畠中泰彦先生の「動作分析」講演を聴いて気付いたこと
先日、畠中泰彦先生の「動作分析」の講演を受講しました。
畠中先生はバイオメカニクスではこの業界の第一人者であり、最も大きな業績を作ってきたひとりの先生です。
この講演を聞いて、私の中に、たくさんの「気づき」がありました。
これまで疑問に感じていたことで私なりの解釈をしていたことが、かなり解決できたんです。(^_^)
そして自分の考えに確信を持てたこともいくつかあり、大きな収穫がありました。
特に、昼休みに同席したときに、「臨床の問題点は、LD Tstに焦点がある」ということについていろいろ話させて頂き、これまで臨床で感じていたことが研究者の視点からも頷けることがよくわかりました。
講義の中でも、「特に、Tstにいろいろな異常が表出しやすい」という一言には、心の中で思わず「そうなんだよ!」と言ってしまいました。
その他、これまで考えていた「筋活動」や「関節モーメント」のことで、どこにも書いていない話についても、バイオメカニクスの権威の畠中先生に直接お聞きできたことで、かなり確信が持てることがありました
今後も畠中先生のような基礎医学や研究をしっかり行っている先生とも、よい関係を気付いていき、真に臨床を追求していきたいと考えています。
こうしたことで、研究を中心とする立場の先生、異分野の業界の先生、この業界のすごい技術者など、様々の立場のトップランナーの方と与え合う関係をしっかり構築していきたいと思います。
先日、ここ数年、この業界のトップランナーの講演をたくさん聞いてきました。
理学療法士になって26年以上経ちますが、こうしたいろんな方の話を聞くと、いくら学んでも足りないことがいっぱいあると痛感します。
そして次のようなことを感じることがあります。
それは・・・、
同じ講演を聴いたとしても、3年目の私と、今の私では感じ方が相当違うだろうなということです。
これはどういったことかというと、学ぶことはとても大事ではありますが、自分の持っている知識や経験の量によって、感じ方は相当違うということです。
誤解して欲しくないのは、若い時に学ぶことが無駄だと言っているわけではないです。
それはそれで大変重要なことです。
しかし、知識や経験をたくさん積んで・・・、そしてさらに学ぶと、また違う気づきがあるんです。
このことはいろんな場面でいえます。
例えば書籍を読む時もそうです。
臨床3年目の療法士がカパンディを読んだとします。
でも10年目になった時にもう一回読み直すことで、3年目には分からなかったたくさんの「気づき」があるわけです。
そういったことを踏まえて、我々はずっと学び続けることが大事なんだと私は感じています。
そしてその学び続けたことが、常に患者の笑顔につながり、そして回り回って自分のためになる、ということを忘れないでほしいんです。
多くの療法士が、職場に入ると、尊敬できる先輩もそれほどいなくて・・・、
「療法士の仕事って、こんなもんかな」と、いつの間にか流れ作業だけをするようになってしまいます。
でも・・・、それじゃー、つまんないよね。。。。
あきらめず学び続ける。
その気持ちがとても大事なんだと思います。
成長をあきらめたら終わりです。
常に10年先の自分を見て、成長し続けることが・・・、患者にとって、働いている施設にとって、そして何より自分にとって、結局それが一番良いことだと私は考えています。
追伸1
サッカーU-17、U-18 代表に選ばれた渡邊 夏彦選手がコンディション・ラボにいらっしゃいました。クレバーで、武藤二世と呼び声高い選手です。がんばって頂きたいです。
追伸2
運動と医学の出版社の9期目の決算もほぼ終わり、みんなでお疲れ様会も兼ねて、少し豪華なお寿司を取りました。この1ヵ月は相当仕事頑張ったので、うれしいご褒美です。
LIVEセミナー/ZOOM「臨床活用するための実践!歩行分析~機能不全と代償‐を見抜く術(すべ)~」
◆講 師:西守隆先生
◆開催日:2021年2月28日 (日)
自宅でもセミナーにご参加いただけます!
※ウェビナーツール「Zoom」を使って、リアルタイムで配信します。
今回は、歩行分析について具体的な事例の動画から機能不全と代償を区別する術、動作分析スキルを解説していただきます。西守隆先生は、関西医療学園専門学校の理学療法学科の学科長をされていますが、今回の講演では、実際にたくさんの学生に日々お教えしている内容を聞くことができるチャンスです。ぜひご参加ください。
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LIVEセミナー/ZOOM「投球障害肩に対する競技復帰までの理学療法」
◆講 師:村木孝行先生
◆開催日:2021年3月5日 (金)
自宅でもセミナーにご参加いただけます!
※ウェビナーツール「Zoom」を使って、リアルタイムで配信します。
肩の治療で最も注目されている村木孝行先生のセミナーです。私の知人も例外なく「彼は本物!」と言います。
投球障害肩は痛み・機能と投球が相互に影響しているため、痛みや機能低下の改善をさせていくとともに、不適切な投球動作の修正を図る必要があります。評価・治療、競技復帰に向けた準備までを解説していただきます。ぜひご参加ください。
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限定セミナー/ZOOM症例検討「こう診てこう治す 腰痛の評価と治療編 アンコール企画」
◆講 師:成田崇矢先生
◆開催日:2021年3月7日 (日)
自宅でもセミナーにご参加いただけます!
※ウェビナーツール「Zoom」を使って、実際の症例動画を用いて評価~治療に至るプロセスを通じ、受講生同士がディスカッションし、講師が解説していく形式で進行します。
成田先生が最も得意とする「腰痛患者」 の評価と治療について、腰痛患者を診る際に成田先生が行っている一通りの手順を説明します。特に「構造学的な見方」と「力学的な見方」の両方を理解する過程が重要です。この2つがマッチングすると、腰痛の臨床が非常に理解しやすくなります。必ず「参加して良かった!」と思っていただけると思いますよ(^_^)ぜひご参加ください。
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Liveセミナー/Zoom「園部俊晴の膝伸展制限の評価と治療(出版記念セミナー第2弾)」
◆講 師:園部俊晴
◆開催日:2021年3月14日 (日)
自宅でもセミナーにご参加いただけます!
※ウェビナーツール「Zoom」を使って、リアルタイムで配信します。
2月10日に発売される私の書籍「園部俊晴の臨床 膝関節」の出版記念セミナー、第2弾です!
膝関節疾患を診る上で、可動域制限のうち、伸展制限を改善できれば、その場で患者に「すごく楽です!」と必ず言われます。しかもそれはわかずかな時間で、特別な技術を使わなくてもできることを多くの人に知ってもらいたいと考えています。明日からすぐに使える技術が満載です。あなた自身が明日から必ず変わることができるセミナーになることをお約束します。ぜひご参加ください。
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LIVEセミナー/ZOOM「吉尾雅春と園部俊晴が股関節に迫る!」
◆講 師:吉尾雅春先生・園部俊晴
◆開催日:2021年3月21日 (日)
自宅でもセミナーにご参加いただけます!
※ウェビナーツール「Zoom」を使って、リアルタイムで配信します。
吉尾雅春先生には、神経学の視点から考える股関節の理学療法を動画を交えながら解説していただきます。
園部は、整形の視点から股関節でよくある痛みについて私の行っている第3水準の評価をご紹介し、明日からすぐに使える技術をお伝えします。股関節疾患に興味のある方には、必ず役立つセミナーになりますので、ぜひご覧ください。
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LIVEセミナー/ZOOM「股関節疾患のクリニカルリーズニング」
◆講 師:永井聡先生
◆開催日:2021年3月28日 (日)
自宅でもセミナーにご参加いただけます!
※ウェビナーツール「Zoom」を使って、リアルタイムで配信します。
今回は、クリニカルリーズニングと効果的な運動療法について解説していただきます。股関節疾患の臨床では、問診からのクリニカルリーズニングが必要であり、さらに身体評価をしていくためには、足部から体幹、肩甲帯、頚部までの影響もリーズニングしていくことが重要であることを理解できます。
永井聡先生のセミナーは和やかで楽しいことで人気のセミナーです 。ぜひご参加ください。
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LIVEセミナー/ZOOM「『なぜ?』がわかる!!臨床に最も多い症状の触診方法」
◆講 師:工藤慎太郎先生
◆開催日:2021年4月4日 (日)
自宅でもセミナーにご参加いただけます!
※ウェビナーツール「Zoom」を使って、リアルタイムで配信します。
今回は、なぜ触診が必要なのか?どこまで繊細な技術が必要とされるか?を解説し、それを達成するために必要なスキル、それを練習する方法を紹介していただきます。
工藤先生は研究者として、臨床家として、真に運動器を追求している臨床家のお一人です。大学教員でありながら、臨床に対する熱意が非常に強く、多角的に物事を捉えることができる素晴らしい先生だと思います。ぜひご参加ください。
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LIVEセミナー/ZOOM「赤羽根良和が臨床の疑問に答えます」
◆講 師:赤羽根良和先生
◆開催日:2021年4月8日 (日)
自宅でもセミナーにご参加いただけます!
※ウェビナーツール「Zoom」を使って、リアルタイムで配信します。
今回は、普段の臨床で感じている疑問を業界のトップランナーである赤羽根良和先生に質問でき、セミナー内で直接お答えいただけるセミナーです。運動器リハビリにおいて全関節の知識を網羅している赤羽根先生ならではの特別企画となっています。
皆さんの抱えている悩みや聞きたいけど聞けなかった疑問をこの機会に解消しましょう!ぜひご参加ください。
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LIVEセミナー/ZOOM「肩関節のスポーツ障害と膝関節のスポーツ障害 ~肩巨人VS膝巨人~」
◆講 師:千葉慎一先生・園部俊晴
◆開催日:2021年4月11日 (日)
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千葉慎一先生には、フォーム指導による投球障害肩・肘の治療ではなく、より理学療法士らしく、身体機能的な側面からみた投球障害肩・肘に対する理学慮法の進め方について解説していただきます。
園部は、スポーツでの膝関節障害で多く見受ける「半月板損傷」「膝蓋靱帯炎」「膝蓋下脂肪体炎」「鵞足炎」「腸脛靭帯炎」などの疾患の組織学的な評価と力学的な評価の方法を説明し、その上で私が実際に行っている治療を紹介します。
スポーツ疾患に関わる医療者には、必ず受講してほしいセミナーでもあります。ぜひご参加ください。
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LIVEセミナー/ZOOM「徒手運動療法のための筋筋膜経線」
◆講 師:板場英行先生
◆開催日:2021年4月18日 (日)
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徒手療法の第一人者である板場英行先生のセミナーです。徒手理学療法、筋機能障害治療の基本、骨関節系疾患に対する治療手技など各地で豊富な実技指導をされておりますが、今回当会で初めて講演していただくことになりました。
今回は、セミナーでは運動機能障害に対するアナトミー・トレインの基本概念を基に、特に、腰部から骨盤環の運動機能障害に対するATCのコンセプトに基づく臨床実践治療手技を紹介していただきます。ぜひご参加ください。
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LIVEセミナー/ZOOM「下肢回旋障害をどう捉えてどう治すか」
◆講 師:大川孝浩先生・園部俊晴
◆開催日:2021年5月16日 (日)
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※ウェビナーツール「Zoom」を使って、リアルタイムで配信します。
大川孝浩先生にご快諾いただき、今回初めてのコラボセミナー開催となりました。
大川先生には、バイオメカニクスの観点から、Free momentの概念を通して歩行時の関節の回旋や捻じれストレスについて解説していただきます。
園部は、下肢障害(外傷を除く)が生じる力学的原因の1つである回旋負荷に関して、なぜ生じるのか?どのように改善するのか?を解説します。明日からすぐに結果が出る方法をご紹介します。ぜひご参加ください。
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LIVEセミナー/ZOOM「セラピストのためのキネシオロジーの基本」
◆講 師:弓岡光徳先生
◆開催日:2021年5月23日 (日)
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初学者にとって理解しにくい学問の一つであるキネシオロジーについて、キネシオロジーの基本を一つ一つ理解できるように、わかりやすく解説していただきます。
弓岡先生は「エッセンシャル・キネシオロジー 機能的運動学の基礎と臨床(エルゼビア・ジャパン発行)」の翻訳者の一人であり、歩行の力学に最も精通している一人です。基本をクリアにすれば苦手意識がある方も改善できますよ。ぜひご参加ください。
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LIVEセミナー/ZOOM「臨床に多い股関節痛に対する評価と運動療法」
◆講 師:赤羽根良和先生
◆開催日:2021年5月30日 (日)
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変形性股関節症は臨床においてありふれた疾患であり、多くのセラピストが治療を経験しているかと思います。今回の講演では、股関節の外転筋を中心に病態を捉え、それに対する評価や運動療法を展開した内容です。これまで以上に治療成績が得られるような内容にしていきたいと思います。ぜひご参加ください。
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