研究会の2つの体幹実技講演

「臨床家のための運動器研究会の第1回学術集会」の一般参加の応募を開始しました。
詳細を下記のURLでご覧ください。
http://undouki.com/gakujutsu/gakujutsu-2017-1st/
さて、今回は2人の臨床家を紹介させてください。
先日、臨床家のための運動器研究会の「12月10日(体幹・上肢の運動連鎖と理学療法の展開:財前知典先生)」と「12月17日(体幹機能の運動療法:中村尚人先生)」の2つの体幹に関する実技講演を行いました。
この2つの講演は、正直言って、私にとって想定外の収穫がありました(^_^)
「体幹・上肢の運動連鎖と理学療法の展開」を講演頂いた財前知典先生は、広尾整形外科の副院長であり、私と同じ入谷式足底板のインストラクターでもあります。
講演の内容は驚きを隠せないものがいくつもありました。例えば、「呼吸を変化させる方法」「入谷式カウンター理論の応用方法」「下顎・上顎の考え方」「動作の見方」などについては、具体的な方法だけでなく、財前先生なりの試行錯誤の「経緯」がとてもとても参考になりました。
また、動作を変化させる技術も本物でした(動作の変化が良好なものか、ただ変化しただけか、私の目はごまかされませんので、、、(^_^))。
実際に、講演で話して頂いたいろいろな技術を臨床で試してみましたが、とても役立つものがいくつもありました。
特に、上顎の動かし方は、先日紹介した日本代表のサッカー選手もその変化を感じていました。また、その後に来たリオオリンピックの陸上の選手もはっきり感じていました。
今後、自分の中に取り入れていき、さらに良い反応が出るように私なりの応用と展開をしていきたいと思っています。
「体幹機能の運動療法」を講演頂いた中村尚人先生は、理学療法士でありながら、ピラティスやヨガのインストラクターであり、自分で起業し、人の健康維持に広く貢献している先生です。またそれだけではなく、噛み合わせや合気道、人類学など様々な分野に精通しているのに驚きました。発想がとにかく異端児です!
特に、人類学についてはおそらくリハ業界の中で最も精通している先生だと思います。例えば、「胸骨が何故、2つに分かれているのか」「肋骨の形が猿、類人猿、人で、どうして違いがあるのか」「頸椎の棘突起が動物によってどうして違うのか」など、動物の形態を紐解く思想と、それを臨床で応用する考え方が、とても参考になりました。
また、中村先生の荷重位におけるニュートラルの考え方は、この業界の普遍の定理として誰にも必要な考え方だと感じました。
中村先生とは、講演が終了した4時半ぐらいから7時くらいまで、二人で全くいとまがないほど熱く語り合ってしまいました。彼の思想には、とても共感しましたし、とても刺激を受けることができました。
財前先生も中村先生も、まだ30代の理学療法士ですが、とても尊敬できる存在だと感じました。
こんなに若い理学療法士でこれだけの考え方や、展開ができる人がいるのですから、私もまだまだ頑張らないといけないなと、強く刺激を受けた12月の2つの体幹実技講演でした。
下記は、先日足底板を作成したJリーグの選手です。長崎から来ていただきましたが、とても喜んでいただきました(^_^)
実は、先日紹介した日本代表の小林 悠 選手と、幼稚園から大学まで一緒にサッカーをしてきた親友の仲らしいです。
そんなに長きにわたって、お互いをよく知る関係の親友がいるって・・・うらやましいほどすごいことだなと感じました。
本人の許可をいただいたので写真を掲載します。

また、以下は研究会の講演予定です。是非ご覧ください。
脳卒中片麻痺の観察による臨床歩行分析~分析のための基本と治療への展開~
日時:平成29年1月14日(土)東京都新宿区
<園部のコメント>
今回は弓岡光徳先生をお招きし、「脳卒中片麻痺の歩行分析」をテーマに講演頂きます。
いろいろな先生の歩行を考え方や分析の方法を理解し、治療アプローチまでを考える事は日々の臨床において極めて重要です。
講師の弓岡先生は「ペリー歩行分析 正常歩行と異常歩行 医歯薬出版」の翻訳者の一人であり、歩行の力学に最も精通している一人です。
当研究会自信を持って推奨できる講演です。是非、ご参加下さい。
先着順にて応募受付中とさせて頂きます。あらかじめご了承下さい。
→http://undouki.com/2016/10/cvawalkyumioka/
変形性膝関節症の理学療法(山田英司先生)
日時:平成29年2月11日(土)東京
<園部からの推薦文>
変形性ひざ関節症は、理学療法士において最も基盤となり、そして最も数多く見る疾患の1つです。
それを踏まえ、私の知人に、「膝OAで1番わかりやすく知識と技術を使い伝えられる療法士は誰ですか?」という問いに対して、それは「山田英司先生だと思います」という回答を得ました。これがこの講演を企画した最も大きな経緯です。山田英司先生は、理学療法列伝の第1号を執筆した逸材であり、今後最も注目される理学療法士の1人です。私自身、その考え方や実際の力を見せていただくことをとても楽しみにしています。ぜひご参加ください。
応募はこちらから
→ http://undouki.com/2016/10/kneeyamada001/
【岡本光司先生】腰殿部痛に潜む坐骨神経障害の病態と治療アプローチ〜神経根障害と末梢性の見極めから実践的介入まで〜」(LIVEセミナー/ZOOM)
◆講 師:岡本光司先生
◆開催日:2026年1月25日(日) 10:00~12:00
概要
「いわゆる坐骨神経痛」といえば、梨状筋よりも末梢の病態—そう考える人が多いのではないで
しょうか。しかし、梨状筋より末梢の組織に対して理学療法を行ってみても、一時的に改善を認
めるも症状が再発する症例を多く経験します。それでは「なぜ、痛みが元に戻るのか?」
「何か大切なことを見逃しているのではないか?」この原因を探るため、筋力評価を軸とした
理学的所見をとってみると、L5、S1神経根障害を示唆する所見をしばしば認めました。
今回、実践しているL5、S1神経根障害の捉え方やその他の疾患の鑑別方法や神経根障害の改善が見られたその先の評価および治療戦略をすべてご紹介します。
【この講演でマスターして欲しいポイントは・・・】
3月に実技を行うので今回はその理論と基礎となります。
ズバリ、「理学的所見の本質を理解する」です。理学的所見は病態を教えてくれます。
「いわゆる坐骨神経痛」の病態を炙り出すと、やるべき理学療法がおのずと選択されるのです。
あなたの理学療法の内容が180°激変します
【受講することで得られること】
坐骨神経障害の真の病態と治療戦略を理解することができる
・臨床現場で迷わない鑑別思考の習慣化
・見落とされやすい「隠れ病態」の発見方法
・評価から介入まで一貫した流れを構築できる
・従来の治療で改善しなかった症例への新しい切り口となる
応募はこちらから
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https://pro.ugoitalab.com/products/20260125z/
【赤羽根良和先生】治療を変える“視点”が見つかる!臨床に多い腰痛の見方と運動療法(LIVEセミナー/ZOOM)
◆講 師:赤羽根良和先生
◆開催日:2026年1月31日(土) 17:30~20:30
概要
臨床に多い腰痛
― 現場で出会う“ありふれた腰痛”を、構造と機能から本質的に読み解く ―
「よくある腰痛」だからこそ、難しい。
臨床で最も多く出会う症状 ― 腰痛。
それは“誰でも扱うテーマ”でありながら、
なぜ痛みが取れないのか、再発するのか、改善が続かないのか
多くのセラピストが悩み続ける分野でもあります。
赤羽根先生は、そんな「臨床に多い腰痛」を
筋・関節・神経・呼吸・姿勢制御の全ての視点から再構築。
「結局、何をどう診て、どこを治すのか?」を
実践的・構造的に整理してくれる180分です。
💡 このセミナーで学べること
✅ 1. “臨床に多い腰痛”をタイプ別に整理する
- 椎間関節性/椎間板性/筋・筋膜性など、よく出会う腰痛の臨床像を比較
- 疼痛の発生源をどう推定するか、臨床で使える判断基準を提示
- 「画像ではわからない腰痛」の特徴を理解する
✅ 2. 多裂筋・胸腰筋膜・横隔膜の働きを読み解く
- 多裂筋が“働いていない”腰痛の見抜き方
- 胸腰筋膜・体幹深層筋・横隔膜の連携が崩れるメカニズム
- 呼吸・安定性・姿勢制御を組み合わせた運動療法戦略
✅ 3. 動作と安定性から考える腰痛のアプローチ
- 屈曲・伸展・回旋など、動作別に異なる疼痛発生パターン
- 椎間関節や筋膜の障害を見極め、介入まで
- 股関節・体幹・骨盤の連動を整える運動療法
✅ 4. “動き”で診て、“動き”で治す臨床へ
- 「静的姿勢」ではなく“動作中の腰椎挙動”を読み取る視点
- 運動制御の破綻を整える動作修正のエクササイズ
- 明日から使える、赤羽根先生の“評価→治療”思考プロセスを公開
🎯 こんな方におすすめ
- 「腰痛は診ているけど、評価が曖昧になりがち」な方
- どの組織が痛みの原因なのか、自信を持って説明できない方
- 多裂筋・体幹・呼吸を活かした機能的治療を学びたい方
- 日常的に腰痛患者を担当している全てのセラピストへ
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https://pro.ugoitalab.com/products/20260131z/
【吉尾雅春先生】脳卒中における体幹機能障害を解剖×神経学的視点から考察する 〜原因の特定とクリニカルリーズニングの重要性〜(LIVEセミナー/ZOOM)
◆講 師:吉尾雅春先生
◆開催日:2026年02月01日(日) 9:00~12:00
概要
1.そもそも体幹とは?
2.起居動作における体幹機能
3.直立二足動物としてのヒトの体幹
4.ヒトの姿勢制御と体幹
5.ヒトの歩行と体幹
以上のことに触れながら脳卒中者の体幹機能障害について考えてみましょう。
応募はこちらから
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【赤羽根良和先生】再発予防から機能回復まで!骨粗鬆症性脊椎圧迫骨折の病態理解と運動療法(LIVEセミナー/ZOOM)
◆講 師:赤羽根良和先生
◆開催日:2026年02月07日(土) 17:30~20:30
概要
骨粗鬆症性脊椎圧迫骨折の病態理解と運動療法
― 姿勢変化・力学的負荷・骨癒合過程を再考する ―
「骨折後の後弯、なぜ止まらない?」
高齢者の転倒をきっかけに発症する骨粗鬆症性脊椎圧迫骨折。 受傷後の疼痛や変形が軽快しないまま時間だけが経過する――。 その背景には、骨の脆弱化だけでなく、姿勢変化と力学的負荷の連鎖が潜んでいます。
この「骨折後の後弯進行」「偽関節化」「再骨折」のメカニズムを、 解剖・バイオメカニクス・運動療法の観点から徹底的に解析。 単なる保存療法では届かない、構造を守るための運動療法を提案します。
本セミナーで学べること
1. 骨粗鬆症性圧迫骨折の構造的理解
・椎体圧潰と椎間関節ロッキングの発生機序
・「剛性」「しなり」などから考える“安定した骨”とは
・椎体前方応力と胸腰椎後弯の力学的関係
・重心前方化/後方化モデルによる筋緊張と椎体負荷の違い
・骨粗鬆症性脊椎圧迫骨折
「上半身重心のズレが、骨折部の応力集中を生む」 ― 臨床では見えない“力学的破綻”をモデル解析で可視化。
2. 後弯変形が進行する理由をバイオメカニクスで解く
・圧潰変形が隣接椎体に及ぼす応力分布の変化
・腰仙椎前弯の減少が再骨折リスクを高めるメカニズム
・「平背」「亀背」など弯曲パターン別の運動療法戦略
・背筋・腸腰筋・体幹伸展力の低下と後弯の悪循環 骨粗鬆症性脊椎圧迫骨折
“姿勢の崩れ”は“力学の崩れ”。
姿勢評価こそが、圧迫骨折の再発予防の出発点になる。
3. 骨癒合過程と早期運動療法の最適化
・早期運動療法の可否をめぐる議論と最新エビデンス
・腹臥位伸展運動が禁忌となる理由とその代替戦略
・装具固定下での体幹伸展筋・腸腰筋トレーニング法
・圧潰率・後弯角を抑制するためのエクササイズ設計
・骨粗鬆症性脊椎圧迫骨折
「寝かせすぎず、動かしすぎず。」 ― 骨癒合を守る“安全限界下の運動”を学ぶ。
4. 姿勢とQOLの関係を理解する
・背筋力・腰椎可動域・後弯角とQOLの相関
・後弯変形が日常生活動作(ADL)に及ぼす影響
・疼痛軽減を先行させたリハビリテーション戦略
骨を守ることは、生活を守ること。
「痛みを減らす」ことが「動きを取り戻す」第一歩となる。
【こんな方におすすめ】
・圧迫骨折後の姿勢変化や疼痛残存に悩むセラピスト
・骨癒合を促進し、後弯進行を抑制するリハ戦略を学びたい方
・装具管理+運動療法の実際を知りたい方
・骨粗鬆症患者への安全な動作指導を身につけたい方
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https://pro.ugoitalab.com/products/20260207z/
【河重俊一郎先生】頚部と腰部、非特異的痛みをどう診るか?― “評価しても原因が見えない”痛みに向き合う臨床推論と介入の実践 ―(LIVEセミナー/ZOOM)
◆講 師:河重俊一郎先生
◆開催日:2026年02月15日(日) 9:00~12:00
概要
【講師概要】
頚部痛や腰痛は臨床での遭遇率が非常に高い症候であり、その原因は椎間板や椎間関節、筋筋膜由来のトラブルまで、多岐にわたります。近年では、従来からの生物学的な問題と並び、精神心理学的・社会的な要因の関連も指摘されており、障害予防や産業分野など多くの領域をまたぐ課題として研究が進められています。
多くの研究者の苦心によって慢性の頚部痛・腰痛に対する理解は大いに進みましたが、反面その介入についてはある意味で複雑さを増しており、学ぶほどに「何をしたらいいのか」がわかりにくくなっているように思います。本セミナーでは、「何をしたらいいのか」を導き出す一助となるよう、各種エビデンスとの折り合い方、介入のベースとなる考え、臨床展開の例などをお話しします。
応募はこちらから
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https://pro.ugoitalab.com/products/20260215z/
【坂雅之先生】凍結肩の理学療法 ビギナー編 基礎から学ぶ評価とアプローチ 〜外旋・結帯制限の評価と治療法の選択〜(LIVEセミナー/ZOOM)
◆講 師:坂雅之先生
◆開催日:2026年02月22日(日) 10:00~13:00
概要
凍結肩は臨床現場で頻繁に遭遇する一方、その病態の理解や適切な治療戦略の立案が難しい疾患の一つです。本講義では、凍結肩の理学療法に初めて本格的に取り組む方、または基礎を整理し直したい臨床家を対象に、凍結肩の臨床像から評価・治療の基本までをわかりやすく解説します。
前半の講義では、凍結肩の病態や自然経過、病期分類、画像所見などを整理します。患者を実際に担当する前に臨床像を具体的にイメージし、カルテや問診から必要な情報を的確に読み取れるようになることを目標とします。
後半の講義では、凍結肩患者の臨床評価と治療を取り上げます。関節可動域制限、特に外旋制限や結帯動作制限に焦点を当て、評価によって抽出された制限因子をもとに、どの治療法(徒手療法・運動療法など)を選択すべきかを具体的に学びます。
凍結肩の臨床推論を基礎から体系的に整理し、翌日の臨床に直結する知識と実践力を養いたい理学療法士にお薦めしたい内容です。
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https://pro.ugoitalab.com/products/20260222z/
【永井聡先生】外来整形外科で多い股関節障害に対する評価と運動療法〜影響発生源をどのように特定して治療するか?隣接関節からの影響編〜(LIVEセミナー/ZOOM)
◆講 師:永井聡先生
◆開催日:2026年02月28日(土) 18:00~19:30
概要
股関節だけを診ていて、なぜ治らないのか?
外来整形外科で股関節痛を訴える患者は非常に多く、変形性股関節症を中心に日常的に対応している疾患のひとつです。
しかし臨床では、股関節そのものにアプローチしているにもかかわらず、痛みが残る、歩容が改善しない、あるいは腰痛や膝痛、足部痛といった別の症状が前面に出てくるケースを数多く経験します。
それは、股関節障害が「股関節単独の問題」ではないからです。
実際には、腰椎、膝関節、足部といった隣接関節との相互作用の中で、痛みや機能障害が形成されています。
隣接関節が生み出す“もう一つの原因”
資料でも示されているように、変形性股関節症の症例では、肩関節痛、腰痛、膝関節痛など、股関節以外の部位に疼痛を認めるケースが少なくありません。
反対側の膝痛、脚長差に起因する腰痛、骨盤前傾による腰椎すべり症、hip spine syndrome、足部変形による痛みなど、症状は全身に波及します。
このような症例に対して、股関節だけを評価・治療しても、症状の本質には届きません。
必要なのは、「どこが悪いか」ではなく、「どこから影響が発生しているのか」を見極める視点です。
マルアライメントという考え方
本セミナーの大きな軸となるのが、マルアライメントの視点です。
骨盤の前後傾、大腿骨の前捻角、膝の内外反、下腿や足部の配列。
これらは個別に存在するのではなく、連鎖的に影響し合いながら、姿勢や歩容、関節負荷を決定します。
どこで「ねじれ」が生じているのか。
大腿骨頚部だけなのか、それとも大腿骨全体、さらには遠位関節まで影響しているのか。
この視点を持つことで、なぜその患者がその歩き方になるのか、なぜその部位が痛むのかを説明できるようになります。
保存療法の限界をどう見極めるか
隣接関節障害による痛みは、手術適応を考慮する重要なサインになることもあります。
一方で、筋力低下や可動域制限、隣接関節由来の機能障害は、時間をかけた運動療法によって改善が期待できる領域でもあります。
本セミナーでは、
どの症状が保存療法で改善を目指せるのか、
どこからが保存療法の限界なのか、
その判断を臨床でどう行うかについて、具体的な症例とともに整理します。
歩容を変えるための評価と運動療法
多くの患者が強く希望するのが「歩きやすくなりたい」という訴えです。
跛行の背景には、疼痛、筋力低下、変形、可動域制限、脚長差など、複数の要因が絡みます。
本講義では、
触診による評価、
股関節周囲筋や深層回旋筋、腸腰筋へのアプローチ、
体幹・骨盤・下肢をつないだ運動療法、
荷重位での筋収縮学習や歩行に直結するエクササイズまで、
「歩容改善」に向けた一連の流れを実践的に解説します。
THA後も残る違和感にどう向き合うか
人工股関節置換術後であっても、膝のアライメントや脊柱の問題によって、歩容や違和感が改善しない症例は少なくありません。
本セミナーでは、THA後症例を通して、なぜ手術をしても症状が残るのか、
どこを評価し、どのように運動療法を組み立てるべきかを具体的に考えていきます。
このセミナーで得られること
股関節痛を、股関節だけで完結させない評価の視点が身につきます。
隣接関節やアライメントを含めた臨床推論が整理されます。
保存療法で何をどこまで狙うのか、その判断軸が明確になります。
歩容改善に直結する運動療法を、理論と実践の両面から理解できます。
股関節障害を「全身の問題」として診るために
本セミナーは、股関節障害を局所の問題として捉える臨床から一歩踏み出し、
隣接関節・姿勢・動作を含めた全体像として診るための実践的な学びの場です。
「なぜこの痛みが出ているのか」
「なぜこの歩き方になるのか」
その問いに、臨床で自信を持って答えられるようになることを目指します。
【講師概要】
整形クリニックに来院する股関節疾患の患者の多くは、変形性股関節症やFAIによる症状がメインになります。
その症例の股関節痛や跛行の原因は、隣接関節からの影響も多く、身体全体を診て評価する事が重要です。
股関節周囲の触診技術、股関節解剖・運動学の知識と技術を習得はもちろん、歩行分析・動作分析から愁訴の改善のための原因を探求します。
整形外科疾患の疼痛や愁訴の改善には、単関節のみのアプローチでは改善できない事も多く、今回股関節からの介入を通じて隣接関節との関連を分析考察していく過程を学んでいきます。
応募はこちらから
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https://pro.ugoitalab.com/products/20260228z/
【赤羽根良和先生】臨床に多い腰背部機能障害の評価と運動療法 ~脊柱管狭窄症・サルコペニアを中心に~(LIVEセミナー/ZOOM)
◆講 師:赤羽根良和先生
◆開催日:2026年3月14日(土) 17:30~20:30
概要
臨床に多い腰背部機能障害の評価と運動療法
― 脊柱管狭窄症・サルコペニアを中心に、“高齢者の腰痛を本質から変える” ―
「高齢者の腰痛は、治らないのではなく“診る視点が足りないだけ”かもしれない」
高齢者の腰痛は、日常生活の中で「うまく付き合っていくしかない」と言われがちです。
けれど本当に大切なのは、痛みをその場でやり過ごす対症療法ではなく、「なぜ痛むのか」を捉える原因療法です。
ところが現場では、
脊柱管狭窄症、サルコペニア、脊柱後弯変形、変形性股・膝関節症などが絡み合い、
「結局どこを評価し、どこを狙って運動療法を組み立てるべきか」が曖昧になりやすい。
その結果、“とりあえず体操”“とりあえず筋トレ”の介入になってしまうことも少なくありません。
本セミナーは、そんな臨床の迷いを整理し、
高齢者の腰背部痛を「構造」「アライメント」「筋機能」「動作」から読み解く評価と運動療法の一本道を提示します。
講演概要
本講義では、高齢者に多い腰椎機能障害について、脊柱管狭窄症およびサルコペニアを中心に、臨床で再現可能な評価と運動療法の考え方を体系化して伝えます。
痛みの緩解だけでなく、ロコモティブシンドロームを抑止し、ADLの維持・向上につなげることをゴールに、隣接関節や脊柱矢状面アライメントの“連鎖”まで含めた治療戦略を再考します。
受講後には、症状の背景を構造と機能から推定し、患者ごとに最適な運動療法を組み立てられる臨床判断力を獲得することを目指します。
このセミナーで学べること
1. 「腰椎だけを診ない」評価の組み立て
腰椎は隣接関節の影響を強く受ける関節です。
膝や股関節、胸椎・胸郭、足関節の可動性の変化が、腰背部症状を軽減させるケースは臨床で何度も経験しているはずです。
本講義では、腰椎単独で病態を追うのではなく、「どの隣接関節の機能低下が腰部へ負荷を集めているか」を見抜く評価の視点を整理します。
2. 脊柱管狭窄症の病態と、運動療法の狙いどころ
脊柱管狭窄症は「狭いから痛い」という単純な話ではなく、
姿勢やアライメント、神経の緊張と弛緩のダイナミクスまで含めて評価する必要があります。
資料で扱われている馬尾の蛇行(RNR)や体位で変わる脊柱管の振る舞いは、
「どの姿勢・動作で症状が出るのか」を説明できる運動療法へ直結する重要知識です。
「過前弯・過後弯」「拘縮除去」「支持性・安定性の再獲得」など、
現場で迷いやすい介入の優先順位を、臨床に落とし込める形で整理します。
3. サルコペニアと腰痛の「見えない関係」を読み解く
高齢者腰痛では、多裂筋だけでなく四肢筋の萎縮や脂肪増加が痛みや回復遅延に影響することが示されています。
体幹筋・四肢筋量の低下が重心前方化や骨盤後傾、脊柱変形を生み、
結果として腰への負荷を増やす──この「全身としての腰痛機序」を理解することが、
漫然とした体幹トレから脱却する鍵になります。
4. 高齢者の脊柱後弯変形と、アライメント戦略
高齢者の後弯変形は、筋力低下・骨盤傾斜・股関節機能などの影響を受けて進行します。
重要なのは「ただ伸ばす」ことではなく、
「どのタイプの後弯で、どの筋機能をどう回復させればADLが上がるのか」を判定すること。
状面アライメントの特徴と代償の読み方を整理し、運動療法の狙いを明確にします。
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https://pro.ugoitalab.com/products/20260314z/
【松田現先生】“効く”腹筋・背筋の作り方〜松田現が提案する運動器疾患に活かすPNF体幹アプローチ〜(LIVEセミナー/ZOOM)
◆講 師:松田現先生
◆開催日:2026年3月21日(土) 18:00~21:00
概要
人間の身体の中心に体幹があるので、どんな動作・活動をしようとも体幹が無関係であるわけにはいきません。だとすると、運動器疾患における身体の各部位の痛みや機能障害には体幹が少なからず関わってくるはずです。
では、望ましい体幹の状態はどのような状態でしょうか?「弱いから強くする」「硬いから柔らかくする」では限界があります。
固有感覚に働きかけるPNFではまず、自分の思っている場所に身体があるのか、思った通りに動かせているのかに着目します。そしてもしそれができていないなら(大抵できていないのですが)それを修正する方法がPNFには沢山あります。
パターンを用いるのか、マット動作を用いるのか、歩行介入(坐位以上の介入)を用いるのか。。。
さらに、安定性をもたらすテクニックや、協調性をもたらすテクニックも同時に用います。
講演当日には徒手筋力計や必要であれば筋電計を用いて体幹を評価する方法を紹介し、“効く”体幹を作るためにどんな方法を用いるのか、具体的な方法を実技中心にお伝えします。
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【坂雅之先生】凍結肩の理学療法 マスター編 難治症例に対する評価とアプローチ 〜回復遅延因子の特定と対処法〜(LIVEセミナー/ZOOM)
◆講 師:坂雅之先生
◆開催日:2026年3月29日(日) 10:00~13:00
概要
病期や身体所見に応じた標準的な理学療法によって多くの凍結肩患者は回復に向かいますが、中には改善が遅れる症例も少なくありません。臨床的には、顕著な他動可動域制限が長期間残存する症例、他動可動域は回復しているにもかかわらず自動可動域が改善しない症例、あるいは病態解剖学的特徴と一致しない痛みを訴える症例などが該当します。
このような症例では、関節内の炎症や靱帯・関節包の線維化・肥厚といった構造的要因だけでなく、中枢性感作、身体知覚異常、運動制御不良など、より複雑な要因が関与している可能性があります。本講義では、標準的な理学療法に抵抗を示す凍結肩症例を対象に、回復を遅延させる要因を多角的に評価し、治療戦略を再構築するための臨床思考と実践を深めます。
前半の講義では、凍結肩患者に生じうる中枢性感作や身体知覚異常など、病期を超えて残存する痛みや可動域制限に関与する回復遅延因子について解説します。後半では、一般的な関節可動域検査に加えて実施すべき追加の身体検査や質問紙調査の活用法、さらに運動制御不良に対する徒手療法および運動療法の実践的アプローチを紹介します。
標準的な介入では改善が得られにくい症例に直面している中堅以上の理学療法士に向けて、評価の視点と臨床推論をアップデートし、治療の幅を広げるためのヒントを提供するセミナーにしたいと思っております。
応募はこちらから
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https://pro.ugoitalab.com/products/20260329z/
その他の園部企画の講演・セミナー
※新型コロナウイルスの影響により、現在会場セミナーは中止しております。
Zoomセミナーは詳細が決まり次第、掲載していきます。
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