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理学療法士園部俊晴のブログ

患者が病院に行く理由とは?

先日、帰宅すると・・・、

家族がプレゼントとごちそうで「父の日」を祝ってくれました。

 

麻衣子さんと長男が共同でお金を出し合って私のポロシャツをプレゼントしてくれました。

娘はいつも私が疲れているからとバスクリンを買ってくれました。

 

人生で1番素晴らしい父の日でした。(^_^)

 

こんなに私を

家族が大切にしてくれるのは、麻衣子さんのおかげだと思っています。

いつもありがとうございます。

 

 

 

 

 

さて・・・

今回は、「患者が病院に行く理由」と「我々への3つの要望」についてお話します。

運動器の分野において、痛みがないのに医療施設へ行くことは、それほど多くはありません。

 

つまり、多くの患者が医療施設へ行く理由は「痛みがあるから」だと思われます。

 

では…

もし、あなたが1ヵ月前から急に腰が痛くなって

 

しばらく様子をみても痛みが良くならず

 

心配になって自分なりに調べても

 

原因がよく分からない状態だったら…

 

医療施設へ行きませんか?

 

そして、この時「医療施設に何を求めますか?

 

私は「医療施設に求められていること」は次の3つだと考えています。

 

1つ目は「何が痛いのか(痛みを発生させている組織は何か)」を調べてくれることです。

 

まず、どの医療施設においても「何が痛いのか」を調べることが一番重要だと考えています。

 

あなたが「腰が痛い」と医療施設に相談して、「ではまず、首と肩を見せてください。腰の痛みの多くはここからきています」と言われたらどう思いますか?

 

私だったら「いやいや先生、腰が痛いんです!」と思ってしまいます。

 

もちろん首と肩を診てもらって腰の痛みが改善したら、「おお!!先生すごい!!!」となりますが、痛みが残っていた場合は「また行こう」とは思いません。

 

つまり、「何が痛いのかも分からないのに、見当違いのことをされるのは、誰でも嫌」ということです。

 

あなたは、こうした見当違いのことをしていませんか?

 

何が痛いのか」を調べることは、ラポールの形成においても重要です。

 

2つ目は「どうして痛いのか」を調べてくれることです。

 

1つ目の「何が痛いのか」が分かったら、今度は「どうして痛くなったのか」を知りたくなります。

 

これが分かれば、「また痛めないための対策」を考えることができます。

 

こうした順番で評価をして、「あなたの腰痛は首や肩周りの影響が強そうですね」と言えば、多くの患者が納得してくれると思います。

 

適正な順番で評価した情報を基に治療を展開することで、最後の要望に応えていきます。

 

最後の要望である3つ目は「痛みを改善してくれる」ことです。

 

痛みがあるから医療施設に来ているわけですから、それを取り除いて欲しいと思うのは自然なことです。

 

しかも、私なら「最短の時間と回数」で叶えて欲しいです。

 

だからこそ私は、このことを常に意識して臨床を行っています。

 

あなたも私と同じ気持ちであれば、まずは1つ目の「何が痛いのか」を明確にできるように意識して臨床を行ってみてください。

 

これが出来ていれば、2つ目の「どうして痛いのか」を考えて臨床を行ってみてください。

 

さらに、3つ目の「痛みを改善させる」ために、真摯に患者と向き合って、「最短の時間と回数で痛みを改善させる」よう全力を尽くしてください。

 

実はこれ、私が自分自身に言っていることなんです(^-^)

 

まだまだ足りないと感じていますが、このことを意識して臨床を行うことで「臨床家としてもっと成長できる」と考えています。

 

今回の記事の本質をあなたはどう捉えたでしょうか。

今回の記事には、運動器医療でいちばん重要なことが詰まっていると私は感じています。(^_^)

 

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

 

追伸:臨床家としてもっと成長するための「最強教育プログラム

これに興味のある方はこちら(^-^)

⇓ ⇓ ⇓

https://ugoitalab.com/lp1/LP1/

https://www.youtube.com/watch?v=cJNG_JVwdGQ

 

推薦セミナー

【小林弘幸先生】頚肩腕症候群を科学する〜局所も診て、つながりも診る評価と治療戦略〜(LIVEセミナー/ZOOM)

講 師:小林弘幸先生

開催日:2026年1月10日(土) 18:00~20:00

 

概要

頚肩腕症候群は、神経根症・胸郭出口症候群・末梢神経障害などを含む広い概念であり、頚部から肩・上腕・前腕・手指にかけての痛みやしびれを呈する患者に多くみられます。整形外科・リハビリテーション領域では頻度が高く、肩関節疾患として対応していたにもかかわらず、関節可動域は改善しているのに症状だけが残存するケースも少なくありません。

その背景には、局所的な病態だけでなく、以下のような複合的要因が関与します。
・姿勢や運動パターンの影響
・神経走行に沿った滑走障害
・斜角筋・小胸筋・鎖骨下筋・肩甲背部などの軟部組織による緊張や圧迫
・体幹・胸郭・肩甲帯と上肢の運動連鎖の破綻

さらに、頚椎疾患においては、高位診断やリスク管理の観点からも超音波(エコー)の活用が重要です。エコーにより神経・筋・血管などの軟部組織をリアルタイムで観察でき、原因組織の特定や治療ターゲットの精度を高めることが可能となります。徒手療法の介入ポイントの確認、滑走不全や圧迫部位の可視化、治療効果の即時把握にも有用です。また、エコー所見は運動療法の達成度や方向性を判断する指標にもなり、評価→治療→再評価を一連の流れとして繋ぐツールとなります。

本セミナーでは、以下の観点から実践的に整理します:
● 頚肩腕症候群の病態理解と分類
● 臨床における評価方法
● 関連する神経・筋・軟部組織の解剖
● エコー解剖と局所評価・治療への応用
● 手技介入から運動療法への展開
● 評価結果に基づく治療戦略

頚肩腕症候群のように症状の実態が掴みにくい病態に対しては、評価を定型化し、治療へスムーズにつなげる臨床思考が不可欠です。本セミナーでは、全身的介入と局所的介入の双方を重視し、身体評価を軸に「どのように治療へ展開するか」を明確にします。評価と治療戦略のアップデートに直結する実践的な内容を提供します。

 

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【坂田淳先生】実践×エビデンスに基づいた下肢のスポーツ外傷・障害の評価と運動療法〜トヨタアスリートサポートセンターでの取り組み〜(LIVEセミナー/ZOOM)

講 師:坂田淳先生

開催日:2026年1月18日(日) 9:00~12:00

 

概要

下肢のスポーツ外傷・障害の発生には必ず原因があります。

股関節・膝関節・足関節各々の詳細な関節運動を把握した上で、隣接関節機能を改善させることで、トータルとしての荷重動作が安定し、統合的に評価・治療することができます。本セミナーでは、トヨタアスリートサポートセンターで実践されている知識と技術を学べる機会を提供します。

具体的には

①下肢スポーツ外傷・障害の要因を、解剖・バイオメカニクスに基づいた根拠をもとに、解説します。

② 実践的エビデンスを基に、トヨタアスリートサポートセンターで体系化されている評価手順を伝達します。

③ これまでの研究・臨床経験から導き出された治療体系を紹介します。

 

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【岡本光司先生】腰殿部痛に潜む坐骨神経障害の病態と治療アプローチ〜神経根障害と末梢性の見極めから実践的介入まで〜」(LIVEセミナー/ZOOM)

講 師:岡本光司先生

開催日:2026年1月25日(日) 10:00~12:00

 

概要

「いわゆる坐骨神経痛」といえば、梨状筋よりも末梢の病態—そう考える人が多いのではないで

しょうか。しかし、梨状筋より末梢の組織に対して理学療法を行ってみても、一時的に改善を認

めるも症状が再発する症例を多く経験します。それでは「なぜ、痛みが元に戻るのか?」

「何か大切なことを見逃しているのではないか?」この原因を探るため、筋力評価を軸とした

理学的所見をとってみると、L5、S1神経根障害を示唆する所見をしばしば認めました。

今回、実践しているL5、S1神経根障害の捉え方やその他の疾患の鑑別方法や神経根障害の改善が見られたその先の評価および治療戦略をすべてご紹介します。

 

【この講演でマスターして欲しいポイントは・・・】

3月に実技を行うので今回はその理論と基礎となります。

ズバリ、「理学的所見の本質を理解する」です。理学的所見は病態を教えてくれます。

「いわゆる坐骨神経痛」の病態を炙り出すと、やるべき理学療法がおのずと選択されるのです。

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坐骨神経障害の真の病態と治療戦略を理解することができる

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【赤羽根良和先生】治療を変える“視点”が見つかる!臨床に多い腰痛の見方と運動療法(LIVEセミナー/ZOOM)

講 師:赤羽根良和先生

開催日:2026年1月31日(土) 17:30~20:30

 

概要

臨床に多い腰痛

― 現場で出会う“ありふれた腰痛”を、構造と機能から本質的に読み解く ―

「よくある腰痛」だからこそ、難しい。

臨床で最も多く出会う症状 ― 腰痛。
それは“誰でも扱うテーマ”でありながら、
なぜ痛みが取れないのか、再発するのか、改善が続かないのか
多くのセラピストが悩み続ける分野でもあります。

赤羽根先生は、そんな「臨床に多い腰痛」を
筋・関節・神経・呼吸・姿勢制御の全ての視点から再構築。
「結局、何をどう診て、どこを治すのか?」を
実践的・構造的に整理してくれる180分です。

💡 このセミナーで学べること

✅ 1. “臨床に多い腰痛”をタイプ別に整理する

  • 椎間関節性/椎間板性/筋・筋膜性など、よく出会う腰痛の臨床像を比較
  • 疼痛の発生源をどう推定するか、臨床で使える判断基準を提示
  • 「画像ではわからない腰痛」の特徴を理解する

✅ 2. 多裂筋・胸腰筋膜・横隔膜の働きを読み解く

  • 多裂筋が“働いていない”腰痛の見抜き方
  • 胸腰筋膜・体幹深層筋・横隔膜の連携が崩れるメカニズム
  • 呼吸・安定性・姿勢制御を組み合わせた運動療法戦略

✅ 3. 動作と安定性から考える腰痛のアプローチ

  • 屈曲・伸展・回旋など、動作別に異なる疼痛発生パターン
  • 椎間関節や筋膜の障害を見極め、介入まで
  • 股関節・体幹・骨盤の連動を整える運動療法

✅ 4. “動き”で診て、“動き”で治す臨床へ

  • 「静的姿勢」ではなく“動作中の腰椎挙動”を読み取る視点
  • 運動制御の破綻を整える動作修正のエクササイズ
  • 明日から使える、赤羽根先生の“評価→治療”思考プロセスを公開

🎯 こんな方におすすめ

  • 「腰痛は診ているけど、評価が曖昧になりがち」な方
  • どの組織が痛みの原因なのか、自信を持って説明できない方
  • 多裂筋・体幹・呼吸を活かした機能的治療を学びたい方
  • 日常的に腰痛患者を担当している全てのセラピストへ

応募はこちらから

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その他の園部企画の講演・セミナー

 

※新型コロナウイルスの影響により、現在会場セミナーは中止しております。
Zoomセミナーは詳細が決まり次第、掲載していきます。

 

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