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理学療法士園部俊晴のブログ

読者からの質問(脚長差への介入)

いつもこのブログをご愛顧いただきありがとうございます。
読者から下記の質問がありました。

========
ひとつ質問させて下さい。以前、脚長差に対する補高について3センチあっても1ミリ程度の挿入で良くなった(確か長年跛行で苦労していた地方から来た年配の方だったと…)と仰っていたことがあったと思います。もちろん症例によって異なるとは思いますが、その方の場合どういった機序だったのでしょうか?詳しく知りたいです。入谷式と名のつくものは手当たり次第に勉強し、園部先生のDVDも穴が開くほど見て、勉強会にも何度か参加させて頂いてますので多少専門的な用語が入っても理解出来ると思います。大変ご多忙とは思いますが、ご返答の程よろしくお願い致します。
========

臨床で疑問に感じることの多い良い質問だと思います。
私の場合、脚長差の補正には、まず機能解剖学的なアプローチが必要だと考えています。というのは、長さが違うことは変えられませんが、機能的に脚長差を作る要素を取り除いていくことがまず大事だと考えています。

例えば膝の伸展制限や、股関節の内転制限は機能的な脚長差を作ることを知っておくことが必要だと考えます。
そしてその後に、インソールで調整するのですが、この補正は昔とはずいぶん脚長差の調整の仕方が私なりに変わってきています

昔は後足部やヒールレイズの調整で長さを変えていたのですが、それよりもむしろ倒立振り子を優先してまず動きを誘導します。
なぜなら、倒立振り子の動きをよくすると、それほど特別な操作をしなくても脚長差の感覚が少なくなるのが事実なんです。
つまり倒立振り子がスムースな動きになると、機能的脚長差はかなり補正されます。
その上で、本人との感覚で、長さが揃ってくる程度まで、踵全体に補高をしています。
脚長差が3センチ位の症例では、最後に補高するのはおよそ1ミリから8ミリ程度に収まります

下記は最近来た脚長差のある実際の症例です。
20年程前に両方のTHAをやって、股関節はガチガチ拘縮しています。
脚長差は3センチぐらいはあると思います。
まずは下記の映像を見て下さい。

この患者さんの場合、最終的に補高したのは2ミリです。これ以上足すと、倒立振り子が崩れるし、また本人も腰に違和感を感じるので、2ミリ補高するのが最も安定した歩行になりました。
たった2ミリで・・・、これだけ体がまっすぐの感じになり、痛みもほとんどなくなっています。
本人からは「ずっと悩んできたけど、歩くのが本当に本当に楽になりました」と喜んでいただいています。
(^_^)

 

赤羽根先生が執筆した腰椎のガイドブックも、園部が編集に関わりました。
これは素晴らしい書籍です(^_^)
5月9日発売!
先行販売は下記です。
→ http://motion-medical.co.jp/?pid=116062758

 

臨床家のための運動器研究会の講演(園部が企画しました)

赤羽根先生と藤縄先生の2つのセミナーを比べることで、腰痛の「考え方」で見えてくることがたくさんあると思います。

腰痛疾患の仮説検証作業の実際(藤縄 理 先生)

日時:平成29年6月10日(土)10:00-16:00 東京
園部からの推薦文:藤縄先生の話を聞くと、徒手療法が仮説検証のもとに成り立っているということが良く分かるんです。そして、様々な分野の運動療法に非常に多く応用できることが分かると思います。しかも今回は、実際に腰痛の症例を提示して、仮説検証のもとに、評価と治療を行って頂きます。おそらく、この要望を受けてくれる先生はそうはいないと思います。
そして、午後はいろいろな身体の動かし方の技術をデモして頂けるとのことです。絶対、臨床に役立つ講演です!
是非、下記の映像を参照ください!
→ https://youtu.be/L14PiMYrIFc
応募はこちらから
→ http://undouki.com/2017/03/20170610fujinawa/

 

LIVEセミナー/ZOOM【財前知典先生】イチから始める歩行分析 〜財前知典が考える歩行の診方と変化の出し方

講 師:財前知典先生

開催日:2023年10月1日(日) 10:00~13:00

 

概要

歩行分析で大切な事は正常歩行との比較に終わらないことです。
もちろん正常歩行を知っておく事は大切ですが、正常歩行に近づけるような運動療法では思うように結果が出ない事も事実です。
例えば歩行時立脚後期に股関節伸展が出現しない患者様に股関節伸展運動やROMexerciseを行っても歩行時の股関節伸展運動に反映されないということも経験するかと思います。
そのときに必要なことは「歩行時に股関節伸展が出現しないのはなぜか?」という臨床推論を多く持つことです。歩行で考えると股関節伸展運動が減少するのは股関節伸展を制限する軟部組織の滑走不全も考えらますが、股関節屈筋群が活動しないことによる安定性の低下によって結果として股関節伸展運動が減少することも考えられます。歩行の基礎を理解するとこのように臨床推論の引き出しが多くなります。

本セミナーでは歩行の基礎から臨床での展開方法までをお伝えいたします。

【セミナー内容】
・歩行分析の基礎知識(歩行分析とは何か?歩行分析の特徴と意義)
・歩行の診かた(歩行分析のポイント)
・歩行の変化出しかた

応募はこちらから

↓ ↓ ↓

https://seminar.ugoitalab.com/event/20231001z/

 

LIVEセミナー/ZOOM【赤羽根良和先生】赤羽根先生はFasciaが由来する痛みと痺れをこう改善する-上肢編-

講 師:赤羽根良和先生

開催日:2023年10月14日(土) 17:30~20:30

 

概要

<セミナー内容>
近年、運動器の治療においてFascia(筋膜)と神経の重要性がますます高まっています。
本セミナーでは、その関係性に焦点を当てながら、私の考えるFasciaと神経の評価とアプローチについてご紹介いたします!

神経の滑走障害が疼痛の原因となるケースは多く、臨床経験からもその重要性が浮き彫りになっています。
そこで、このセミナーでは、上肢Fasciaと神経周膜・血管周囲の滑走性について、具体的な事例とともにご説明します。
さらに、解剖学的な内容を視覚的に理解するために図を用いて説明し、実際の運動療法との関連性にも触れます。

このセミナーを通じて、Fasciaと神経の滑走障害が疼痛に与える影響について新たな気づきを得ることができます。
そして、その知識を武器に、より多様な治療選択肢を手に入れることでしょう。
これからは、疼痛の評価において神経の滑走障害を見落とすことのないよう、より高度な理学療法を展開していくことが可能になります。
これまでのアプローチにとらわれず、Fascia・神経の滑走障害を含めた包括的な治療を取り入れてみませんか?
刻々と進化する医療の世界において、新たな知識を身につけることは必須です。
是非、本セミナーで理学療法士としてのスキルを高めてみてください。
また11月にも、下肢編を行います。
【赤羽根良和先生】赤羽根先生はFasciaが由来する痛みと痺れをこう改善する-下肢編-(LIVEセミナー/ZOOM)

【セミナーの到達目標】
•上肢のFascia(筋膜)と神経の理論背景を理解できる
•上肢のFasciaと神経の解剖学を学ぶことできる
•上肢のFasciaと神経の評価と治療を学ぶことできる

応募はこちらから

↓ ↓ ↓

https://seminar.ugoitalab.com/event/20231014z/

 

LIVEセミナー/ZOOM【豊田和典先生】整形外科疾患と跛行~症例を通して下肢関節機能障害の歩行への影響と運動療法を考える~

講 師:豊田和典先生

開催日:2023年10月22日(日) 10:00~13:00

 

概要

変形性疾患や外傷後に跛行を生じる例は多く、その原因は身体構造上の問題、疼痛の問題、神経の問題、筋の問題、血行の問題など様々である。
跛行は歩行エネルギーの非効率化や二次性疼痛発生、隣接関節等への負担増加などを引き起こすため、歩行能力向上のためには跛行の改善が必要である。
本研修では整形外科疾患の症例(主に術後の症例になります)を通して、跛行の特徴や観察すべきポイント、問題点の抽出とそれを改善するための運動療法を学んでいきたいと思います。

【セミナー内容】
1.跛行を引き起こす原因とその影響について
2.各整形外科疾患で生じることが多い跛行と観察すべきポイントについて
3.跛行を引き起こす原因とそれに対する運動療法について

【到達目標】

1.各整形外科疾患で生じる跛行の特徴を理解すること                                                                         2.跛行を引き起こす原因とそれに対する運動療法を理解すること

応募はこちらから

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https://seminar.ugoitalab.com/event/20231022z/

 

LIVEセミナー/ZOOM【中村尚人先生】比較解剖学の視点、アフォーダンス理論について

講 師:中村尚人先生

開催日:2023年10月29日(日) 10:00~13:00

 

概要

私たちの体は長い進化の中で形作られました。
医学教育の中で、解剖学を通して体の特徴を学びますが、なぜ今の形状になっているのかの意義について学ぶ機会はありません。
比較解剖学は、ヒトとそれ以外の動物との骨格などを比較することで、ヒトの特徴やその形状の意義を導き出してくれます。
アフォーダンス理論は1950年代に認知心理学者のギブソンによって提唱された概念で、環境などの外の刺激が人間の行動を決定しているという主客反転のユニークな視点を持っています。進化から考えると、今存在している生物は環境適応で選択されたものですから、環境の要因が主であるというのも頷けます。

【セミナー内容】
類人猿を中心とした人類との比較解剖学から、ヒトの機能や骨格的な特徴を見ていきます。アフォーダンスに関しては、社会の環境や自宅の環境が身体に及ぼす影響を見ていきたいと思います。
【到達目標】
・比較解剖学に基づいたヒトの機能の優先順位を理解する。
・ヒトとはどのような動物なのかを理解する。
・アフォーダンス理論から環境が身体に与える影響を理解する。
・患者さんの背景として環境を確認する必要性を理解する。
・問診として何を確認するかを学ぶ。

応募はこちらから

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https://seminar.ugoitalab.com/event/20231029z/

会員無料LIVEイベント/ZOOM【土屋元明先生】デイサービス・訪問リハビリの若手セラピストに伝えたい現場で活かす臨床思考と介入のクリニカルヒント

講 師:土屋元明先生

開催日:2023年11月4日(土) 19:00~20:30

 

概要

<セミナー内容>
デイサービスや訪問リハビリの現場で働くセラピストの悩みは、病院やクリニックで働くセラピストとは少し違います。
例えば…
・介護保険の現場は、対象者の情報をすぐに得ることが難しく、疾患も多岐に渡るため、どう介入して良いか悩む。
・認知機能や意欲の問題もあって、運動機会や頻度を増やすことができず介入方法に困っても、相談できる相手がいない。
・研修制度やそのシステム効率が悪く、効果的に学ぶことができない。
といった悩みが挙げられます。こうした悩みによって、自分が本当に成長できているか不安になっていませんか?
そして、「様々な手法で介入」していたはずなのに、いつの間にか「ルーチン化」になっていませんか?
ルーチン化することは大切ですし、効率も高まるのですが、それで本当に良いのでしょうか?

そこで今回、デイサービス・訪問リハビリの立ち上げから、現場指導までこなしている元明先輩から、こうした悩みを解決するためのクリニカルヒントについて講演をしていただきます。元明先輩がどういった思考過程でサービスを提供し、スタッフと働いているのかを知ったり、具体的にどう介入しているのかを知ったりすることで、悩みを解決するヒントを得て下さい。

〜元明先輩より〜
皆さんが抱えている悩みは、私も抱えていたり、現在も抱えている内容が多いと思います。
大切なのはこうした悩みに対して、他のセラピストはどうしているかを知り、自分ならどうするかを考えることだと思います。
だからこそ、今回の講演のテーマは「KPO」です!!
KPOとは、勝手にパクってオリジナルの略です。
デイサービスの立ち上げや訪問リハの立ち上げ依頼を受け、介護保険下のセラピスト指導を行ってきた私の考えを聞いて、良いと思ったものは勝手にパクってください。
そして、実践しながら自分のオリジナルにしてください。
皆様にお会いできること、楽しみにしております。

応募はこちらから

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https://seminar.ugoitalab.com/event/20231104e/

 

その他の園部企画の講演・セミナー

 

※新型コロナウイルスの影響により、現在会場セミナーは中止しております。
Zoomセミナーは詳細が決まり次第、掲載していきます。

 

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