腰痛に対してこんなリハビリしていませんか?

新企画『こう診てこう治す』ズームライブセミナーは、テーマ「膝関節」で6月21日に予定しています。
未来のセミナーのかたちが見えてきますので、是非、是非一度は参加してみてください。
最高に学びになることを約束します。(^^)
https://ugoitalab20200621s.peatix.com/
さて・・・
今回は、腰痛についてのお話です。
もしあなたが今、腰痛になって日常生活に支障を来したらどうしますか?
病院に行きますか?
接骨院に行きますか?
整体に行きますか?
2003年「腰痛に関する全国調査」の報告書によると、腰痛の治療に行く施設のトップ3は「整体・整骨院・接骨院」で、地域の整形外科医院(クリニック)は4位でした(おそらくこれは今でも大きく変わっていないと思います)。
これは、「病院に行っても腰痛は治らない」と一般的に認識されている1つの証拠ではないでしょうか。
もちろん病院は「画像診断」を行い、手術の必要が「あるかないか」をまずは診断することが大切です。
もし、手術の必要が「ない」と診断されたら、「痛み止めや湿布を渡して様子をみる」、または「リハビリを受けて様子をみる」となります。
このタイミングでリハビリを受けた方の多くの腰痛が改善したら、世間の認識は少しずつ変化してくるのではないでしょうか。
私は近い将来、花粉症と同じ「国民病」と言われている腰痛に対して、「まずはリハビリを受けてみよう」とか、「理学療法士に診てもらおう」と認識されるような世の中になってほしいと感じています。
そのためにはまず私たちが、腰痛の評価をもっと的確に行えるようになる必要があるのではないでしょうか。
臨床で最も多く遭遇する腰痛は「伸展痛」だと思いますが、あなたはこんなリハビリをしていませんか?
医師から変形性腰椎症という診断名で腰痛に対するリハビリオーダーがありました。
オーダーには関節可動域練習、筋力増強練習、自主トレーニング指導と書かれています。
まず問診をすると「体を反るときに痛いんです…」、「前かがみから体を起こす時に痛くて、いつも怖いからゆっくり起こしてます…」といった話が聴けました。
問診から伸展痛だということが分かり、実際に痛みのある腰を触れてみると、腰周りの脊柱起立筋がパンパンです。
さっそく脊柱起立筋を緩めることにしました。
そして「すこし筋肉が張っているところを緩めてみたのですがどうですか?」といって体を反らせると「だいぶ楽な感じです」という返答をいただきました。
この結果から、脊柱起立筋はアウターマッスルなので、インナーマッスルがおそらく働いていないからインナーマッスルを働かせる運動と、脊柱起立筋のストレッチを指導しなくては…と考えました。
ドローインの腹横筋を働かせる呼吸法や、簡単なストレッチを指導した後、再び痛みの出る動作をさせると「かなり楽になりました!」と言われたので、「毎日行えば腰痛も楽になりますよ」と伝えて1週間後に次のリハビリ予約を取りました。
この流れは一見良さそうに感じるかもしれませんが、評価としては不十分です。
その理由を説明しますので、これから話す内容はしっかりメモなどを取って覚えておいてください。
伸展痛は腰痛の誘発動作として最も多く、腰椎を伸展することで4つの組織に以下の負荷が生じます。
①椎間関節に圧縮負荷が生じる
②椎間関節周辺の筋・筋膜には縮む・たわむ負荷が生じる
③仙腸関節には滑走負荷が、仙腸関節の周辺靭帯には伸長負荷が生じる
④椎間孔が狭くなることで神経根に圧縮負荷が生じ、硬膜に圧力が生じる
さて…
あなたは伸展痛を伴った方のリハビリをしていく過程で、4つの組織の中でどの要素が痛みと強く関係しているのかを評価していますでしょうか。
①椎間関節性の痛みなのか
②筋・筋膜性の痛みなのか
③仙腸関節性の痛みなのか
④神経性の痛みなのか
それぞれの痛みに対してリハビリ内容も変わってくるのは当然ですが、先ほど例にあげたリハビリ内容ではこの評価が抜け落ちているんです。
だから評価としては不十分だと言いました。
もっと言えば、4つのどの組織に負荷が生じても脊柱起立筋がパンパンになることがあります。
だから筋肉だけ緩めても不十分で、主要な組織の負担を軽減させるためには何が必要かを考えてリハビリを行う必要があります。
是非、明日から腰椎の伸展痛を訴える方がいたら、問診でこのように質問してください。
「痛い場所を自分で指してもらえますか?」と
腰椎を伸展することで4つの組織に負荷が生じますが、どの組織かを判断するには、最初に「痛みを指す場所が①~④のどこか」を本人に聴くことが大切です。
なぜなら痛みは画像に映らないからです。
物的証拠がないから聴いて判断するしかないのです。
もし痛みが①の腰椎の真ん中付近であれば、椎間関節性の痛みかもしれないな…と考え次の評価へと移ります。
是非、明日からまずは「①~④のどれかを予測する」ことから始めてください。
そうです。
「痛い場所を自分で指してもらえますか?」と聞くことから始めてください(^-^)
さて、次回は伸展痛に最も多い「①椎間関節性の痛み」についてもう少し詳しく説明したいと思います。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
追伸:
腰痛に対してもっと詳しく学びたい方はこちら!
⇓ ⇓ ⇓
2020年8月30日(日)【成田崇矢先生・園部俊晴先生】
腰痛の疾患別アプローチと力学的アプローチ(Zoomセミナー・ライブ)
https://ugoitalab20200830.peatix.com/
これ必見です(^-^)
推薦セミナー
【岡本光司先生】サイレントマニュピレーション後の理学療法
◆講 師:岡本光司先生
◆開催日:2025年3月8日 (土) 18:00 – 19:30
概要
【セミナー概要】
昨今、凍結肩の治療の新たな常識となり、全国的に行われているサイレントマニピュレーション(以下SM)後の理学療法について、理学的所見の取り方、注意点を含めてお話します。
当院では進行した凍結肩において4,000例以上のSMが施行されてきました。SMにより烏口上腕靭帯と全方向への関節包の解離が行われ、SMのみの治療で終了する場合もありますが、術後に痛みや可動域制限が残存する症例も少なからずあります。
SM後の理学療法の目的は、可動域制限の回復と疼痛の改善です。そこで問題となるのが上腕骨頭の前上方偏位であり、外転や挙上時にインピンジメントによる疼痛を引き起こす原因となります。今回の講演では当院で実際行なっている「SM後の理学療法における評価(切り分け)」「骨頭の前上方偏位の治療(後方組織および下方組織へのアプローチ)」「超音波ガイド下での運動療法」をご紹介できればと思います。
★マスターしてほしいポイント
ポイントはズバリ【SM後に必要な理学的所見】です。
SM後の理学療法を行う上で重要なことは、まずは理学的所見で病態を切り分け、問題点を明らかにすることです。そうすることで、自動的に行うべき理学療法が選択されます。
★受講することで会得できること
理学的所見から導き出されたSM後の行うべき運動療法内容が理解できます。
SM後の理学療法は何だか不安だ。どうすれば良いの?などなどの疑問を解消できるような内容をご用意します。ナイトLIVEセミナー後には払拭されると思います。 いまや、凍結肩の治療として全国的に行われているSM。その創始者である朴基彦院長の下で、理学療法士としてタッグを組んでいるからこその内容をお話しできればと思います。初心者🔰の方でも理解できるよう分かりやすい内容にする所存です。どうぞ宜しくお願い致します。
応募はこちらから
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https://seminar.ugoitalab.com/event/20250308z/
UGOITA FES 2025
◆講 師:園部俊晴先生 赤羽根良和先生
◆開催日:2025年3月9日 (日) 10:00 – 17:00
概要
誰しも一度は”壁”にぶつかる
日々、切磋琢磨を続けていき、患者の『痛み』と『動き』を変えられる実感が増えることで喜びを感じ、さらに研鑽を重ねようと邁進していく日々。
だが、順調に成長しているように感じる一方で、どれだけ努力しても力になれないと感じる瞬間が訪れることもあるだろう。
これこそ、だれしも一度は直面する“壁”だ。
どんなに悩んでも、どんなにもがいても、結果につながらないこの体験は、まるで底なし沼にハマったような、出口の見えない不安に陥ってしまう危険性をはらんでいる。
壁を超えるには未体験の”衝撃”が必要だ
しかし、現在一流の言われている治療家は、例外なく壁にぶつかった経験を持ち、その度に”壁”を乗り越えてきた。
運動と医学の出版社がプロデュースするUGOITAの代表 園部俊晴も、30代半ばに大きな壁にぶつかった一人だ。
その壁を超えられたのは林典雄先生に出会った衝撃がきっかけだった。
彼に限らず、ほとんどの一流臨床家は何かしらの”衝撃”を体験している。
ある臨床家にとって、それは”師との出会い”であり、ある臨床家にとって、それは”新たな理論・技術との出会い”であった。
しかし、人生を大きく変えるきっかけとなるような衝撃を受けるには、自らそれに触れる機会を作らなければならない。
今回で3回目の開催となる『UGOITA FES』は、全ての臨床家の壁を超えさせるような、衝撃を体感させるためのイベントだ。
一流臨床家の技術を間近で体感し、その卓越した技術と熱を肌で感じ取れば、あなたの臨床観は一変するだろう。
今回も2名の一流臨床家が衝撃の臨床力を実演!
■園部俊晴の臨床 体験会
テーマ『慢性痛治療の限界突破!園部俊晴の臨床”徒手療法”実演』
■赤羽根良和の臨床 体験会
テーマ『局所治療から限界突破!!肩関節拘縮をフローチャート』
応募はこちらから
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https://seminar.ugoitalab.com/event/20250309e/
【田舎中真由美先生】腰痛と骨盤周囲痛に対する骨盤底機能的アプローチ〜胸郭・腹部・骨盤底の評価と治療法〜
◆講 師:田舎中真由美先生
◆開催日:2025年3月15日 (土) 17:30 – 20:30
概要
【セミナー概要】
腰部・骨盤帯の安定性を保つためには横隔膜、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋群が「インナーユニット」として機能的に連携することが重要です。
そのため腹部や骨盤底の機能を評価する際はこれらを一つのユニットとして同時に評価を行う必要があります。
また、骨盤底筋群と股関節外旋筋である内閉鎖筋は筋膜連結しており、下部体幹の安定性にはこれらの筋群が適切に機能しているかも重要です。
今回は筆者が臨床で実践している腹部・骨盤底機能の評価方法をデモンストレーションを交えながら解説します。
到達目標
・インナーユニットの運動機能を理解し、腹横筋・骨盤底筋群の機能評価ができる
・機能評価に基づき、症状を改善させることが出来る
応募はこちらから
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https://seminar.ugoitalab.com/event/20250315z/
【吉尾雅春先生】脳卒中患者の肩関節痛を解剖学・神経学的視点から考察する
~原因の特定とクリニカルリーズニングの重要性~
◆講 師:吉尾雅春先生
◆開催日:2025年3月23日 (日) 10:00 – 13:00
概要
【セミナー概要】
脳卒中患者の肩の痛みは他の疾患とは異なる特徴的な病態を持つ。しかし、その痛みがなぜ起きるのかという議論はあまり積極的にはなされておらず、多くは曖昧な状況にある。疾病特有の運動麻痺に伴うもの、肩関節の構造によるもの、活動性の変化に影響を受ける時期的なもの、いわゆる肩に影響を与える全身的影響によるもの、生活歴に関連するものなど、視野を広げて捉える必要がある。そこで、以下のことについて触れながら考えてみたい。
・関節包を保護する“関節筋”とPT・OTの常識
・肩手症候群と浮腫
・肩関節包の構造の変化
・肩関節亜脱臼
・腱板断裂
・大脳小脳神経回路と肩
・脳障害に伴う姿勢定位障害
・その他
応募はこちらから
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https://seminar.ugoitalab.com/event/20250323z/
【赤羽根良和先生】股関節拘縮と後面部痛の新たな理解と運動療法 ~神経と筋機能を基盤にした評価と治療~
◆講 師:赤羽根良和先生
◆開催日:2025年3月29日 (土) 17:30 – 20:30
概要
【セミナー概要】
股関節拘縮や後面部痛、下肢痛は、臨床現場で多くの患者が訴える症状です。特に、殿部痛はその原因が多岐にわたり、腰や骨盤の位置異常や関節軸のブレによって周辺組織(fascia)の滑走障害を引き起こすことが知られています。この複雑な問題に対処するには、神経、筋肉、関節の連携を深く理解し、的確な評価と治療アプローチを構築することが重要です。
本セミナーでは、以下の観点から後面部痛の評価と運動療法を学びます:
●殿部痛の引き金となる筋肉を特定し、外旋筋群の機能や股関節の角度が痛みに与える影響を明らかにします。
●神経支配の影響を重視し、上殿神経・下殿神経・陰部神経・後大腿皮神経、さらには坐骨神経の走行に基づく痛みのメカニズムを解説します。
●**Deep Gluteal Syndrome(深部殿筋症候群)**の特徴を理解し、内閉鎖筋の肥厚が坐骨神経障害に与える影響とその治療法を詳しく学びます。
また、股関節鏡視下術後の症例において、痛みの再発予防や可動域の改善に必要な触診技術と滑走操作の具体的な手法を解説。
患者の症状改善に直結する運動療法を紹介します。
【セミナーで学べる内容】
1.股関節拘縮の見方と後面部痛の評価方法
・殿部痛を引き起こす要因となる筋肉の特定方法を学びます。
・骨盤の位置異常や関節軸のブレが滑走障害に与える影響を理解します。
2.股関節と神経支配の関連性
・上殿神経・下殿神経・陰部神経・後大腿皮神経、坐骨神経の走行と障害の特徴を解説します。
・神経の影響を考慮した痛みの評価と治療アプローチを学びます。
3.Deep Gluteal Syndromeの特徴とその治療法
・深部殿筋症候群の原因とその診断・治療のポイントを理解します。
・内閉鎖筋の肥厚が坐骨神経障害に与える影響を評価する方法を習得します。
4.股関節鏡視下術後の治療戦略
・術後の痛みや可動域の改善に向けた触診技術と滑走操作の手法を具体的に解説します。
・股関節内組織の回復を促進する運動療法を学びます。
5.実践的な評価と治療の技術習得
・軟部組織の動きを正確に捉えた評価技術と、それに基づく関節操作・滑走操作を紹介します。
・臨床現場で即実践できる治療アプローチを習得します。
【このセミナーはこんな方におすすめです】
●股関節拘縮や後面部痛の原因をより深く理解し、効果的な治療法を学びたい方
●神経と筋肉の関係を踏まえた痛みの評価・治療を向上させたい方
●股関節鏡視下術後の治療計画に困っている方
応募はこちらから
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https://seminar.ugoitalab.com/event/20250329z/
【江玉睦明先生・河端将司先生】教えて江玉先生、河端先生!!腋窩部を徹底解剖
◆講 師:江玉睦明先生・河端将司先生
◆開催日:2025年4月4日 (金) 20:00 – 22:00
概要
【セミナー概要】
◆河端将司先生 20:00~20:45◆
【講演概要】
腋窩部の解剖を深く理解することは、肩関節疾患の評価・治療に不可欠です。
本セミナーでは、解剖学のスペシャリスト・江玉先生が腋窩部の構造を徹底解説されます。
河端から臨床実践的な評価と治療についてご紹介します。解剖と実践の両面から,明日からの臨床につながるセミナーになると思いますので,ぜひご参加ください!
◆江玉睦明先生 20:50~21:30◆
【講演概要】
超音波画像装置の普及によりこれまで理解が難しい領域であった腋窩部の形態や動態が明らかになってきています。しかし、肩関節の動きのより変化する腋窩部の形態や動態をエコー画像のみで理解することは非常に困難です。本セミナーでは詳細な解剖学的所見を用いて、腋窩部の形態と動態を丸覗きします!
【セミナー内容】
腋窩部を構成する組織の形態と動態を詳細な解剖学的所見を用いて詳細に解説します。
【到達目標】
・腋窩部を構成する組織の形態と動態が理解でき、理学療法評価に役立てることができる。
応募はこちらから
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https://seminar.ugoitalab.com/event/20250404z/
【村木孝行先生】肩関節疾患に対する筋力トレーニング~腱板筋を適切な収縮へ導く~確かな評価から適切な治療を考える~
◆講 師:村木孝行先生
◆開催日:2025年4月6日 (日) 9:00 – 12:00
概要
【セミナー概要】
肩の損傷や痛みを防いだり、パフォーマンスを高めるために肩の安定性は欠かせない。その安定性を得るためには腱板筋群の適切な筋収縮が必要である。一般的に、腱板筋群の機能を高めるためにチューブ等を用いたトレーニングが行われているが、正しく行われないとかえってマイナスの効果をもたらすこともある。
また、腱板筋群は肩甲胸郭機能および肩以外の部位にも影響される。それらの評価やトレーニングも含め、どのように様々な条件下で腱板筋群の適切な収縮を引き出していくか、戦略を組み立てていく必要がある。
そのための基礎知識や戦略を立てるための評価、戦略を成功させるためのトレーニングについて述べる。
応募はこちらから
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https://seminar.ugoitalab.com/event/20250406z/
【江玉睦明先生・宮田徹先生】教えて江玉先生、宮田先生!!膝関節後内側部を徹底解剖
◆講 師:江玉睦明先生・宮田徹先生
◆開催日:2025年4月11日 (金) 20:00 – 22:00
概要
【セミナー概要】
◆宮田徹先生 20:00~20:45◆
私のパートでは、膝関節後内側部の組織のうちで重要視している腓腹筋内側頭を中心に、臨床的な観点から講演を行います。腓腹筋内側頭とその周囲を走行する筋・神経・血管など他の軟部組織との関係をエコー解剖を交えて解説します。この腓腹筋内側頭は伸展だけでなく屈曲運動にも大きく影響を与えると考えています。
今回の講演では腓腹筋へ徒手療法や運動療法はもちろん、普段我々が行っている末梢神経を軸にしたリハビリテーションも紹介できればと思います。
【到達目標】
・膝関節後内側部の軟部組織の位置を理解する。
・腓腹筋や膝周囲軟部組織への徒手療法や運動療法を理解する。
◆江玉睦明先生 20:50~21:30◆
【講演概要】
本講演では、運動器疾患の評価と治療において頻繁に直面する機能障害の一つである膝関節の可動域制限について、特に「膝後内側部」に焦点を当てて解説します。
膝関節は螺旋関節に分類され、大腿骨顆と脛骨関節窩の形状の違いにより、屈曲・伸展時の骨運動が内側関節面と外側関節面で異なります。内側関節面では転がり運動と滑り運動が発生するため、関節周囲組織には短縮方向(縮じまり)の柔軟性が求められます。一方、外側関節面では転がり運動が大きくなるため、伸張方向の柔軟性、すなわち伸張性や滑走性が必要となります。
したがって、内側関節面周囲では挟み込みや短縮痛による可動域制限が生じやすく、外側関節面周囲では伸張性や滑走性の低下、あるいは伸張時痛による可動域制限が発生する可能性が考えられます。このように、膝関節では内側と外側で可動域制限の要因が異なることが明らかです。
本講演では、これらの特徴を踏まえ、「膝後内側部」の機能解剖を深く掘り下げていきます。
【セミナー内容】
膝関節後内側部の構造と膝関節運動時の動態を詳細な解剖学的所見を用いて解説します。
【到達目標】
・膝関節後内側部の構造と膝関節運動時の動態が理解できる。
・膝関節可動域制限を改善できる。
◆コラボアンサー 21:30~22:00◆
応募はこちらから
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https://seminar.ugoitalab.com/event/20250411z/
【工藤慎太郎先生】1単位で診る!外来痛みシリーズ 運動器疾患の痛みの「なぜ?」がわかる~股関節 座学編〜
◆講 師:工藤慎太郎先生
◆開催日:2025年4月20日 (日) 9:00 – 12:00
概要
【セミナー概要】
変形性股関節症や関節唇損傷という診断で股関節の前面、後面、外側など痛みが出ている症例の保存療法に難渋することも多いであろう。変形性股関節症=トレンデレンブルグ歩行、デュジャンヌ歩行が問題と考えて、外転筋力の強化を行う。これは必要なことかもしれない。
しかし、ここにはなぜ?股関節の痛みが出ているかという病態が欠落している。我々は股関節周囲の疎性結合組織に注目した運動療法を提案している。
本講演では股関節周囲の最新の解剖学と超音波画像、さらにそれらに基づいた運動療法を紹介します。
応募はこちらから
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https://seminar.ugoitalab.com/event/20250420z/
【成田崇矢先生・園部俊晴先生】高齢者に多い腰痛と痺れ~体幹機能と姿勢・動作から紐解く治療の鍵~
◆講 師:成田崇矢先生・園部俊晴先生
◆開催日:2025年4月27日 (日) 9:00 – 12:30
概要
【セミナー概要】
◆成田崇矢先生 9:00~10:30◆
高齢者に多い腰痛と痺れに対する私の考え 〜動作・姿勢から考える腰痛と痺れの原因と改善方法〜
高齢者に多い腰痛と痺れに対する私が考えるコンセプトを解説させて頂きます。 ①痺れのメカニズムの解説(特に脊柱管狭窄症)→②評価の実際→③アプローチの実際を解説します。
宜しくお願い致します。
◆園部俊晴先生 10:30~12:00◆
高齢者の下肢のシビレや疼痛を伴う症例の評価と治療
◆講義概要
腰部疾患によって、下肢のシビレや痛みを有することは非常に多いです。
こうした慢性的な痛みやしびれに悩む患者さんを診て、あなたは 「何とかしてあげたい」 「でも、何をしたらよいか分からない…」 そう感じていませんか?
脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアなどの多くの腰部疾患は、問診、画像、整形外科テストを元に診断され、セラピストに処方されます。
しかし、下肢のシビレや痛みは、実はこの過程の診断だけは症状の真の原因は見つけられない事も多いと思います。なぜなら、実際の臨床では、腰部とは無関係に、下肢のシビレや痛みが出ていることが少なくないからです。
このことが分かってくると、腰部疾患によって下肢のシビレや痛みがあると思われていた患者が、実は腰には介入せずに、シビレの症状を改善することがある事実も分かってきます。
当然、腰部疾患(脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアなど)が原因で生じる下肢のシビレや痛みもありますが、それに加え、“末梢神経”、“筋膜”これらの2つが下肢のシビレや痛みの“真の原因”だったということは、臨床では非常に多く経験します。
そこで今回は、 これらの組織が原因で生じるシビレや痛みのメカニズムを説明し、その上で私が行っている治療テクニックを皆さんに紹介したいと思います。明日の臨床から役立つものがたくさん得られることを約束します。
◆プログラム
1.下肢のシビレや痛みのメカニズム
2.病態を理解する
3.私たちの狙いは、何か
4.介入のためのテクニック
【到達目標】
・脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアなどの診断名で処方された場合、下肢の症状がどこから出ているのかを症例ごとに理解する。
・“狙い”を決めたら、そこにアプローチして本当にシビレや疼痛が改善できることを実感する。
◆受講者へのメッセージ
このセミナーを受講していただくと、多くの下肢のシビレや痛み原因と改善方法を理解できるようになると思います
従来の治療法に限界を感じている方
新しい技術を学びたいと考えている方
患者さんの痛みやしびれを根本から改善したい方
に最適なセミーになると思います。シビレや痛みが改善できれば、患者に喜んでいただけることはもちろん、自分のやる気が湧き上がってくることがわかると思います。
◆コラボアンサー 12:00~12:30◆
応募はこちらから
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https://seminar.ugoitalab.com/event/20250427z/
【浅野昭裕先生】臨床における運動器の画像読影×組織の触診
〜疾患別に考える画像所見と触診から分かること〜 上肢編
◆講 師:浅野昭裕先生
◆開催日:2025年5月11日 (日) 9:00 – 12:00
概要
【セミナー概要】
【講義概要】
外傷や術後のリハビリテーションを適切に行うためには単純X線画像の読影力が求められます。
このセミナーでは運動療法に直結する読影法を提示し、読影結果に基づく評価・治療法を提示したうえで、それらに必要となる触診技術を伝えます。触診法は「自触」、すなわち自分の身体を自分で触れる方法であり、一人でどこでも、いつでもできる方法です。
画像(材料)➡読影(問題構造の抽出)➡評価・治療方法(臨床技術)➡触診技術(基礎の確認)
という極めて臨床的な連続性を、上肢3症例を通して学びます。
【セミナー内容】
1. 単純X線画像の読影の基礎
2. 上腕骨近位部骨折術後・上腕骨顆上骨折術後・橈骨遠位端骨折術後の症例に対して以下を行う。
① 画像の読影(得られる情報・治療のターゲット)
② 評価・治療の実際
③ この疾患の評価治療に必要な触診
④ 自触サーフィン(隣接した部分を連続的に触れる触診の方法)
【到達目標】
呈示した単純X線画像から軟部組織の損傷を推測する。
提示した疾患に必要な触診対象が分かり、それらを自触することができる。
【参考資料】
浅野昭裕:運動療法に役立つ単純X線画像の読み方(メジカルビュー社)
浅野昭裕:触診ドリル(上肢・頚部編)(運動と医学の出版社)
応募はこちらから
↓ ↓ ↓
https://seminar.ugoitalab.com/event/20250511z/
【浅野昭裕先生】臨床における運動器の画像読影×組織の触診
〜疾患別に考える画像所見と触診から分かること〜 下肢編
◆講 師:浅野昭裕先生
◆開催日:2025年5月18日 (日) 9:00 – 12:00
概要
【セミナー概要】
【講義概要】
外傷や術後のリハビリテーションを適切に行うためには単純X線画像の読影力が求められます。このセミナーでは運動療法に直結する読影法を提示し、読影結果に基づく評価・治療法を提示したうえで、それらに必要となる触診技術を伝えます。触診法は「自触」、すなわち自分の身体を自分で触れる方法であり、一人でどこでも、いつでもできる方法です。
画像(材料)➡読影(問題構造の抽出)➡評価・治療方法(臨床技術)➡触診技術(基礎の確認)
という極めて臨床的な連続性を、下肢3症例を通して学びます。
【セミナー内容】
1. 単純X線画像の読影の基礎
2. 大腿骨転子部骨折術後・変形性膝関節症(KL分類stageⅡ)・足関節脱臼骨折術後の症例に対して以下を行う。
① 画像の読影(得られる情報・治療のターゲット)
② 評価・治療の実際
③ この疾患の評価治療に必要な触診
④ 自触サーフィン(隣接した部分を連続的に触れる触診の方法)
【到達目標】
呈示した単純X線画像から軟部組織の損傷を推測する。
提示した疾患に必要な触診対象が分かり、それらを自触することができる。
【参考資料】
浅野昭裕:運動療法に役立つ単純X線画像の読み方(メジカルビュー社)
浅野昭裕:触診ドリル(下肢・体幹編)(運動と医学の出版社)
応募はこちらから
↓ ↓ ↓
https://seminar.ugoitalab.com/event/20250518z/
【工藤慎太郎先生】1単位で診る!外来痛みシリーズ 運動器疾患の痛みの「なぜ?」がわかる~肩関節 座学編~
◆講 師:工藤慎太郎先生
◆開催日:2025年5月25日 (日) 9:00 – 12:00
概要
【セミナー概要】
凍結肩を中心に肩関節の運動器疾患でよく診る症候を解剖学的に捉えて、肩関節の診るべきポイントを絞り込めるように解説します。
1単位で患者を診るのではなく、”変える”ために必要なことは、どこを治すかとともに、患者の状態を正確に把握することだと思います。目の前の症例がどうなっているのか?なぜ?その症状が出ているのかを捉えられる知識を整理します。
肩関節の痛みの部位からアプローチとして狙う部位を想起できるようになる。
狙う部位の構造を正確にイメージできるようになる。
1単位で何ができ、何をすべきかを理解できるようになる。
応募はこちらから
↓ ↓ ↓
https://seminar.ugoitalab.com/event/20250525z/
【【松田現先生】PNFは臨床でこう活かす!松田現の考える歩行再建に欠かせない5個のポイント
◆講 師:松田現先生
◆開催日:2025年5月31日 (土) 18:00 – 21:00
概要
【セミナー概要】
今回は特に脳卒中片麻痺における歩行再建についてPNFを臨床でどのように用いるのかを紹介したいと思います。 脳卒中片麻痺において歩行を再獲得したいと考える患者様は数多くいます。しかし、年齢や障害度、それまでの生活形態や環境など様々な観点からその方にとってベストな選択をしなくてはならず、これをすれば全ての脳卒中患者様に対してOKという施術内容はありません。
①歩行の基礎知識は頭に入れておくが、「正常歩行」にはとらわれないようにする
②現状の把握と予後の予測、本人の希望と受傷前の運動機能レベルなどを鑑み、期日設定を行いつつ短期目標を設定する
③自分たちの仕事は「片麻痺歩行」を完成させることではなく、「人間本来の歩行」を再獲得させるためにあることを肝に銘じ、ルーチンワークのように装具処方を行わない
④実際の施術の際は与えたタスクの難易度がその方にとって最適化を見極め、最大限の機能を引き出す(Shaping)
⑤再び歩きたいという対象者の気持ちを我が事として捉え、セラピストから諦めることのないようにする
このようなポイントを押さえつつ、当日はPNFのパターン、マット動作、歩行治療を駆使して歩行再建に向けた実技を数多く紹介します。
<到達目標>
・歩行の基礎知識と歩行分析のポイントを理解する
・歩行再建に向けた心構えを理解する
・PNFを用いた実技を見て、実際の臨床で用いてみる
<参考資料>
臨床に役立つPNF(運動と医学の出版社)
PNFチャンネル⇒http://www.youtube.com/@pnf_channel
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※新型コロナウイルスの影響により、現在会場セミナーは中止しております。
Zoomセミナーは詳細が決まり次第、掲載していきます。
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