビュー社)
浅野昭裕:触診ドリル(下肢・体幹編)(運動と医学の出版社)
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https://seminar.ugoitalab.com/event/20250518z/
【工藤慎太郎先生】1単位で診る!外来痛みシリーズ 運動器疾患の痛みの「なぜ?」がわかる~肩関節 座学編~
◆講 師:工藤慎太郎先生
◆開催日:2025年5月25日 (日) 9:00 – 12:00
概要
【セミナー概要】
凍結肩を中心に肩関節の運動器疾患でよく診る症候を解剖学的に捉えて、肩関節の診るべきポイントを絞り込めるように解説します。
1単位で患者を診るのではなく、”変える”ために必要なことは、どこを治すかとともに、患者の状態を正確に把握することだと思います。目の前の症例がどうなっているのか?なぜ?その症状が出ているのかを捉えられる知識を整理します。
肩関節の痛みの部位からアプローチとして狙う部位を想起できるようになる。
狙う部位の構造を正確にイメージできるようになる。
1単位で何ができ、何をすべきかを理解できるようになる。
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https://seminar.ugoitalab.com/event/20250525z/
【松田現先生】PNFは臨床でこう活かす!松田現の考える歩行再建に欠かせない5個のポイント
◆講 師:松田現先生
◆開催日:2025年5月31日 (土) 18:00 – 21:00
概要
【セミナー概要】
今回は特に脳卒中片麻痺における歩行再建についてPNFを臨床でどのように用いるのかを紹介したいと思います。 脳卒中片麻痺において歩行を再獲得したいと考える患者様は数多くいます。しかし、年齢や障害度、それまでの生活形態や環境など様々な観点からその方にとってベストな選択をしなくてはならず、これをすれば全ての脳卒中患者様に対してOKという施術内容はありません。
①歩行の基礎知識は頭に入れておくが、「正常歩行」にはとらわれないようにする
②現状の把握と予後の予測、本人の希望と受傷前の運動機能レベルなどを鑑み、期日設定を行いつつ短期目標を設定する
③自分たちの仕事は「片麻痺歩行」を完成させることではなく、「人間本来の歩行」を再獲得させるためにあることを肝に銘じ、ルーチンワークのように装具処方を行わない
④実際の施術の際は与えたタスクの難易度がその方にとって最適化を見極め、最大限の機能を引き出す(Shaping)
⑤再び歩きたいという対象者の気持ちを我が事として捉え、セラピストから諦めることのないようにする
このようなポイントを押さえつつ、当日はPNFのパターン、マット動作、歩行治療を駆使して歩行再建に向けた実技を数多く紹介します。
<到達目標>
・歩行の基礎知識と歩行分析のポイントを理解する
・歩行再建に向けた心構えを理解する
・PNFを用いた実技を見て、実際の臨床で用いてみる
<参考資料>
臨床に役立つPNF(運動と医学の出版社)
PNFチャンネル⇒http://www.youtube.com/@pnf_channel
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https://seminar.ugoitalab.com/event/20250531z/
【村上成道先生】医師の視点から考える慢性疼痛に対する積極的保存療法
◆講 師:村上成道先生
◆開催日:2025年6月7日 (土) 18:00 – 19:30
概要
講義内容
積極的保存療法は、私が2007年にスポーツ障害に対する保存的治療の専門外来を立ち上げた時から行っている治療方法の名称です。この名称は、保存的治療は決して消極的な治療方法ではなく、その疾患を治すために積極的に行うものだという、外科医であった私の決意を表しています。17年経過した現在でも、試行錯誤して治療を行っていますが、一番初めからブレない方針があります。それは、軸と重心を念頭に置き治療すること、局所のみにこだわりすぎず、疾患を全身の問題として捉えることです。
今回は、初めて、このような機会を頂きましたので、ベースのコンセプトを説明しつつ、それをどのように慢性疼痛に対する治療に応用していくかを説明させていただきたいと思います。
セミナーの内容
積極的保存療法の核となる要素;基本動作、関節可動域、体幹機能について説明します。
診察の流れと方針の立て方について説明します。
代表的な慢性疼痛に対する治療方法について説明します。
到達目標
基本動作、関節可動域、体幹機能の評価方法を理解する。
全身の問題として捉えることの重要性を理解する。
治療計画の立て方を理解する。
参考資料
積極的保存療法 2012年 文光堂 (電子版のみ)
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https://seminar.ugoitalab.com/event/20250607z/
【坂田淳先生】実践×エビデンスに基づいた上肢障害の評価と運動療法
〜トヨタアスリートサポートセンターでの取り組み〜
◆講 師:坂田淳先生
◆開催日:2025年6月8日 (日) 9:00 – 12:00
概要
講義内容
肩関節の疼痛は、損傷組織や病態だけでは説明できません。
骨頭運動、肩甲骨の安定性と固定性、姿勢の悪化など、多様な要因が絡み合い、複合関節の機能と機能のつながりを捉え、統合的に評価・治療することが求められます。本セミナーでは、トヨタアスリートサポートセンターで実践されている知識と技術を学べる機会を提供します。
具体的には
① 肩の疼痛の要因を、解剖・バイオメカニクスに基づいた根拠をもとに、解説します。
② 実践的エビデンスを基に、トヨタアスリートサポートセンターで体系化されている評価手順を伝達します。
③ これまでの研究・臨床経験から導き出された治療体系を紹介します。
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https://seminar.ugoitalab.com/event/20250608z/
【財前知典先生】足部と歩行の関連性〜足部評価の臨床的解釈とアプローチまでを解説~
◆講 師:財前知典先生
◆開催日:2025年6月14日 (土) 18:30 – 20:00
概要
足部は唯一地面に接している部位なので、足部は歩行の特徴を表していることが多いです。特に足部は歩行を反映することが多く、足部を評価することで歩行の予測などが可能となっています。
本セミナーでは臨床で多く見られる足部の特徴と歩行の関連性についてお話しさせていただければと思います。
【セミナーの内容】
・正常歩行時の足部の動き
・足部の特徴と歩行の関係
・足部に対するアプローチ方法
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https://seminar.ugoitalab.com/event/20250614z/
【阿部浩明先生】認識できないことに伴う各種障害の理解
〜半側空間無視編〜・麻痺や感覚障害では説明できない行為の障害の理解 〜失行編〜
◆講 師:阿部浩明先生
◆開催日:2025年6月21日 (土) 17:30 – 19:30
概要
【講演概要】
脳卒中などの中枢神経障害の理学療法を実施する上で関わることの多い高次脳機能障害のうち、半側空間無視と失行について解説する。初学者向けに本現象の概要と出現メカニズム、病巣、評価方法、対応について解説する。
【セミナー内容】
前半:半側空間無視についての講義を行います。
後半:失行についての講義を行います。
「到達目標」理学療法士として知っておくべき半側空間無視と失行の知識を習得することを目指します。
【参考資料】
高次脳機能障害に対する理学療法 文光堂
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https://seminar.ugoitalab.com/event/20250621z/
【大川靖晃先生】床反力をどのように臨床応用する?動作分析を定量化評価から解釈に基づいたアプローチ
◆講 師:大川靖晃先生
◆開催日:2025年6月28日 (土) 18:00 – 21:00
概要
スポーツ選手を評価する際には、筋力に代表されるような「量的」評価を用いることが一般的でした。しかし、筋力が十分に回復していても、復帰後すぐに再受傷してしまうことがあります。それは元々その傷害を負った原因が筋力不足だけではないからです。当然、各関節に負担をかけるような動きをしていれば、その動きを改善させなければ再受傷してしまうことは容易に想像がつきます。
このようなことから、動きを「質的」に評価し、傷害予防に繋げていくことは、これからのスポーツ選手に必要だと思います。また、そこから一般人へも応用し、「動き」というものを修正することで痛みを改善したり、傷害予防に繋げたりすることができると考えます。今回の講演では、特に床反力計を用いた動作分析の基礎から、質的な動作評価までお話しさせて頂ければと思います。
【到達目標】
動作分析の基礎を理解する。
床反力計を用いた計測の基礎を理解する。
特別な機器を用いなくても、患者の動作を評価できるようにする。
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https://seminar.ugoitalab.com/event/20250628z/
【岡本光司先生・宮田徹先生】坐骨神経×腰下肢痛:筋力評価が新たな扉を開く
◆講 師:岡本光司先生・宮田徹先生
◆開催日:2025年7月5日 (土) 17:30 – 20:30
概要
岡本光司先生 17:30~18:40
知っておくべき、(いわゆる)L 5・S 1神経根障害由来の坐骨神経痛の評価と治療方法
私たちの臨床で「いわゆる坐骨神経痛」に対するリハビリの処方、一度はご経験あるのではないでしょうか?
理学的所見(さまざまな疼痛誘発検査および圧痛検査)にて梨状筋や大腿方形筋などの病態を特定し、的確なアプローチを行う。自分はまさしくそう考え、触診能力の向上が治療成績を左右する。そう信じて切磋琢磨し、結果良くなるケースも非常に多く経験しました。
しかしその一方で、一時的に改善を認めるも症状が再発する症例も多く経験してきました。「このギャップ、食い違いはいったい何なのか?」「何か大切なことを見逃しているのではないか?」2019年より、ぱくペインクリニックでの診療に携わり、考え方・評価・アプローチ方法がガラッと全て変わりました。
朴基彦院長考案の、【神経を視点とした筋力評価】・・・直伝されたその通りに理学的所見をとってみると・・・驚きの如く、L5、S1神経根障害を示唆する所見をしばしば認めまた。さて、今回は知っておくべきL5、S1神経根障害の捉え方およびL5・S1神経根へのアプローチ(大腰筋や多裂筋)方法をご紹介します。これを知れば、いわゆる坐骨神経痛の切り分けが非常にクリアーになります。
【この講演でマスターして欲しいポイントは・・・】
ズバリ、「理学的所見の本質を理解する」です。理学的所見は病態を教えてくれます。「いわゆる坐骨神経痛」の病態を炙り出すと、やるべき理学療法がおのずと選択されるのです。あなたの理学療法の内容が180°激変するかも知れません!?
宮田徹先生 18:50~20:00
下肢末梢神経のミカタ ー問題点を見極める臨床推論のコツー
セミナー内容
本セミナーでは、下肢痛の評価治療に不可欠な末梢神経障害の臨床推論ができるようになることを目的とします。重要視するのは筋力低下パターンの理解とそれに基づく臨床推論です。筋力低下パターンが理解され、その問題点が改善できると、疼痛や複数の筋力低下が一度に改善できることがあります。エコーを使い、医師と連携できてきたからこそ分かってきた末梢神経の問題に対して、評価治療のコツを話せたらと思います。
到達目標
・筋力低下のパターンを理解できる。
・筋力低下から問題が生じている場所を予測できる。
・問題になっている部位から治療方法が選択できる。
コラボアンサー 20:00~20:30
応募はこちらから
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https://seminar.ugoitalab.com/event/20250705z/
【中山昇平先生】凍結肩(フローズンショルダー)を紐解く!肩関節の運動療法を効果的にする
◆講 師:中山昇平先生
◆開催日:2025年7月13日 (日) 9:00 – 12:00
概要
【中心的なコンセプトと受講による成果】
・凍結肩の病期とリハビリテーションの基本的な考え方を知る
・3つの病期に分けて,肩関節機能を向上させるために必要な知識とその実践の事例を知る
・臨床現場から発信する凍結肩の理学療法で重要視していること
凍結肩は臨床で難渋する疾患の1つです。実際の治療は,医師との連携,触診技術、運動療法の選択、徒手療法の効果判定が正しいかなど、悩みの種は多くあります。
特に病期の特徴と着目すべき肩関節の機能は,対象者と出会う時期や時間経過とともに変化します。本講義の中心は,病期ごとに評価と治療方法の説明に焦点を当てています。
講義では,私が臨床現場で肩関節拘縮、凍結肩を診る上で,重要とする評価や運動療法、徒手技術、エコーの活用などを受講される方に参考にしていただきたいと考えています。
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https://seminar.ugoitalab.com/event/20250713z/
【阿部浩明先生】身体軸が傾斜する姿勢定位障害の理解 〜pusher症候群編〜
◆講 師:阿部浩明先生
◆開催日:2025年7月19日 (土) 17:30 – 20:30
概要
Pusher症候群(Pusher現象, Pusher behavior)は脳損傷後に出現する著しい姿勢定位障害の一つであり、脳卒中者を対象とした場合に10〜15%程度出現する事が明らかになっています。麻痺側に身体軸が傾斜し、それを修正しようとする他者の介助に対して抵抗し、積極的に非麻痺側の上下肢で床や座面を押してしまう現象を指します。この現象は介助に抵抗してしまうため介助量は著しく増大し、結果的に座位や立位の保持さえ困難となるためリハビリテーションの進行を妨げてしまい、治療に難渋してしまうことがあります。
しかし、この現象をよく知ることによって、セラピストとして設定すべき具体的な治療の方針が明確化できるようになると思います。多くの症例においてこの現象は改善していくことが知られていますが、その消失が早い症例ほど予後良好であることがわかっています。
つまり、本現象を理学療法士の介入によって早期に改善させることは非常に意味があることなのです。
本現象を理解して治療にあたる上で必要となる、本現象の定義や特徴、評価方法、出現に関わるメカニズム、関連病巣、治療概念そして具体的な介入方法、特に治療効果についての研究の最新の結果を含めて解説いたします。
【セミナー内容】
●前半 本現象の定義や特徴、評価方法、出現率や回復特性などの疫学について解説します。
●後半 本現象の出現メカニズム、関連病巣、治療概念、介入方法、研究による治療効果の解明結果について解説します。
【到達目標】
本現象を正しく説明でき、他の姿勢定位障害との鑑別が自信を持ってできるようになることを目指します。鑑別が正しければ治療プログラムは的確なものになる事が期待できます。またメカニズムを考慮した具体的治療プログラムの選定を行えるようになることを目指します。
【参考資料】
高次脳機能障害に対する理学療法 文光堂 本書籍ではpuhser現象について詳細な解説がなされております。
応募はこちらから
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https://seminar.ugoitalab.com/event/20250719z/
【今屋健先生】ACL・半月板術後の運動療法と臨床技術〜教科書には載っていないプロがこだわる“コツ”とは?〜
◆講 師:今屋健先生
◆開催日:2025年7月26日 (土) 17:30 – 20:30
概要
臨床上、ACL再建術後や半月板縫合・切除術後のリハビリテーションをすすめるうえで、エクササイズやトレーニングを導入する時期や種目、強度などで悩むことは非常に多いと思います。それは、同じ疾患の術後でも経過には個人差がみられるからです。このため、順調に経過している症例であれば問題ないのですが、痛みや腫れなどでプロトコール通りに進んでいかない症例への対処に難渋するのではないかと思われます。
また、臨床において、多くの先行研究や動物実験などに基づく理論で設定された標準的プログラムを参考にしている病院や施設が多いようです。これに関しては否定しませんが、それだけでは不十分のように思います。なぜなら、この標準的プログラムを理論ベースに臨床経験をベースをプラスしたリハビリテーションでなければ、プロトコールから逸脱した症例に対応することが不可能となるからです。
本セミナーではACL損傷後を中心に、私の考える理論をベースに、臨床経験を加味したリハビリテーションを説明したいと思います。当日は、みなさんの臨床のお悩みなどにもお答えできればと思います。よろしくお願いいたします。
「ジョギングを導入する時期は?」
「強度の高いトレーニングに移行するための条件は?」
「この種目では再建靭帯は緩まないのか?」
応募はこちらから
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https://seminar.ugoitalab.com/event/20250726z/
その他の園部企画の講演・セミナー
※新型コロナウイルスの影響により、現在会場セミナーは中止しております。
Zoomセミナーは詳細が決まり次第、掲載していきます。
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