最高の臨床家たちから私が得たもの
「臨床家のための運動器研究会」を立ち上げて約8年になります。
下記の写真に掲載した臨床家以外にも多くの素晴らしい臨床家と出会うことができました。
そして講演の内容はもちろん、その他にも直接お話しを聞かないと知り得ないような沢山の貴重な話をお聞きすることができました。
こうしたことが、今の私の財産になっています。
本当に感謝です!!
この研究会を立ち上げてから、私の臨床は本当に変わっていきました。
この研究会を始めた頃までの私は、入谷先生の背中だけを見て走ってきました。
入谷先生は世界最高峰の理学療法士だと今でも思っていますし、自分が独立して、さらにその凄さを痛感できる理学療法士です。
40歳までの私は入谷先生の考えだけにすべての答えがあり、それが臨床の全てであると考えていました。
実際に入谷先生自身は自身の治療概念の中で全てを網羅し、そして展開することができていました。
でも・・・、
ずっと入谷先生の背中だけを見てきたので、はっきり言えることがあります。
それは、一人の患者を診るとき・・・、入谷先生には見えていたけど、私には見えていないものがたくさんあるということです。
それは今でも同じだと思います。
だから・・・、
当時の私は常に臨床で悩んでいたし、突破口を見つけられない自分に対して、常に「情けない」という気持ちがありました。
でも「臨床家のための運動器研究会」を始めるようになって、本当に自分が変わっていきました。
まず初めに思った事は、こんなに狭い業界の中でも、こんなにすごい結果を出している療法士がたくさんいるということに驚きました。
そして、たくさんの臨床家の考え方を知ることによって、自分が今まで見えていなかったものが何であるかに気づかされたように思いました。
また、こうした素晴らしい臨床家が、各々全く違う考えを持って臨床を行っていることにも気づきました。
そしてもっと究極的なことを言えば、みんな全く違った考えや技術で治療を行っているにもかかわらず、「最終的に目標としていること」や、「最終的に行き着くところ」がとても似ていることが分かってきました。
そのことで、入谷先生には見えていて、私には見えていなかったことが何なのかも、少しずつ分かってきたように思います(まだまだ全然足りませんが(^_^;) )。
だから・・・、
本当の成長はこれからです。
この研究会をずっとやってきて、私が今想うことは、今行き着いた「自分の治療概念」の中で、たくさんの臨床家の考えを知り、そしてその臨床家の考えも、私の考えもお互い共有しあっていくことで、まだまだ私は成長できるという想いがあり、ワクワクとした気持ちでいっぱいです。
このワクワクを胸に・・・、「臨床家のための研究会」を、さらに発展させていき、そして私も・・・、コンディション・ラボも、さらにさらに成長していけるようなそんな関係をみなさんと作っていきたいと強く思っています。
そしてそのことがこのブログをご愛顧していただいている方々の成長につながっていけば、こんな嬉しいことはありません。
臨床家はいくつになっても成長できます(^_^)
追伸1
先日、久しぶりに休みがとれたので、はじめて家族で遊園地に行きました。
私はぐるぐる回る乗り物が苦手で、間違って乗ってしまった「ぐるぐる系の乗り物」で酔ってしまい、その後はもう何も乗れなくなってしまいました・・・、パスポート無駄ですね(^_^;) 。
でも・・・、
子供たちが本当に嬉しそうな顔で楽しんでいるのを見ていると、本当にとても心が和みました。
「無邪気!」って言葉は、このことを言うんだなと思いましたし、最近の私を振り返っても、忙しすぎて、自分も、家族に対しても、この言葉を感じることが少なくなっていたなと反省しております。
妻はジェットコースターが好きなので、「子供は私が見ているから、好きな乗り物にたくさん乗ってきな」というと、子供のようにジェットコースターを満喫しているようでした。
「家族」っていいですね・・・感謝!
追伸2
先日、佐賀県士会に呼ばれて講演を行ってきました。
佐賀ではたくさんおいしいものを食べました。
特にイカの活き作りは、佐賀ならではの美味しい食べ物の1つです。2日連続いただきました(^_^)。
全国各地、これからもたくさんの療法士と交流を持っていきたいと思っていますし、私の治療技術も少しずつ広めていきたいと思っております。
LIVEセミナー/ZOOM【尾崎純先生】肩痛・肩こりをSpine Dynamics療法から考える
◆講 師:尾崎純先生
◆開催日:2023年2月5日(日) 10:00~13:00
【肩痛・肩こりをSpineDynamics療法から考える】
【講演概要】
物事には必ず原因と結果が存在します。
例えば、「腰痛」を結果と捉えるならば、なぜそのような結果へ至ったのかという原因を追究しなければ、
結果=腰痛を変えることはできません。
Spine Dynamics療法は運動力学を基礎として、患部が形成されたプロセス(原因と結果)を推察します。
そして、腰痛ではなく、腰痛になる身体とその解決について、お話させて頂ければと思います。
【セミナー内容】
●前半
SpineDynamics療法の核となる全体論的臨床推論について解説します。
全体論から考えると、身体も物理の法則に従わなければならない物質です。
そして、従えない身体になってしまうことが痛みや障害といった結果に繋がり、腰痛に繋がることを理解いただけると治療法は自ずと導き出されます。
●後半
腰痛になる身体を解決するための一例をご紹介します。
また、原因から考えていくできれば、治療だけではなく、予防することにも通じます。
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https://ugoitalab20230205.peatix.com/
LIVEセミナー/ZOOM【山本 伸一 先生】脳卒中患者の三角巾からの解放~肩の痛みの理解から具体的な治療まで~
◆講 師:山本伸一先生
◆開催日:2023年2月11日(土) 17:00~20:00
【脳卒中患者の三角巾からの解放~肩の痛みの理解から具体的な治療まで~】
「感覚‐知覚‐運動」の観点から脳卒中対象者を理解することはとても重要なことです。
運動には欠かせない「感覚-知覚」とともに中枢神経系との相互作用を再構築することも「活動のため」に必要なひとつです。
今回の研修会では、上述を含めた脳卒中の障害像の基礎理解とともに上肢機能の問題点について整理します。
そのうえで脳卒中における肩の痛みの機序から種類等をご説明いたします。
それぞれの臨床に活かせていただければと思います。
初めての方でもだいじょうぶです。わかりやすく説明いたします。
また、これまでに参加された方でも、もちろんOKです。宜しくお願いいたします。
応募はこちらから
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https://ugoitalab20230211.peatix.com/
LIVEセミナー/ZOOM【小泉圭介先生】「小泉先生が考えるコンディショニングトレーニング 上肢・体幹編」
◆講 師:小泉圭介先生
◆開催日:2023年2月19日(日) 10:00~13:00
【小泉先生が考えるコンディショニングトレーニング 上肢・体幹編】
概要上肢・体幹では細かい関節が複数しかも複雑に作用するため、様々な代償動作が繰り広げられます。
これらをコントロールしながらエクササイズを進めるためには、理学療法「Art & Science」のArtの部分が求められることになります。
今回の講習では、私が日頃行っているコンディショニングトレーニング小泉メソッドのArtの部分について、胸椎・胸郭エクササイズのデモンストレーションを通じてご紹介できればと思っています。
セミナー内容
・上肢と体幹の運動学を簡単に復習し、一般的に求められる機能と競技スポーツで求められるレベルの機能について再確認いただきます。
・競技者のコンディショニングで実施しているトレーニングについて、特にOver Head Sportsを例にご説明します。
・実際に小泉がどのようにエクササイズを行うか、デモンストレーションを通じてご紹介します。
応募はこちらから
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https://ugoitalab20230219.peatix.com/
LIVEセミナー/ZOOM【河重俊一郎先生】腰部脊柱管狭窄症に対する評価と治療 〜症候への対応と体幹機能の獲得〜
◆講 師:河重俊一郎先生
◆開催日:2023年2月26日(日) 10:00~13:00
【腰部脊柱管狭窄症に対する評価と治療〜症候への対応と体幹機能の獲得〜】
「脊柱管の狭小化」という病態から、理学療法の適応が疑問視されることもある脊柱管狭窄症ですが、
適切な介入によって一定の症候改善が期待できます。
本セミナーでは脊柱管狭窄症の病態生理や手術についてなどの基礎的な知識をはじめ、
症候を改善させるためのアプローチ、脊椎を語るうえで欠かせない体幹機能への介入などを紹介します。
人体の大黒柱たる脊椎についての学びは、きっとこれからの臨床に役立つことと思います。
内容
〇脊柱管狭窄症の病態生理
〇手術について
〇病態に基づいた理学療法介入
〇脊椎・体幹機能についての考え方、エクササイズ
ねらい
・腰部脊柱管狭窄症の病態について基礎的理解を深める
・病態理解のもと、適切なアプローチを考えられるようになる
・体幹機能の考え方と、強化に有効なエクササイズを学ぶ
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https://ugoitalab20230226.peatix.com/
LIVEセミナー/ZOOM【村木孝行先生】肩腱板断裂の可動域制限と痛みを村木孝行先生はこう評価しこう治療する 〜肩甲帯と上腕骨頭の動きに着目して〜
◆講 師:村木孝行先生
◆開催日:2023年3月5日(日) 10:00~13:00
【肩関節は自由度や可動性が高いため、異常運動がわかりやすい一方で、様々なパターンを呈します。
この異常運動が症状の原因なのか、代償として起こる結果なのかが曖昧のまま治療をしてしまうと、期待していた結果に辿り着けません。
闇雲に腱板筋群を鍛える、筋緊張を緩めるなどをしても可動域や痛みがまったく改善しないことも多々あります。
肩腱板断裂は”腱板が切れている”以外の絶対的な共通項はなく、症状や機能障害も多彩です。
また、その原因となる機能障害に関しても、原因の原因、そのまた原因が存在することもあり、その原因の層の深さが、同じ介入を行ったときに一定の効果を上げる障壁となります。
本講演では肩腱板断裂で起きうる症状のパターンを提示し、それらに対する介入方針や介入すべき原因の見つけ方について解説いたします。
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https://ugoitalab20230305.peatix.com/
LIVEセミナー/ZOOM【小野志操先生】機能解剖に基づいた股関節痛を改善するために必要な知識と技術
◆講 師:小野志操先生
◆開催日:2023年3月12日(日) 10:00~13:00
【機能解剖に基づいた股関節痛を改善するために必要な知識と技術】
股関節に変形がないにも関わらず出現する鼠径部痛や臀部痛は以前から認識されていました。
その病態は大部分が不明であり、診断がなされず十分な治療ができないまま症状の長期化と遷延化に悩まされる症例は少なくありません。
2003年にGanzによりFemoroacetabular Impingement(以下 FAI)の概念が報告されて以降、原因不明の股関節痛の中に股関節を構成する寛骨臼蓋と大腿骨頸部の骨形態異常に由来するものが存在する可能性が示唆されるようになりました。
またSports Herniaなどとされていたアスリートに好発する鼠径部痛に対して、2012年のBritish Hernia Societyにおいて”Inguinal Disruption(鼠径部の破綻)”という呼称の使用と診断基準の採用が提案され、2014年開催のthe 1st World Groin Pain Conference in Dohaでは、”Groin Pain in Athletes”と表現することを採択し、内転筋関連、腸腰筋関連、鼠径部関連、恥骨関連、股関節関連(含む FAI) の5つに分類しています。
FAIおよびGroin Pain in Athletesの病態解釈については未だに曖昧であり、運動療法についても確立されているとは言えません。
今回のセミナーでは、FAIおよびGroin Pain in Athletesの病態解釈に必要な解剖と知識を整理して、画像所見と理学所見による評価と私が実際に臨床で行なっている治療技術について動画を交えて解説させて頂きます。
有痛性股関節疾患治療の本質に迫りたいと思います。
応募はこちらから
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https://ugoitalab20230312.peatix.com/
その他の園部企画の講演・セミナー
※新型コロナウイルスの影響により、現在会場セミナーは中止しております。
Zoomセミナーは詳細が決まり次第、掲載していきます。
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