第1回学術集会を終えて
先週、2012年ロンドンオリンピック・2016リオオリンピック陸上200M出場の高瀬 慧選手がコンディション・ラボに来てくださいました。
そしてTwitterで嬉しいコメント頂きました。(^_^)
ありがとうございました!
新しい課題の発見、身体の使い方など
とても勉強になりました!! https://t.co/Y31DUjVf6N— 高瀬 慧(Takase Kei) (@Kei_Takase) April 14, 2017
さて、平成29年3月19日(日)に第1回学術集会『歩行動作を改善するための私の治療の工夫』を無事終えることが出来ました。
たくさんの方に協力いただき、ひとつの大きな会を運営できたことについて、とても感謝しています。
この会を終えてみて、感想としてまず挙げられるのが「本当にやってみて良かった」ということです。
アンケートでも、想像以上に賞賛の意見が多かったです。
発表者の「治療技術」「評価法」を映像にして見せて欲しいと言う要望が多くあったため、下記のページを作りました。今回は4人の発表者に依頼し、映像を公開しています。とても参考になるので、是非、ご覧下さい。
→ http://undouki.com/gakujutsu/1stend/
反省点もいっぱいありましたが、実態として臨床の現場で、
「どのように考え」
「どんな工夫をして」
「どんなことをするか」
そういったことを見せ合うことができたことは、本当に良かったし、これからも必要だと思います。
私たちの仕事は技術職です。しかし、実際に患者の治療技術を見る機会は、職場の仲間以外、なかなか有りません。
見るということはとても重要だと思うんです。
例えば、プロ野球の選手が、投球やバッティングの技術を「チームメートしか見ない」なんて絶対にありませんよね。
全ての選手がいろんな人の投球やバッティングの技術を見て学んでいます。
そして、各選手が投球やバッティングを「どのように考え」「どんな工夫をして」「どんな感覚でおこなっているのか」、そんなことを見せ合う場があるとすれば、どの選手も絶対に飛びついてくるはずです。
他にも近年のスポーツということを考えると、
「陸上の走法」
「水泳の泳法」
「格闘技の攻撃や守りの技術」など・・・
「見る」という行為から研究や模倣が生まれ、そうやって年々世界記録が更新したり、年々、技術も向上します。
つまり、見ることによってこれまでのものを凌駕するものが生まれるわけです。
このことは我々の技術も同じはずです!!
「こんなやり方があるんだ!」という技術を見せ合いながら、技術の理論と方法を知ることで、さらに、それを凌駕する技術も生まれてくると思います。
「あれは才能があるからできるんだ!」なんていってはだめです。
みんなが切磋琢磨して、みんなが変わっていく礎をつくることが大切です。
その一つの切り口として、今回の学術集会を企画しました。
まだまだ改善の余地はありますが、今後も自分の治療を見せ合う場を作って、反省と改善を繰り返し、もっともっと良い会にしていきたいと思います。
また今回参加した方、共感しましたらSNSなどで学術集会のことを広めてください。
そして次回以降も、もっともっとこの学術集会が発展的になっていくよう、ご指導も含めよろしくお願いいたします
参加者からのアンケートと今回の第1回学術集会の反省点を基に、まずは次の学術集会から以下の改善点を行っていこうと考えています。
◆今回は歩行ということもあって、実演ではなく映像を使い、臨床で行っている実態を示していただきました。しかしやはり実演で実技を示さないと理解できないところがたくさんあることも分かりました。そのため、次回からは1人の発表時間を15分にし、その半分は実演での実技を行ってもらうようにします。
◆学術集会のテーマについては、受講者のアンケートを募り、1番希望の多いものをテーマとして採用していきます。今回の参加者から募ったテーマで一番多かったのが、「膝」でした。そのため、次回のテーマは「膝(おそらく膝OA)」でやります。日程はまだ未定ですが、ぜひぜひ演題に立候補して頂き、みんなの力で良い会にしましょう。
◆前述の通り、アンケートで発表者の「治療技術」「評価法」を映像にして見せて欲しいと言う要望が多くあったため、下記のページを作りました。今回は4人の発表者に依頼し、映像を公開しています。とても参考になるので、是非、ご覧下さい。
→ http://undouki.com/gakujutsu/1stend/
◆「学術集会」というネーミングですが、私がつけておいて言うのもなんですが、「技術を見せ合う」ということが連想しづらいとネーミングだという気もしています。これも参加者にネーミングを募ったのですが、参加者から「技術集会」をつけた方がわかりやすいといった案が多く出ました。これだと「技術を見せ合う」というイメージが非常に沸くので、とても良いネーミングだと思いました。このため第二回目からは「臨床に役立つ治療技術集会」にしたいと思います。園部はセンスがありません。..
(^_^;)
下記は3月末の送別会の時の写真です。関東労災病院の皆さん本当にありがとうございました。
下記は、園部が絶対推薦のセミナーで園部の推薦文と映像を是非ご覧ください。
腰痛疾患の仮説検証作業の実際(藤縄 理 先生)
日時:平成29年6月10日(土)東京 臨床家のための運動器研究会主催
園部からの推薦文:藤縄先生の話を聞くと、徒手療法が仮説検証のもとに成り立っているということが良く分かるんです。そして、様々な分野の運動療法に非常に多く応用できることが分かると思います。しかも今回は、実際に腰痛の症例を提示して、仮説検証のもとに、評価と治療を行って頂きます。おそらく、この要望を受けてくれる先生はそうはいないと思います。
そして、午後はいろいろな身体の動かし方の技術をデモして頂けるとのことです。絶対、臨床に役立つ講演です!
是非、下記の映像を参照ください!
→ https://youtu.be/L14PiMYrIFc
応募はこちらから
→ http://undouki.com/2017/03/20170610fujinawa/
ナイトLIVEセミナー/ZOOM【中村尚人先生】予防運動アドバイザーのダイジェストセミナー版
◆講 師:中村尚人先生
◆開催日:2023年6月9日(金) 20:00~21:30
概要
予防運動アドバイザーとは、主に骨関節疾患について予防運動の視点で障害予防について助言を行う専門家をいいます。
多くの障害はdisuse、overuse、misuseから起こります。
disuseは運動不足ということで運動を促せば防げます。
overuseはやり過ぎを制限し適正な負荷によって防げます。
misuseは自身の何が正常から逸脱してるかを骨格特性を踏まえて客観的な評価に基づいて見極める必要性があります。
しかし、現在そのような予防運動の視点で助言を行う専門家はいません。
各種トレーニングや整体技術は存在しますが、適切な評価がある様には思えません。
その場限りの対症療法ではなく、再発しない予防視点の専門家が必要です。
今回は、予防運動とは何かをダイジェストでお伝えします。
目標:予防運動の概念を理解し、予防事業の具体的な業務を把握する。
参考資料)「コメディカルのためのピラティスアプローチ」NAP、予防運動研究会 https://healthfoundation.or.jp/preventive-exercise
応募はこちらから
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https://seminar.ugoitalab.com/event/20230609z/
LIVEセミナー/ZOOM【松田現先生】セラピストに役立つ体幹機能の再構築の実際
◆講 師:松田現先生
◆開催日:2023年6月17日(土) 17:30~20:30
概要
人体は体幹を中心にして、四肢と頭頸部が付いた構造をしています。
このことはつまり、人間のあらゆる活動に体幹が関わる事を意味しています。
動作において体幹が無関係であることは有り得ない、ただどの場面で、どのくらい、どのように体幹が関わるかは個体差もありセラピストを悩ませる原因ともなります。
今回のセミナーでは私自身が姿勢・動作分析をする際に体幹を診るポイントをお伝えし、体幹機能を促通する方法をPNFを中心にして考えていきたいと思います。
PNFは約40ほどのパターンとマット動作、歩行介入からなる治療コンセプトで、特に麻痺性疾患の回復段階には著しい効果があります。
このセミナーを受講したセラピストの皆様が翌日から用いることのできるような方法を多く紹介しますので、当日はよろしくお願いいたします。
応募はこちらから
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https://seminar.ugoitalab.com/event/20230617z/
LIVEセミナー/ZOOM【宮田徹先生】膝関節周囲の疼痛をエコーを使って捉える! 〜1単位で活かせるエコーを使った理学療法〜
◆講 師:宮田徹先生
◆開催日:2023年6月25日(日) 10:00~13:00
概要
【講演概要】
従来の触診や疼痛評価では分からなかった細かな末梢神経をエコーで描出し触診できるようになり、疼痛の解釈が変わってきました。
膝関節は中間関節や荷重関節という特徴から組織損傷に伴う侵害受容性疼痛が多いと考えます。
一方で、画像所見と疼痛を訴える部位が異なる症例や画像所見に乏しいにもかかわらず疼痛がある症例を日常的に経験します。
膝関節の疼痛を炎症性の侵害受容性疼痛だけで考えると病態の理解できない疼痛があるように感じます。
患者の訴えに耳を傾け疼痛と向き合うと”末梢神経”という新たな視点から膝関節の疼痛を考えるようになってきました。
今回は膝関節の疼痛のうち,膝関節前面や内側の疼痛について,どのようにエコーを使い、どのように理学療法を展開するかを中心にお話しさせて頂きます。
【セミナー内容】
・膝関節の評価治療において,限られた時間の中,どのようにエコーを使用しているか演者の使用方法をお伝えします。
・膝関節周囲の疼痛に対して原因となりうる末梢神経の描出方法や判別方法をお伝えします。
・膝関節周囲の末梢神経の問題点に対する一連の理学療法を症例ベースに紹介します。
【到達目標】
・膝関節周囲の疼痛評価について理解を深める(参考にしていただく)。
・短時間で使えるエコーを使った理学療法評価と治療を理解する。
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https://seminar.ugoitalab.com/event/20230625z/
LIVEセミナー/ZOOM【豊田和典先生】大腿骨近位部骨折に対する運動療法の考え方
◆講 師:豊田和典先生
◆開催日:2023年7月2日(日) 10:00~13:00
概要
《大腿骨近位部骨折の理学療法について》
大腿骨近位部骨折は高齢者に多い骨折の一つであり、当院でも年間100例前後の整形外科的治療が行われている。
受傷機転の多くは転倒であり、大腿骨近位部骨折症例は受傷前から何らかの機能低下を生じていると考えられる。
つまり、整形外科的治療後の運動療法では、受傷による要因・手術による要因とともに、受傷前からの要因も考慮する必要がある。
本講演では自験例を踏まえながらそれぞれの要因について学び、それらに対する具体的な運動療法を提示できればと思います。
●具体的なセミナー内容
1.大腿骨近位部骨折と整形外科的治療について
2.運動療法で考慮すべき要因の理解と運動療法について
1) 受傷前からの要因と運動療法
2) 手術による要因と運動療法
3) 受傷に伴う要因と運動療法
4) あぐら座位獲得と歩行能力向上に対する運動療法について
●到達目標
大腿骨近位部骨折後の運動療法に影響を与える要因とそれに対する運動療法を理解する
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https://seminar.ugoitalab.com/event/20230702z/
LIVEセミナー/ZOOM【中谷知生先生】脳卒中の歩行再建 ~歩行のメカニズムに基づいた実践的トレーニング~
◆講 師:中谷知生先生
◆開催日:2023年7月9日(日) 10:00~13:00
概要
脳血管疾患症例の理学療法において、歩行再建は非常に重要な位置を占めるトレーニングです。
近年では課題指向型トレーニングのエビデンスが明確になりつつあり、重度の運動麻痺を呈した症例においてもより早期から積極的な歩行トレーニングを実施する機会が増えています。
しかし実際に歩行トレーニングを進める上では、脳血管疾患の病態の多様性のため、様々な身体機能・能力を呈する個々の症例に対してどのようなデバイスを選択して、どのような介助を行えばよいのか迷うことも多いと思います。
そこで本講義は、まずヒトの歩行の力学的なメカニズム、ならびに脳血管疾患症例に共通してみられる歩行の特徴を整理します。
これがしっかりと理解できれば、目の前の症例の歩容に対してどのように修正するべきか、悩むことが確実に減ると思います。
講義では実際の臨床場面も提示しながら、理論に基づいた実践について考えられる力をつけられるように講義します。
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https://seminar.ugoitalab.com/event/20230709z/
LIVEセミナー/ZOOM【鈴木俊明先生】臨床に活きる!!腰背筋群の解剖学と運動学
◆講 師:鈴木俊明先生
◆開催日:2023年7月16日(日) 10:00~13:00
概要
《講演概要》
腰背筋群に関する解剖、運動学の特徴を把握して、腰背筋群が作用する動作に関して講義させていただきます。
具体的には、多裂筋、最長筋、腸肋筋の作用を十分に理解することによって明日からの運動療法に活かせる講義にさせて頂きたいと思います。
《セミナーの内容》
1 座位保持に必要な腰背筋群
2 座位からの側方移動に必要な腰背筋群
3 立位からの前方移動に必要な腰背筋群
4 歩行で必要な腰背筋群
《到達目標》
腰背筋群を一つの筋群としてではなく、各筋の特徴を把握できるようになれる
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https://seminar.ugoitalab.com/event/20230716z/
LIVEセミナー/ZOOM【熊谷匡晃先生】股関節拘縮の評価と運動療法 アップデートセミナー
◆講 師:熊谷匡晃先生
◆開催日:2023年7月30日(日) 10:00~13:00
概要
2020年1月に書籍『股関節拘縮の評価と運動療法』を出版いたしました。
股関節疾患のリハビリテーションにおいて、セラピストが評価・治療の根底に置くべき「股関節の拘縮」をテーマに、解剖学、バイオメカニクスの総論、股関節拘縮の詳細な評価方法、関節拘縮に起因する痛みや異常歩行など多岐にわたる内容を掲載いたしました。
しかし、医学は日進月歩であり、運動器リハビリテーションも発展し続けています。
本セミナーでは、書籍の中で書ききれなかったこと、出版時から現在までの3年で起こった変化や新しい知見について私見を含め解説させていただきます。
【詳細】
・関節可動域や鼡径部痛に関わる股関節の求心位、translationについては、肩関節とは少しニュアンスが異なると考えています。
・疼痛や関節拘縮の原因として、新たな病態が注目されてきています。
・最近の臨床の中で注目している股関節拘縮の原因組織と治療アプローチについて紹介させていただきます。
・整形外科治療における近年の考え方やエビデンスについても知っておく必要があります。
・我々が臨床で扱う股関節疾患としては、大腿骨近位部骨折と変形性股関節症が大半を占めており、急性期、回復期、整形外科クリニックでリハビリテーションが行われています。時間をかけて進行し、次第に症状が重くなる変形性股関節症はもとより、大腿骨近位部骨折においても初期から最終まで一貫して介入できる施設は多くなく、時期に応じてそれぞれの施設が担う役割や治療内容も変わってきます。
普段臨床で診ていて造詣が深い病態のみならず、直接は診ていない病態まで含めて総合的に理解を深めることで、術前に診た症状がそれとリンクして理解できますし、手術に至る前に対処すべき問題や着目する視点につながると考えます。
応募はこちらから
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https://seminar.ugoitalab.com/event/2023073030z/
その他の園部企画の講演・セミナー
※新型コロナウイルスの影響により、現在会場セミナーは中止しております。
Zoomセミナーは詳細が決まり次第、掲載していきます。
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