何から学べばよいのか?
8月が終わりました。
園部家の夏は、なるべく子供達と過ごせるようスケジュールを調整しています。
先日娘と二人で銭湯に行ってきました。
娘と銭湯に入れる期間って
よく考えたらめちゃくちゃ短いと気づき
こうした時間をもっと大切にしようと思います。(^-^)
さて、私が講演している時によく質問されることがあります。
それは…
「(良い臨床家になるために)何から学べば良いですか?」という質問です。
結論から言いましょう。
それは、成功者から学ぶことです。
良い臨床家になるためには、まず何から学べば良いのか…
これにはたくさんの答えが存在します。
ただ、私が1番手っ取り早いと思う方法は、
成功者から学ぶということです。
成功者には大きく2つのタイプが存在します。
まず、1つ目のタイプは、天才タイプの成功者です。
天才タイプとは0から1を作れるタイプの人間です。
我々の業界では入谷誠先生、鈴木俊明先生、廣戸総一先生、成田崇矢先生がこのタイプに当たる私は個人的に感じます。
そして、もう1つのタイプは、イノベーションタイプの成功者です。
このタイプは、天才が作った1を発展させ、自分のものにしていくタイプの人間です。
いわゆる「守破離」のタイプです。
誤解のないように言っておくと、どちらのタイプの方がすごいというわけではありません。
私は、たくさんの分野の社長と話す機会がありますが、どの分野でも成功者には、この2つのタイプに分類されるようです。
そして、天才タイプはこの世に1%も存在していないと思われます。
だから、私が推奨している成功者から学ぶ方法は…
自分自身が天才タイプを目指すのではなく、
まずはこうしたタイプの成功者から学び、
そして徹底的に成功者の思考に触れることで、
イノベーションタイプに成長していくという方法です。
さて、ここで1つ疑問が起こりましたね(^-^)
そう、臨床家における成功者の定義です。
この答えは単純で、
実際に患者をよくしている人
が、少なくとも我々の業界の成功者と私は考えています。
ここで重要なことは
有名かどうかはそれほど意味がない
ということです。
なぜなら・・・どんなに有名でも、
その人が患者をよくできないなら、
少なくとも治療に関することを学ぶ意味があまりないからです。
私は実際に目の前の患者よくできないのに、
治療のことを講演したり、
治療のことを書籍にしたりするのは
あまりよいことだと思っていないんです。
だから、私たちが運営する
動きと痛みLabや
運動と医学の出版社では、
売れるかどうかに焦点を置いていません。
実際に患者をよくする医療を行っている
ということだけに焦点を置いています。
だって…
どんなに有名でも、
どんなに知識があっても、
どんなに講演が素晴らしくても、
その人自身ができないことを学んでも、できるはずがないからです。
例えば、あなたがスキーを上手くなりたいと思ったときに、
スキーの腕前は、緩斜面もまともに滑れないほど下手だけど、
理論はめちゃめちゃよく知っている人に学びたいですか??
そうは思わないはずです。
それと同じではないでしょうか。
でも、その人が「本当に患者をよくしているか」どうかを、
若い療法士が判断することって
なかなか難しいですよね?
だから、
本物の成功者だけを私が選んで、
本当に現場で役立つ知識と技術だけを伝えて行こうと思っています。
最近は、臨床で大した結果も出せないにも関わらず、
理論武装だけで、どうどうと講演している講師が多いし、
そんなの講師を集客がよいからという理由だけで招いている団体が多いなと感じます!
是非、成功者から学んで
あなたの成長を加速させてください(^-^)
皆さんが良い臨床家になれるよう私ももっともっと成長して参ります(^_^)
追伸
先日、赤羽根先生の股関節の実技セミナーに参加しました。
改めて、すごい!と思いました。
私にはマネのできない素晴らしい技術です。(^_^;)
推薦セミナー
LIVEセミナー/ZOOM【財前知典先生】イチから始める歩行分析 〜財前知典が考える歩行の診方と変化の出し方
◆講 師:財前知典先生
◆開催日:2023年10月1日(日) 10:00~13:00
概要
歩行分析で大切な事は正常歩行との比較に終わらないことです。
もちろん正常歩行を知っておく事は大切ですが、正常歩行に近づけるような運動療法では思うように結果が出ない事も事実です。
例えば歩行時立脚後期に股関節伸展が出現しない患者様に股関節伸展運動やROMexerciseを行っても歩行時の股関節伸展運動に反映されないということも経験するかと思います。
そのときに必要なことは「歩行時に股関節伸展が出現しないのはなぜか?」という臨床推論を多く持つことです。歩行で考えると股関節伸展運動が減少するのは股関節伸展を制限する軟部組織の滑走不全も考えらますが、股関節屈筋群が活動しないことによる安定性の低下によって結果として股関節伸展運動が減少することも考えられます。歩行の基礎を理解するとこのように臨床推論の引き出しが多くなります。
本セミナーでは歩行の基礎から臨床での展開方法までをお伝えいたします。
【セミナー内容】
・歩行分析の基礎知識(歩行分析とは何か?歩行分析の特徴と意義)
・歩行の診かた(歩行分析のポイント)
・歩行の変化出しかた
応募はこちらから
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https://seminar.ugoitalab.com/event/20231001z/
LIVEセミナー/ZOOM【赤羽根良和先生】赤羽根先生はFasciaが由来する痛みと痺れをこう改善する-上肢編-
◆講 師:赤羽根良和先生
◆開催日:2023年10月14日(土) 17:30~20:30
概要
<セミナー内容>
近年、運動器の治療においてFascia(筋膜)と神経の重要性がますます高まっています。
本セミナーでは、その関係性に焦点を当てながら、私の考えるFasciaと神経の評価とアプローチについてご紹介いたします!
神経の滑走障害が疼痛の原因となるケースは多く、臨床経験からもその重要性が浮き彫りになっています。
そこで、このセミナーでは、上肢Fasciaと神経周膜・血管周囲の滑走性について、具体的な事例とともにご説明します。
さらに、解剖学的な内容を視覚的に理解するために図を用いて説明し、実際の運動療法との関連性にも触れます。
このセミナーを通じて、Fasciaと神経の滑走障害が疼痛に与える影響について新たな気づきを得ることができます。
そして、その知識を武器に、より多様な治療選択肢を手に入れることでしょう。
これからは、疼痛の評価において神経の滑走障害を見落とすことのないよう、より高度な理学療法を展開していくことが可能になります。
これまでのアプローチにとらわれず、Fascia・神経の滑走障害を含めた包括的な治療を取り入れてみませんか?
刻々と進化する医療の世界において、新たな知識を身につけることは必須です。
是非、本セミナーで理学療法士としてのスキルを高めてみてください。
また11月にも、下肢編を行います。
【赤羽根良和先生】赤羽根先生はFasciaが由来する痛みと痺れをこう改善する-下肢編-(LIVEセミナー/ZOOM)
【セミナーの到達目標】
•上肢のFascia(筋膜)と神経の理論背景を理解できる
•上肢のFasciaと神経の解剖学を学ぶことできる
•上肢のFasciaと神経の評価と治療を学ぶことできる
応募はこちらから
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https://seminar.ugoitalab.com/event/20231014z/
LIVEセミナー/ZOOM【豊田和典先生】整形外科疾患と跛行~症例を通して下肢関節機能障害の歩行への影響と運動療法を考える~
◆講 師:豊田和典先生
◆開催日:2023年10月22日(日) 10:00~13:00
概要
変形性疾患や外傷後に跛行を生じる例は多く、その原因は身体構造上の問題、疼痛の問題、神経の問題、筋の問題、血行の問題など様々である。
跛行は歩行エネルギーの非効率化や二次性疼痛発生、隣接関節等への負担増加などを引き起こすため、歩行能力向上のためには跛行の改善が必要である。
本研修では整形外科疾患の症例(主に術後の症例になります)を通して、跛行の特徴や観察すべきポイント、問題点の抽出とそれを改善するための運動療法を学んでいきたいと思います。
【セミナー内容】
1.跛行を引き起こす原因とその影響について
2.各整形外科疾患で生じることが多い跛行と観察すべきポイントについて
3.跛行を引き起こす原因とそれに対する運動療法について
【到達目標】
1.各整形外科疾患で生じる跛行の特徴を理解すること 2.跛行を引き起こす原因とそれに対する運動療法を理解すること
応募はこちらから
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https://seminar.ugoitalab.com/event/20231022z/
LIVEセミナー/ZOOM【中村尚人先生】比較解剖学の視点、アフォーダンス理論について
◆講 師:中村尚人先生
◆開催日:2023年10月29日(日) 10:00~13:00
概要
私たちの体は長い進化の中で形作られました。
医学教育の中で、解剖学を通して体の特徴を学びますが、なぜ今の形状になっているのかの意義について学ぶ機会はありません。
比較解剖学は、ヒトとそれ以外の動物との骨格などを比較することで、ヒトの特徴やその形状の意義を導き出してくれます。
アフォーダンス理論は1950年代に認知心理学者のギブソンによって提唱された概念で、環境などの外の刺激が人間の行動を決定しているという主客反転のユニークな視点を持っています。進化から考えると、今存在している生物は環境適応で選択されたものですから、環境の要因が主であるというのも頷けます。
【セミナー内容】
類人猿を中心とした人類との比較解剖学から、ヒトの機能や骨格的な特徴を見ていきます。アフォーダンスに関しては、社会の環境や自宅の環境が身体に及ぼす影響を見ていきたいと思います。
【到達目標】
・比較解剖学に基づいたヒトの機能の優先順位を理解する。
・ヒトとはどのような動物なのかを理解する。
・アフォーダンス理論から環境が身体に与える影響を理解する。
・患者さんの背景として環境を確認する必要性を理解する。
・問診として何を確認するかを学ぶ。
応募はこちらから
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https://seminar.ugoitalab.com/event/20231029z/
会員無料LIVEイベント/ZOOM【土屋元明先生】デイサービス・訪問リハビリの若手セラピストに伝えたい現場で活かす臨床思考と介入のクリニカルヒント
◆講 師:土屋元明先生
◆開催日:2023年11月4日(土) 19:00~20:30
概要
<セミナー内容>
デイサービスや訪問リハビリの現場で働くセラピストの悩みは、病院やクリニックで働くセラピストとは少し違います。
例えば…
・介護保険の現場は、対象者の情報をすぐに得ることが難しく、疾患も多岐に渡るため、どう介入して良いか悩む。
・認知機能や意欲の問題もあって、運動機会や頻度を増やすことができず介入方法に困っても、相談できる相手がいない。
・研修制度やそのシステム効率が悪く、効果的に学ぶことができない。
といった悩みが挙げられます。こうした悩みによって、自分が本当に成長できているか不安になっていませんか?
そして、「様々な手法で介入」していたはずなのに、いつの間にか「ルーチン化」になっていませんか?
ルーチン化することは大切ですし、効率も高まるのですが、それで本当に良いのでしょうか?
そこで今回、デイサービス・訪問リハビリの立ち上げから、現場指導までこなしている元明先輩から、こうした悩みを解決するためのクリニカルヒントについて講演をしていただきます。元明先輩がどういった思考過程でサービスを提供し、スタッフと働いているのかを知ったり、具体的にどう介入しているのかを知ったりすることで、悩みを解決するヒントを得て下さい。
〜元明先輩より〜
皆さんが抱えている悩みは、私も抱えていたり、現在も抱えている内容が多いと思います。
大切なのはこうした悩みに対して、他のセラピストはどうしているかを知り、自分ならどうするかを考えることだと思います。
だからこそ、今回の講演のテーマは「KPO」です!!
KPOとは、勝手にパクってオリジナルの略です。
デイサービスの立ち上げや訪問リハの立ち上げ依頼を受け、介護保険下のセラピスト指導を行ってきた私の考えを聞いて、良いと思ったものは勝手にパクってください。
そして、実践しながら自分のオリジナルにしてください。
皆様にお会いできること、楽しみにしております。
応募はこちらから
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https://seminar.ugoitalab.com/event/20231104e/
その他の園部企画の講演・セミナー
※新型コロナウイルスの影響により、現在会場セミナーは中止しております。
Zoomセミナーは詳細が決まり次第、掲載していきます。
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