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理学療法士園部俊晴のブログ

筋・筋膜性疼痛について なぜ疼痛の範囲が広いのかを解説します!

筋・筋膜性の痛みは、臨床で多く遭遇する症状の1つです。

 

例えば、腰痛に背部の筋が関わっていることは、かなり古くから考えられていたことだと思います。

 

不良姿勢や重労働などで筋に負担がかかり、筋自体に痛みや張り感が生じたという経験ありませんか?

 

このとき医療者が触診すると、筋が硬くなっており、その筋を解すことで痛みが緩和することはよく経験します。

 

こうしたことから、かなり古くから筋が痛みの要因であることは分かっていたと思われます。

 

1938年Thomasは、筋肉に生理食塩水を注入することにより、その部位だけでなく遠隔部へと痛みが放散することを報告しました。

 

この研究は「関連痛」を考えるきっかけになる研究となり、痛みの放散する部位は必ずしも通常の神経の走行、分節に沿ったものではないため「神経痛」ではなく、「関連痛」と呼ばれるようになったそうです。

 

またKellgrenは、高張食塩水を筋肉内へ注入することにより、その痛みが筋肉だけではなく、他の器管に生じると報告をしました。

 

例えば後頭部の筋肉への注入が頭痛を生じさせたり、大腿四頭筋への注入が膝関節の痛みを生じさせたりする、といったことが研究により明らかとなりました。

 

 

 

こうした報告から分かることは…

筋に由来して痛みが生じる場合、かなり広い範囲で痛みが生じるということです。

 

ただし、ここから先の痛みの解釈は医療者によって様々です。

私は、筋が由来として痛みが生じる場合、広範囲で痛みが生じる理由として、筋膜が関わっていると考えています。

 

例えば、筋に張り感を生じると、それを包んでいる筋膜も緊張することになります。
(袋で考えると理解しやすいと思います)

 

それによって、周辺の筋膜まで影響を及ぼし、痛みの範囲が局所的ではなく、広範囲になるのではないかと考えています。

 

実際に、このような場合、筋膜に対する徒手的なアプローチをすることで、その場で痛みが改善することはよくあります。

 

いつもお伝えしていますが、患者の訴えを真摯に聞き、その上で狙いとする組織が何かを予測して、進めていくことがとても大切な順番だと思います。

 

今回紹介したように、筋が張っているから筋をほぐすという概念だけではなく、それを包んでいる筋膜も含め、筋・筋膜性の痛みを考えていくと臨床の幅が大きく広がると思いますよ(^-^)

 

最後に、今回のブログの内容を、症例を通して学んでみませんか?

 

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実際の症例動画を用いて、評価~治療に至るプロセスを通じ、講師が解説していく形式で進行します。頚部痛に対する解釈と筋・筋膜性疼痛に対する解釈が出来るようになります。是非、ご参加ください。

 

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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