カテゴリー:臨床日記
今回はこの本から抜粋して、お話をさせていただきます。私の施設「コンディション・ラボ」には、全国から足底部痛を有する患者がたくさん来院します。その中でも特に多い診断名として、足底筋膜炎が挙げられます。足底筋膜炎…
いつも言っていることですが、運動器疾患を診る臨床家とって最初に獲得すべきスキルは「可動域・柔軟性の評価と治療」です。特に膝関節においては伸展制限の改善が重要ではありますが、術後などのケースでは屈曲制限の改善も同様に必要になります。&…
医師も含め、 ほとんどの医療者は「椎間関節性の腰痛は伸展で痛みが出る、椎間板性の腰痛は屈曲で痛みが出る」と考えています。しかし、この考えは合っていません。なぜならば、実際には、どちらの病態も、伸展痛も屈曲痛も出るから…
皆さんの臨床で高齢女性の足を見てみると、扁平足のことが非常に多いですよね?これって疑問に思いませんか?そこで今回は、私が考える高齢女性の足に扁平足が多い理由について解説したいと思います。加齢に…
前回のブログでは、椎間板ヘルニアの急性期に痛みが出るメカニズムを3つに分けてお話しました。椎間板ヘルニアの多くは、発症後、数週~数ヶ月で良好な経過をたどると言われています。しかし痛みが慢性化する例もあります。今回…
椎間板ヘルニアは腰部疾患では非常に多い病態だと思われます。私たちは、この疾患が椎間板から髄核が飛び出て神経根を圧迫するから痛みを生じると解釈しています。しかし、よく考えると、MRI上で椎間板ヘルニアを確認できたとして…
鵞足の痛みは、スポーツで多い印象があるかも知れません。しかし、実際はスポーツをしていない若年者でも、また、高齢者でもよくある痛みなんです。しかし、なぜ、スポーツ以外でそれほど聞かいないかと言うと、評価方法を知らないか…
以前のブログで、殿部後方位で歩く原因についてお伝えしました。https://youtu.be/yhXWgKMs9dg私たちの臨床では、 原因を見つけ、その原因にアプローチをすることが重要です。ただし・・・、こ…
私たちの臨床では、下の写真のように臀部を後方位にした歩行というのはあまりにも多く見受けます。例えば、片麻痺患者、下肢の運動器疾患の術後、疼痛を伴った腰部疾患など、 よく考えたら、私たちセラピストが診る多くの破行は、殿部を…
私は変形性膝関節症患者の痛みの原因組織として、主に5つの組織が多いと考えています。その5つの組織とは、、、・膝蓋下脂肪体・半膜様筋・内側関節裂隙部の関節包・後外側支持機構・鵞足 …