拘縮と姿勢とは密接な関係があります。特に体の中心部である骨盤周りの拘縮と姿勢は大きな影響があります。その1つとして腸腰筋の硬さと姿勢について今回は説明したいと思います。腸腰筋は姿勢を維持するために非常に重要な筋肉です…
足部・足関節の術後・外傷後のリハビリにおいて、距腿関節や距骨下関節が着目される一方で、それより遠位の足部の各関節にはあまり着目されません。そこで今回は、外傷や術後に生じる足部の拘縮について考えてみましょう。…
近年、皮膚や筋膜による痛みが注目されるようになってきました。しかし、どのようなメカニズムで痛みを生じているのか、明確に答えられる医療者は少ないと思います。そこで今回は、皮膚のシワと突っ張りのメカニズムについて、話した…
足関節の臨床で、可動域制限を生じやすいのは圧倒的に「背屈」と言えます(下図)。加えて言うと、足関節の可動域制限によって日常生活などに大きな機能的な影響を及ぼすのは背屈制限であると言えます。例えば、背屈制限…
皆さんは「副神経」と聞いてピンとくるでしょうか?あまり聞いたことがない、意識したことがないセラピストがほとんどだと思います。私は臨床を行っていて、いわゆる肩こりに副神経が関与していることは決して少なくないと思います。そこで今回は…
PCの作業姿勢は重要です。首や肩、また長時間の作業姿勢で腰痛を伴うような場合、私たちは必ずその作業姿勢を確認する必要があります。セラピストはついつい患部の筋緊張や関節の動きなどを自分たちの技術で施術することばかりに気…
近年、情報があふれかえり、欲しい情報が欲しい時に手に入る時代になりました。さまざまな論文や書籍、講師による知識が簡単に得ることができます。一方で、新人セラピストをはじめ、多くのセラピストが情報過多になっていると感じま…
私は常々、臨床では仮説検証が最も重要であると述べていますが、これについてはPNFでも同じようなことを述べています。ただし、私の視点が痛みであることが多いことに対して、PNFで活動(動作)を中心に仮説検証していることが多いのが特徴だと思い…
首が痛い人が、病院に行くとまず何をするかというとレントゲンを撮ります。そしてドクターはそのレントゲンの異常から症状と関連付けようとしますので、よくある説明が下記の様なものです。「ストレートネックですね。だから痛いんで…
姿勢の評価やレントゲンで、過度な腰椎の前弯がある症例は少なくありません。腰が過度に反っていると、医療者は「正常から逸脱した異常」というだけでそこが問題と考えてしまう傾向があります。合わせて、腰痛があった場合には、「腰が過度に反ってい…