10年間!がむしゃらに・・・
先日、赤羽根先生を園部邸に招き親睦会を行いました。
いろいろな話で盛り上がりました。
もっともっと、お互い切磋琢磨し、臨床を追求し合える関係を続けたいです。
赤羽根 大先生、宜しくお願い致します。

今年一年終わりましたね。
皆さんにとって、2018年はどんな1年だったでしょうか。
今年最後のブログ記事に、私の10年間の思いについて書かせてください。
先日、運動と医学の出版社の10期目の決算が終わりました。
10年続く株式会社って、どのくらいあると思いますか?
なんと5%しか無いんです。
そう考えるとがむしゃらにやってきましたが、「この出版社が10年続いたんだなぁ」とつくづく感慨深いものがありました。
運動と医学の出版社を立ち上げようと決めてから約11年間、早起きをサボったのは1日だけです
(https://pt-sonobe.com/archives/971)。
大変だったけど・・・・
たくさんの良い本が出版できて、本当に満足しているんです。
なぜこの出版社を作ろうと思ったのか、それについてはまた別の機会で触れますが、
運動と医学の出版社には絶対的な特殊性があります。
それは、社長自身が現役バリバリの臨床家だということです。
普通の医学出版社では、誰が本当に良い治療者であるかはわかりません。
なぜなら・・・、
書いた物を読んでも、講義を聞いても、治療を見ても、その内容が本当に臨床に即しているのかがわからないからです。
しかし、運動と医学の出版社は私が絶対に本物と思う臨床家だけに書籍を依頼します。
だから、絶対に臨床に即した、臨床に役立つ内容が提供できるわけです。
だって・・・、
どんなに理論的な内容でも、その人自身が患者をよくできないのであれば・・・
基礎知識として学ぶ意味があっても、
治療技術として学ぶ事には意味をなさないと思っているからです。
そして・・・、
筆者が書いた内容を修正することが殆ど出来ません。
なぜなら・・・、
医療従事者でなければ内容を理解することが難しいことに加え、書籍を頼む人は偉い先生なので、内容を大幅に修正することができません。
実際に、私はいろいろな出版社の原稿を書いてきましたが、「てにをは」などの細かい修正以外に原稿を直された事は殆どありません。
しかし運動と医学の出版社では書いた内容を信じられないほど大幅に修正します。
なぜならば・・・、
どんなに臨床に役立つ内容であっても、理解できなければ意味がないからです。
だから、3年目の療法士が理解できる程度の内容になるように、
噛み砕いた表現をしたり、図を加えたり、新たに加筆したり、よりわかりやすい工夫を凝らしています。
だから・・・
運動と医学の出版社の絶対的な特殊性として
エキスパートといえる本物の治療者だけに執筆してもらい・・・、
その治療者の知識と技術を、分かりやすく提供することができるわけです。
だから・・・
この出版社の本で学ぶことで、より実践に役立つ知識と技術が得られる。
だから・・・
この出版社の本で学ぶことで、より良い医療を提供することができる。
だから・・・
この出版社の本で学ぶことで、より早く成長できる。
そういったことをできると思っているんです。
この特殊性が、独りよがりでなく・・・、
本当に実現しているのであれば・・・、
すごい社会貢献だと思いませんか。
このブログでこのことを紹介しようと思ったのは・・・、
人生で、自分が「本当にやりたい」「自分だからこそできる」と思うことを見つけ、
そのことがたくさんの人の役に立ち、
そして使命と感じたときに・・・、
人間は大きな力を発揮できるんだと思うんです。
運動と医学の出版社に対する想いが・・・私の場合はそうでした。
まだまだ小さく・・・ひ弱な会社ですが・・・
でも他にはできない特性を活かして、運動と医学の出版社だからできる・・・
そういった書籍をたくさん出していきたいと思っています。
そして・・・
人生の最後の時に、
自分で生きてきた道のりが、
両親が喜んでくれ、
家族に誇れて
そして・・・
本当に充実した満足した人生だったなと言えるように、自分の「今」を歩いていきたいです。
今年、一年ありがとうございます。
皆さん、良いお年をお過ごしください。
推薦セミナー
【小林弘幸先生】頚肩腕症候群を科学する〜局所も診て、つながりも診る評価と治療戦略〜(LIVEセミナー/ZOOM)
◆講 師:小林弘幸先生
◆開催日:2026年1月10日(土) 18:00~20:00
概要
頚肩腕症候群は、神経根症・胸郭出口症候群・末梢神経障害などを含む広い概念であり、頚部から肩・上腕・前腕・手指にかけての痛みやしびれを呈する患者に多くみられます。整形外科・リハビリテーション領域では頻度が高く、肩関節疾患として対応していたにもかかわらず、関節可動域は改善しているのに症状だけが残存するケースも少なくありません。
その背景には、局所的な病態だけでなく、以下のような複合的要因が関与します。
・姿勢や運動パターンの影響
・神経走行に沿った滑走障害
・斜角筋・小胸筋・鎖骨下筋・肩甲背部などの軟部組織による緊張や圧迫
・体幹・胸郭・肩甲帯と上肢の運動連鎖の破綻
さらに、頚椎疾患においては、高位診断やリスク管理の観点からも超音波(エコー)の活用が重要です。エコーにより神経・筋・血管などの軟部組織をリアルタイムで観察でき、原因組織の特定や治療ターゲットの精度を高めることが可能となります。徒手療法の介入ポイントの確認、滑走不全や圧迫部位の可視化、治療効果の即時把握にも有用です。また、エコー所見は運動療法の達成度や方向性を判断する指標にもなり、評価→治療→再評価を一連の流れとして繋ぐツールとなります。
本セミナーでは、以下の観点から実践的に整理します:
● 頚肩腕症候群の病態理解と分類
● 臨床における評価方法
● 関連する神経・筋・軟部組織の解剖
● エコー解剖と局所評価・治療への応用
● 手技介入から運動療法への展開
● 評価結果に基づく治療戦略
頚肩腕症候群のように症状の実態が掴みにくい病態に対しては、評価を定型化し、治療へスムーズにつなげる臨床思考が不可欠です。本セミナーでは、全身的介入と局所的介入の双方を重視し、身体評価を軸に「どのように治療へ展開するか」を明確にします。評価と治療戦略のアップデートに直結する実践的な内容を提供します。
応募はこちらから
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https://pro.ugoitalab.com/products/20260110z/
【坂田淳先生】実践×エビデンスに基づいた下肢のスポーツ外傷・障害の評価と運動療法〜トヨタアスリートサポートセンターでの取り組み〜(LIVEセミナー/ZOOM)
◆講 師:坂田淳先生
◆開催日:2026年1月18日(日) 9:00~12:00
概要
下肢のスポーツ外傷・障害の発生には必ず原因があります。
股関節・膝関節・足関節各々の詳細な関節運動を把握した上で、隣接関節機能を改善させることで、トータルとしての荷重動作が安定し、統合的に評価・治療することができます。本セミナーでは、トヨタアスリートサポートセンターで実践されている知識と技術を学べる機会を提供します。
具体的には
①下肢スポーツ外傷・障害の要因を、解剖・バイオメカニクスに基づいた根拠をもとに、解説します。
② 実践的エビデンスを基に、トヨタアスリートサポートセンターで体系化されている評価手順を伝達します。
③ これまでの研究・臨床経験から導き出された治療体系を紹介します。
応募はこちらから
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https://pro.ugoitalab.com/products/20260118z/
【岡本光司先生】腰殿部痛に潜む坐骨神経障害の病態と治療アプローチ〜神経根障害と末梢性の見極めから実践的介入まで〜」(LIVEセミナー/ZOOM)
◆講 師:岡本光司先生
◆開催日:2026年1月25日(日) 10:00~12:00
概要
「いわゆる坐骨神経痛」といえば、梨状筋よりも末梢の病態—そう考える人が多いのではないで
しょうか。しかし、梨状筋より末梢の組織に対して理学療法を行ってみても、一時的に改善を認
めるも症状が再発する症例を多く経験します。それでは「なぜ、痛みが元に戻るのか?」
「何か大切なことを見逃しているのではないか?」この原因を探るため、筋力評価を軸とした
理学的所見をとってみると、L5、S1神経根障害を示唆する所見をしばしば認めました。
今回、実践しているL5、S1神経根障害の捉え方やその他の疾患の鑑別方法や神経根障害の改善が見られたその先の評価および治療戦略をすべてご紹介します。
【この講演でマスターして欲しいポイントは・・・】
3月に実技を行うので今回はその理論と基礎となります。
ズバリ、「理学的所見の本質を理解する」です。理学的所見は病態を教えてくれます。
「いわゆる坐骨神経痛」の病態を炙り出すと、やるべき理学療法がおのずと選択されるのです。
あなたの理学療法の内容が180°激変します
【受講することで得られること】
坐骨神経障害の真の病態と治療戦略を理解することができる
・臨床現場で迷わない鑑別思考の習慣化
・見落とされやすい「隠れ病態」の発見方法
・評価から介入まで一貫した流れを構築できる
・従来の治療で改善しなかった症例への新しい切り口となる
応募はこちらから
↓ ↓ ↓
https://pro.ugoitalab.com/products/20260125z/
【赤羽根良和先生】治療を変える“視点”が見つかる!臨床に多い腰痛の見方と運動療法(LIVEセミナー/ZOOM)
◆講 師:赤羽根良和先生
◆開催日:2026年1月31日(土) 17:30~20:30
概要
臨床に多い腰痛
― 現場で出会う“ありふれた腰痛”を、構造と機能から本質的に読み解く ―
「よくある腰痛」だからこそ、難しい。
臨床で最も多く出会う症状 ― 腰痛。
それは“誰でも扱うテーマ”でありながら、
なぜ痛みが取れないのか、再発するのか、改善が続かないのか
多くのセラピストが悩み続ける分野でもあります。
赤羽根先生は、そんな「臨床に多い腰痛」を
筋・関節・神経・呼吸・姿勢制御の全ての視点から再構築。
「結局、何をどう診て、どこを治すのか?」を
実践的・構造的に整理してくれる180分です。
💡 このセミナーで学べること
✅ 1. “臨床に多い腰痛”をタイプ別に整理する
- 椎間関節性/椎間板性/筋・筋膜性など、よく出会う腰痛の臨床像を比較
- 疼痛の発生源をどう推定するか、臨床で使える判断基準を提示
- 「画像ではわからない腰痛」の特徴を理解する
✅ 2. 多裂筋・胸腰筋膜・横隔膜の働きを読み解く
- 多裂筋が“働いていない”腰痛の見抜き方
- 胸腰筋膜・体幹深層筋・横隔膜の連携が崩れるメカニズム
- 呼吸・安定性・姿勢制御を組み合わせた運動療法戦略
✅ 3. 動作と安定性から考える腰痛のアプローチ
- 屈曲・伸展・回旋など、動作別に異なる疼痛発生パターン
- 椎間関節や筋膜の障害を見極め、介入まで
- 股関節・体幹・骨盤の連動を整える運動療法
✅ 4. “動き”で診て、“動き”で治す臨床へ
- 「静的姿勢」ではなく“動作中の腰椎挙動”を読み取る視点
- 運動制御の破綻を整える動作修正のエクササイズ
- 明日から使える、赤羽根先生の“評価→治療”思考プロセスを公開
🎯 こんな方におすすめ
- 「腰痛は診ているけど、評価が曖昧になりがち」な方
- どの組織が痛みの原因なのか、自信を持って説明できない方
- 多裂筋・体幹・呼吸を活かした機能的治療を学びたい方
- 日常的に腰痛患者を担当している全てのセラピストへ
応募はこちらから
↓ ↓ ↓
https://pro.ugoitalab.com/products/20260131z/
その他の園部企画の講演・セミナー
※新型コロナウイルスの影響により、現在会場セミナーは中止しております。
Zoomセミナーは詳細が決まり次第、掲載していきます。
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