入谷誠の仕事の流儀 パート②
我が家で一番早く家を出るのは小学1年生の娘なんです。
3階のベランダから娘が見えなくなるまで毎朝見送ります。
こうした習慣も、かけがえのない宝物なのだと気づかされます。
さて、前回もご紹介した“入谷誠の仕事の流儀”。
今回はその続きをお伝えします(^-^)
園部:
先生の1日のタイムスケジュールを教えてください
入谷:
起床は3時30分で、直ぐに入浴します。そして、4時ごろから今必要だと思っている本を約1時間30分ほど読み、自分で書き留めておきたいことを簡単にパワーポイントに書き残すようにしています。
5時30分ごろより食事をして、5時50分ごろには職場に行きます。まず職場でお湯や水の浄水などの準備を行い、職場周囲の掃除を行います。それが終わったら30分間のウォ―キング、6時30分ごろより昨日臨床で気づいたことをパワーポイントに書き留めておくようにします。
そして、さまざまな講演の資料や原稿、図の作製などを行い、仕事仲間への電話連絡などを行います。8時30分ごろから今日の仕事の予約状況を確認して、一日の臨床をイメージします。ここで仕事ができるような心と身体と環境の準備をしています。
9時から臨床に入り、午前は約1名インソール作製と何名かの調整や他の治療。12時から13時は食事休憩。13時から約3名のインソール作成と何名かの調整と他の治療を行い19時に診療を終えます。週に1~2日は無理やり予約を入れてくる人がいるので、その日の終了は21時くらいになります。
その後、家に帰り、食事をして少しのんびりして、21時半~22時ごろには就寝しています。
園部:
診療の無い休日はどのように過ごされていますか?
入谷:
月に3~4はセミナーや研修会があるので、休みといってもその準備をしていることが多いです。平日と同じように起床し、職場へ6時ごろには着いています。朝から2~3回分のセミナーや研修会に使用する材料の準備、配布資料やプレゼンの準備をしています。
原稿依頼がある場合もこの日にある程度の所まで仕上げて、平日の朝にチェックして、仕上げるようにしています。時間があるときには、日ごろ臨床での気づきについて記載してあるので、それをチェックして、考慮しなければならないことを考えるようにしています。
また自分の身体を使って足底板の処方や訓練方法、テーピング、鍼、マッサージ等の治療に関するものや人間の動く仕組みに関するものについて試したいことを行ったりします。この時間が大変心地よい時間帯になっています。
園部:
先生が尊敬する医療人はいますか。
また医療分野以外でも尊敬する人はいますか。
入谷:
尊敬する医療人は柔整・はり師・マッサージ師として開業していた亡き父、そして柔整師として現在開業している兄です。両人とも視野が非常に広い治療者です。「本当の治療とは何か」を考えさせてくれます。
医療人以外では現在は日本航空を立て直した「稲盛和夫氏」です。氏が書いたさまざまな本を読んで、自分の生き方、考え方をしっかりと支えてくれています。氏の本を読むと、生きていくことに燃えてくる感じがします。
園部:
我々が成長するために一番必要だと思う事はなんでしょうか
入谷:
素直な気持ちで、「患者様を少しでも苦痛から解放させてあげたい」と思うことだと思います。それはいつも身体のことを考えているということで、誰よりも努力するということであると考えています。
いかがでしたでしょうか(^-^)
大切なことがたくさん詰まっていると私は思いました。
そして何よりもまず、入谷先生は臨床が大好き
という事が分かっていただけたと思います。
私自身、非常に悩んだ時期がありますが、
今は入谷先生と同じで臨床が大好きです。
そして、入谷先生の様に私も
臨床の楽しさ
臨床で成長する喜び
臨床に対する考え方など
皆さんに惜しみなく伝えたいと思っています
だからこそ、臨床で成長し続けるためのシステム作りを
スタッフ一丸となって今現在、行っています。
夏から秋にかけて“会員サイト”として始動しますので皆様、楽しみに待っていてください(^-^)
推薦セミナー
LIVEセミナー/ZOOM【尾崎純先生】肩痛・肩こりをSpine Dynamics療法から考える
◆講 師:尾崎純先生
◆開催日:2023年2月5日(日) 10:00~13:00
【肩痛・肩こりをSpineDynamics療法から考える】
【講演概要】
物事には必ず原因と結果が存在します。
例えば、「腰痛」を結果と捉えるならば、なぜそのような結果へ至ったのかという原因を追究しなければ、
結果=腰痛を変えることはできません。
Spine Dynamics療法は運動力学を基礎として、患部が形成されたプロセス(原因と結果)を推察します。
そして、腰痛ではなく、腰痛になる身体とその解決について、お話させて頂ければと思います。
【セミナー内容】
●前半
SpineDynamics療法の核となる全体論的臨床推論について解説します。
全体論から考えると、身体も物理の法則に従わなければならない物質です。
そして、従えない身体になってしまうことが痛みや障害といった結果に繋がり、腰痛に繋がることを理解いただけると治療法は自ずと導き出されます。
●後半
腰痛になる身体を解決するための一例をご紹介します。
また、原因から考えていくできれば、治療だけではなく、予防することにも通じます。
応募はこちらから
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https://ugoitalab20230205.peatix.com/
LIVEセミナー/ZOOM【山本 伸一 先生】脳卒中患者の三角巾からの解放~肩の痛みの理解から具体的な治療まで~
◆講 師:山本伸一先生
◆開催日:2023年2月11日(土) 17:00~20:00
【脳卒中患者の三角巾からの解放~肩の痛みの理解から具体的な治療まで~】
「感覚‐知覚‐運動」の観点から脳卒中対象者を理解することはとても重要なことです。
運動には欠かせない「感覚-知覚」とともに中枢神経系との相互作用を再構築することも「活動のため」に必要なひとつです。
今回の研修会では、上述を含めた脳卒中の障害像の基礎理解とともに上肢機能の問題点について整理します。
そのうえで脳卒中における肩の痛みの機序から種類等をご説明いたします。
それぞれの臨床に活かせていただければと思います。
初めての方でもだいじょうぶです。わかりやすく説明いたします。
また、これまでに参加された方でも、もちろんOKです。宜しくお願いいたします。
応募はこちらから
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https://ugoitalab20230211.peatix.com/
LIVEセミナー/ZOOM【小泉圭介先生】「小泉先生が考えるコンディショニングトレーニング 上肢・体幹編」
◆講 師:小泉圭介先生
◆開催日:2023年2月19日(日) 10:00~13:00
【小泉先生が考えるコンディショニングトレーニング 上肢・体幹編】
概要上肢・体幹では細かい関節が複数しかも複雑に作用するため、様々な代償動作が繰り広げられます。
これらをコントロールしながらエクササイズを進めるためには、理学療法「Art & Science」のArtの部分が求められることになります。
今回の講習では、私が日頃行っているコンディショニングトレーニング小泉メソッドのArtの部分について、胸椎・胸郭エクササイズのデモンストレーションを通じてご紹介できればと思っています。
セミナー内容
・上肢と体幹の運動学を簡単に復習し、一般的に求められる機能と競技スポーツで求められるレベルの機能について再確認いただきます。
・競技者のコンディショニングで実施しているトレーニングについて、特にOver Head Sportsを例にご説明します。
・実際に小泉がどのようにエクササイズを行うか、デモンストレーションを通じてご紹介します。
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LIVEセミナー/ZOOM【河重俊一郎先生】腰部脊柱管狭窄症に対する評価と治療 〜症候への対応と体幹機能の獲得〜
◆講 師:河重俊一郎先生
◆開催日:2023年2月26日(日) 10:00~13:00
【腰部脊柱管狭窄症に対する評価と治療〜症候への対応と体幹機能の獲得〜】
「脊柱管の狭小化」という病態から、理学療法の適応が疑問視されることもある脊柱管狭窄症ですが、
適切な介入によって一定の症候改善が期待できます。
本セミナーでは脊柱管狭窄症の病態生理や手術についてなどの基礎的な知識をはじめ、
症候を改善させるためのアプローチ、脊椎を語るうえで欠かせない体幹機能への介入などを紹介します。
人体の大黒柱たる脊椎についての学びは、きっとこれからの臨床に役立つことと思います。
内容
〇脊柱管狭窄症の病態生理
〇手術について
〇病態に基づいた理学療法介入
〇脊椎・体幹機能についての考え方、エクササイズ
ねらい
・腰部脊柱管狭窄症の病態について基礎的理解を深める
・病態理解のもと、適切なアプローチを考えられるようになる
・体幹機能の考え方と、強化に有効なエクササイズを学ぶ
応募はこちらから
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LIVEセミナー/ZOOM【村木孝行先生】肩腱板断裂の可動域制限と痛みを村木孝行先生はこう評価しこう治療する 〜肩甲帯と上腕骨頭の動きに着目して〜
◆講 師:村木孝行先生
◆開催日:2023年3月5日(日) 10:00~13:00
【肩関節は自由度や可動性が高いため、異常運動がわかりやすい一方で、様々なパターンを呈します。
この異常運動が症状の原因なのか、代償として起こる結果なのかが曖昧のまま治療をしてしまうと、期待していた結果に辿り着けません。
闇雲に腱板筋群を鍛える、筋緊張を緩めるなどをしても可動域や痛みがまったく改善しないことも多々あります。
肩腱板断裂は”腱板が切れている”以外の絶対的な共通項はなく、症状や機能障害も多彩です。
また、その原因となる機能障害に関しても、原因の原因、そのまた原因が存在することもあり、その原因の層の深さが、同じ介入を行ったときに一定の効果を上げる障壁となります。
本講演では肩腱板断裂で起きうる症状のパターンを提示し、それらに対する介入方針や介入すべき原因の見つけ方について解説いたします。
応募はこちらから
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https://ugoitalab20230305.peatix.com/
LIVEセミナー/ZOOM【小野志操先生】機能解剖に基づいた股関節痛を改善するために必要な知識と技術
◆講 師:小野志操先生
◆開催日:2023年3月12日(日) 10:00~13:00
【機能解剖に基づいた股関節痛を改善するために必要な知識と技術】
股関節に変形がないにも関わらず出現する鼠径部痛や臀部痛は以前から認識されていました。
その病態は大部分が不明であり、診断がなされず十分な治療ができないまま症状の長期化と遷延化に悩まされる症例は少なくありません。
2003年にGanzによりFemoroacetabular Impingement(以下 FAI)の概念が報告されて以降、原因不明の股関節痛の中に股関節を構成する寛骨臼蓋と大腿骨頸部の骨形態異常に由来するものが存在する可能性が示唆されるようになりました。
またSports Herniaなどとされていたアスリートに好発する鼠径部痛に対して、2012年のBritish Hernia Societyにおいて”Inguinal Disruption(鼠径部の破綻)”という呼称の使用と診断基準の採用が提案され、2014年開催のthe 1st World Groin Pain Conference in Dohaでは、”Groin Pain in Athletes”と表現することを採択し、内転筋関連、腸腰筋関連、鼠径部関連、恥骨関連、股関節関連(含む FAI) の5つに分類しています。
FAIおよびGroin Pain in Athletesの病態解釈については未だに曖昧であり、運動療法についても確立されているとは言えません。
今回のセミナーでは、FAIおよびGroin Pain in Athletesの病態解釈に必要な解剖と知識を整理して、画像所見と理学所見による評価と私が実際に臨床で行なっている治療技術について動画を交えて解説させて頂きます。
有痛性股関節疾患治療の本質に迫りたいと思います。
応募はこちらから
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https://ugoitalab20230312.peatix.com/
その他の園部企画の講演・セミナー
※新型コロナウイルスの影響により、現在会場セミナーは中止しております。
Zoomセミナーは詳細が決まり次第、掲載していきます。
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