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理学療法士園部俊晴のブログ

股関節の痛みに伴う殿部痛!あなたは医師が見ていても自信満々で変えることができますか?

 

股関節の痛みをその場で変えてみせるセラピストはそれほど多くありません。

 

実際に痛みを変えるためには、まず「痛みを発している組織」を含めた病態を理解する必要があります。

 

そしてその病態こそが、医師、理学療法士、柔道整復師などの資格を問わず、我々医療者の“狙い”です。

 

股関節の痛みに伴う殿部痛は、臨床でよく見受けますが、この殿部痛を起こしている組織は1つではありません

 

だから「殿部痛には、○○の治療をする」と行った治療では、全く太刀打ちできないと思います。

 

少なくとも私は、殿部痛の患者が来たときには下記の8つの区分けをして、治療をしています

ここまで細かく見なければならないのか…」と感じた方もいるかもしれません。

 

でも、どの部位を診るときもそうですが、 痛い組織がわからなければ ”狙い”のわからない治療していることになります。

 

狙いとする病態がわかるから、アプローチすることができ、狙いとする病態がわかるから、やるべきことがおのずと見えてくるのです。

 

そして、組織と力学は相互に関連していることが分かってきます。

 

つまり…
『組織がわかるから力学がわかる!』『力学がわかるから組織がわかる!』

という成長の循環を作り出すことができます。

 

この循環で患者を診れるようになれば、 臨床はただただひたすら楽しいだけです。

 

この楽しさを、多くの人に知ってもらいたい。そして、多くの人が実践できるようになって欲しいんです。だからこそ、たくさんアウトプットをしていこうと思います。

【追伸】
股関節のセミナーはたくさん行われていますが、多くは術後の話です。
しかし、保存療法としての股関節の痛みをとる知識と技術を身につければ、それは術後の治療にも当然生かすことができます。
あのリハビリ界の巨匠「吉尾雅春先生」と一緒に、股関節のセミナーを行います。この機会に是非、ご覧ください。

【神経学的視点から考える股関節の理学療法】
・吉尾雅春先生(10:00~12:15)
股関節における後方への安定性に寄与しているヒトの大腰筋は、赤筋線維が約50% を占める抗重力筋である。股関節を伸展すると、大腿骨頭は臼蓋から徐々に前方にはみ出してくる。立脚中期では突出した大腿骨頭が伸張された大腰筋腱を圧迫し、大腰筋の収縮を賦活する。その大腰筋の作用で体幹が後方に倒れないようにするautomatic な抗重力姿勢保持システムが成立する。さらに立脚後期では股関節の伸展の増加に伴って大腿骨頭と大腰筋腱との間で生じる圧は増し,大腰筋の活動を促して片脚支持期の体幹の抗重力姿勢を作る。
このシステムを神経学的に説明すると以下のようになる。感覚情報は運動の開始や調節に重要であり、脊髄に投射する体性感覚情報は脊髄反射を誘発する。また、股関節への荷重と筋紡錘の伸張刺激は脊髄小脳神経回路を介して末梢の筋活動の賦活とともに、橋網様体脊髄路への賦活によって股関節・体幹を中心とした姿勢制御に貢献している。特に同側のTh1~L2の非陳述性感覚情報を伝える後脊髄小脳路の働きはその制御に重要である。その髄節の中心的存在は大腰筋であり、股関節の伸展を伴う荷重、すなわち立脚中期から後期の積極的な運動が直立二足動物としてのヒトの姿勢制御に意味を持つと考えられる。
一方、背臥位からの起き上がりや股関節屈曲運動では随伴性姿勢制御として延髄網様体脊髄路の参画が重要になる。これは常に働いているわけではなく、運動に伴って随伴的に機能するものであり、場合によっては賦活することが必要なこともある。動画を交えてその意味と対策を解説する。

【整形の視点で考える股関節の理学療法」
・園部俊晴先生(13:15~15:30)
股関節の痛みをその場で変えてみせるセラピストはそれほど多くないかと思います。股関節の痛みを取るために最も大切なことは治療技術ではありません。技術を学ぶ前に、まず第3水準の評価によって、「痛みを発している組織」を見つけることが絶対に必要です。「痛みを発している組織」が分からなければ、アプローチするべき“狙い”が分からないからです。だからこそ、まずは「痛みを発している組織」を見つけ、その組織にアプローチすることが重要なのです。
今回は、股関節でよくある痛みについて、私の行っている第3水準の評価をご紹介し、明日からすぐに使える技術をお伝えすることをお約束します。

【本セミナーの到達目標】
1.「力学」と「組織学」がリンクしていることを理解する。
2.仮説検証作業とは何かを理解する。
3.「何が痛みを拾っているのか」を評価できるようになる。
4.股関節の痛みをその場で変化させることができる。

今回も最後までご覧頂きありがとうございました。

推薦セミナー

【勝木秀治先生】腱板断裂に対する理学療法 疼痛と可動域制限の解釈とその対応

講 師:勝木秀治先生

開催日:2025年8月30日 (土) 17:30 – 20:30

 

概要

腱板断裂の臨床症状には、疼痛、可動域制限、筋力低下などがありますが、損傷の程度とこれらの症状が必ずしも一致するわけではありません。
本セミナーでは、腱板断裂の中でも特に疼痛と可動域制限に焦点を当て、それぞれの解釈と対応方法について詳しく解説します。

学びのポイント:
①腱板断裂と疼痛の関係性
腱板断裂により生じる疼痛が腱板由来かどうかを見極めることが重要です。例えば、腱板断裂の影響で上腕二頭筋長頭腱にも症状が現れるケースは少なくありません。
本セミナーでは、腱板断裂による多様な疼痛の原因と、それを評価するためのポイントを臨床的な視点から説明していきます。

②腱板断裂と可動域制限の関係性
腱板断裂に伴う関節包の機能破綻や骨頭求心位の乱れが、可動域制限の大きな要因となります。特に、完全断裂では骨頭が偏位しやすく、拘縮や不安定性が複雑に絡み合うことが多いです。
本セミナーでは、腱板断裂の可動域制限の解釈とその対応説明します。

 

応募はこちらから

↓ ↓ ↓

https://seminar.ugoitalab.com/event/20250830z/

 

【工藤慎太郎先生】1単位で診る!外来痛みシリーズ 運動器疾患の痛みの「なぜ?」がわかる~膝関節 座学編~

講 師:工藤慎太郎先生

開催日:2025年9月6日(土)18:30-20:30

 

概要

変形性膝関節症を中心に,膝の痛みの理学療法を解説します。

特に膝関節の痛みを改善するためには膝関節の伸展制限を治療することが大事です.膝関節伸展制限に対する理学療法を行う上でのPOINTを整理します。

また,問題になる滑膜炎がどう膝関節機能に悪さするのか,それに関連する半月の機能を高めるための解剖学的ポイントについても解説します。

 

応募はこちらから

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https://pro.ugoitalab.com/products/20250906z/

 

【中村尚人先生】中村尚人先生の考えるセラピストのための効かせるピラティス

講 師:中村尚人先生

開催日:2025年9月14日(日)9:00 – 11:00

 

概要

ピラティスの原則にはエロンゲーション、アライメント、コア、センタリングなどがあります。

なぜこの機能が重要なのかを解説し、機能障害や疾患との関連性を理解していただきます。

ホモサピエンスとしての人類学的な視点を持って障害をとらえると見えてくることがあります。

また、セラピストとして、自分自身の身体感覚が治療に与える影響や、患者への説得力という点も指摘をし、自ら動けることで臨床がどう変わるかも示唆を与えたいと思います。

臨床で使えるピラティスの基本的なエクササイズをいくつか紹介し、明日から使える手札も習得してもらいたいと思っています。

特に私が主催しているフォームローラーを用いたピラティスの臨床応用方法をお伝えします。

 

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【永井聡先生】外来整形外科で多い股関節障害に対する評価と運動療法~影響発生源をどのように特定して治療するか?隣接関節からの影響編~

講 師:永井聡先生

開催日:2025年9月20日(土)19:00 – 20:30

 

概要

整形クリニックに来院する股関節疾患の患者の多くは、変形性股関節症やFAIによる症状がメインになります。

その症例の股関節痛や跛行の原因は、隣接関節からの影響も多く、身体全体を診て評価する事が重要です。

股関節周囲の触診技術、股関節解剖・運動学の知識と技術を習得はもちろん、歩行分析・動作分析から愁訴の改善のための原因を探求します。

整形外科疾患の疼痛や愁訴の改善には、単関節のみのアプローチでは改善できない事も多く、今回股関節からの介入を通じて隣接関節との関連を分析考察していく過程を学んでいきます。

 

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【松田現先生】臨床に多い肩関節痛に対するPNFの臨床応用~拘縮・夜間通・インピンジメントに着目して~

講 師:松田現先生

開催日:2025年9月27日(土)18:00 – 21:00

 

概要

人間の身体では中枢神経疾患でも、運動器疾患でも共通して短縮しやすい筋や働きにくくなる筋があります。目に見える部分の動きの感覚は鋭敏で、目の届かない部分の動きに対して鈍麻しやすいのも変わりません。

また、足底から下肢、骨盤帯、体幹を経由して上肢帯の動きがあるということを踏まえると全身の動きやアライメントを適切に評価できることが私達には求められます。

このセミナーでは単に肩関節に対してどのようなパターンを用いるのかというような方法論だけではなく、根本的に人間の身体というものを「感覚」という視点からどう捉えるのか、その感覚を変化させて症状を緩和の方向へ導くための道筋を紹介させていただきます。

どの肢位で行うのか、それは何故か。

PNFパターンを用いるのか、マット動作を用いるのか、歩行介入の中から行うのか、それは何故か。

どのPNFテクニックを組み合わせるのか、それは何故か。

どの症例にもそれぞれの病歴、病態、その人特有の身体的・感覚的特徴があります。それを踏まえて何を選択するのか、私達には大きな責任が伴います。

自身を持って肩関節疾患に対して対峙できるように、当日は様々な方法を提示させていただきます。

よろしくお願いいたします。

 

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【工藤慎太郎先生】1単位で診る!外来痛みシリーズ 運動器疾患の痛みの「なぜ?」がわかる~足関節 座学編~

講 師:工藤慎太郎先生

開催日:2025年10月04日 (土) 18:30 – 20:30

 

概要

関節の伸展制限で特に問題になる,半膜様筋の構造、腓腹筋内側頭と周辺構造の位置関係を詳細に理解して,その周囲の疎性結合組織に対する治療の重要性を理解してもらいます。
また伸展制限により悪化する関節周囲構造の機能的破綻とそれらに対する運動量を解説します。

 

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【小泉圭介先生】小泉先生が考えるコンディショニングトレーニング 下肢・体幹編

講 師:小泉圭介先生

開催日:2025年10月13日 (月・祝) 10:00 – 13:00

 

概要

概要

体幹の安定性という定義はスポーツ競技によって異なります。それぞれの動作によって求められる機能が異なるため、何が必要とされているかを見極める能力が求められます。いわゆる体幹の剛体としての固定力が必要なのか、それとも骨盤帯の回旋安定性が必要なのか、はたまた下肢と体幹の連動が必要なのかという点を整理して考えることが重要です。そして、どうやってNeutral zoneでの脊椎アライメントコントロールを学習し定着させるかがポイントになります。

今回の講習では、私が日頃行っているコンディショニングトレーニング小泉メソッドから、骨盤コントロールの評価とエクササイズのデモンストレーションをご紹介できればと思っています。

セミナー内容

・下肢と体幹の運動学を簡単に復習し、一般的に求められる機能と競技スポーツで求められるレベルの機能について再確認いただきます。
・競技者のコンディショニングで実施しているトレーニングについて、特に骨盤安定性の評価と下肢体幹連動エクササイズを例にご説明します。
・実際に小泉がどのようにエクササイズを行うか、デモンストレーションを通じてご紹介します。

 

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【吉尾雅春先生】股関節前面痛のインピンジメントを解剖学・神経学的視点から考察する~原因の特定とクリニカルリーズニングの重要性

講 師:吉尾雅春先生

開催日:2025年10月19日 (日) 9:00 – 12:00

 

概要

発症後数か月経過した脳卒中者のうち2割程度が股関節前面に痛みを持つ。しかし、その痛みがなぜ起きるのかという議論はあまりなされていない。必然的に当該部位へのアプローチは曖昧で、仕上げはなぜか「他動的なROM ex.」である。受傷後1年以内の脊髄損傷者では股関節前面に異所性骨化が散見され、手術適応になる。両者に共通していることは中枢神経障害に伴う運動麻痺である。改めて股関節の解剖学的特徴と股関節屈曲運動の構成を理解することが必要である。すると、運動麻痺者に限らず、脊柱をはじめとする体幹に問題を持つ人や健常者においてさえも股関節前面にインピンジメントを惹起する可能性が高いことに気づくことができる。

股関節の構造によるもの、疾病特有の運動障害に伴うもの、活動性の変化に影響を受ける時期的なもの、生活歴に関連するものなど、視野を広げて検討しなければならないが、本セミナーでは以下のことについて触れながら考えてみたい。

・脳卒中者や脊髄損傷者にみられる股関節前面の病態
・股関節および周辺の基本的な構造
・股関節屈曲運動の構成と問題
・股関節前面のインピンジメントの可視化
・運動障害に伴う股関節前面のインピンジメント
・生活歴と股関節前面のインピンジメント
・その他

 

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【松本正知先生】松本先生はこう考える!! 四辺形間隙(QLS)症候群、肩甲上神経絞扼障害、胸郭出口症候群に対する評価と運動療法

講 師:松本正知先生

開催日:2025年10月25日 (土) 17:30 – 20:30

 

概要

到達目標

① 四辺形間隙(QLS)、肩甲上神経周辺の肩甲骨、胸郭出口の解剖学的な特徴を理解する
② QLS症候群、肩甲上神経絞扼障害・症候群(SNES)、胸郭出口症候群(TOS)の概要を理解する
③ 上記3疾患に対する評価を理解する
④ 上記3疾患に対する運動療法の考え方を理解する
⑤ ①~④の理解を通し、セラピストが患者さんへ提供できる運動療法を再考する

 QLS症候群、SNES、TOSは腕神経叢のそれぞれに関わる神経の絞扼性神経障害であり、共通の症状として肩の外側から後方の痛みや放散痛、筋力低下に伴う挙上動作の困難、感覚障害などが上げられます。これらの疾患に対する基本的な運動療法の考え方は、同じと思います。末梢神経へのアプローチだけでなく、その周辺のfascia、肩甲上腕関節や肩甲骨の機能の回復、全身的な(特に股関節より近位)柔軟性や筋力を改善する必要があります。ただそれだけでは、不足していると考えます。

本講義では、①~④を到達目標とし、⑤でその不足していると思われる運動療法を考えたいと思います。

 

応募はこちらから

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その他の園部企画の講演・セミナー

 

※新型コロナウイルスの影響により、現在会場セミナーは中止しております。
Zoomセミナーは詳細が決まり次第、掲載していきます。

 

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