閉じる
  1. 林典雄先生監修!赤羽根良和執筆! ついに登場!!
閉じる
閉じる
  1. アキレス腱断裂後の歩行の改善
  2. 椎間板ヘルニアで腰痛と下肢の痺れと痛みがある症例
  3. 最近編み出した臨床力がアップする効果的な学び!
  4. 53歳になりました!
  5. 筋緊張を改善することの意義
  6. 「目指している方向性が一緒の仲間」がいますか?
  7. 鼡径部痛・殿部痛!あなたは自信満々で変えることができますか?
  8. プロが教える!骨模型で解剖・運動学を網羅し、治療へ応用するための秘訣!…
  9. 高齢者の歩行の特徴
  10. 足底筋膜炎に著効「母指外転筋の滑走操作」
閉じる

理学療法士園部俊晴のブログ

腰痛:成田先生への質疑応答part 1

さて・・・、

今回は、成田先生との腰痛セミナーの質疑応答の様子を紹介します。

 

成田先生の提案で、講演の最後に30分ほど質疑応答の時間を設け、ディスカッションしました

 

受講生からの質問・・・、

 

私から成田先生への質問・・・、

 

成田先生から私への質問・・・、等も含め、

 

下記に質疑応答の内容を紹介させていただきます。

 

編集してみて気付いたのですが、あまりにも長いので、この質疑応答の様子を2回に分けて紹介します。

 

 

 

 

 

「質疑応答part①」では、まずは成田先生への質問をまとめました。

 

受講生からの質問 ①

椎間関節の痛みの原因が滑膜や関節包にあることはわかったのですが、骨と軟骨との兼ね合いが分からないのですが、それを教えて頂けますでしょうか。

 

成田先生

多くの患者で関節に変性や変形が生じています。

腰部では、椎間板や椎間関節にも変性が起こります。このことにより、正常の関節運動ではなく(滑り)、異常な関節挙動(転がり)になってしまい、痛みを感知する滑膜や関節包に負荷が掛かるということだと考えています。

これについては、他の変形疾患と同じような疼痛メカニズムがあると考えられます。

 

 

受講生からの質問 ②

椎間関節の伸展時の疼痛は理解できますが、屈曲時の疼痛のメカニズムが理解できなかったので、もう一度教えていただけますか。

 

成田先生

椎間関節は、正常では、平面関節なので、滑り運動が主体に起こります。(屈曲の場合、上関節突起が下関節突起に対して上方に動く。)

しかし疼痛が生じる患者の場合、関節運動の軌道がズレて滑り運動ではなく、回転運動になってしまっています。

正常から逸脱したこうした動きによって(挙動の変化)、関節包が伸ばされる部分と圧迫されるところが生じます。

こうしたことが痛みの要因になっていると思われます。

 

 

受講生からの質問 ③

サブグループ化を4つに分けていますが、おそらく複合している患者も多いと思います。

複合している場合、実際に治療するときは自分がやりやすいところから行えば良いですか。

 

成田先生

いや私は違います。

1番痛みを出しているところからアプローチした方が良いと思います。

複合していることは多々あると思いますが、その患者さんが1番痛みを出している箇所があると思います。

そこからアプローチした方が良いと思います。

 

 

園部から成田先生への質問 ①

園部

今の質問で、みんなが知りたいと思うので、1つ質問させてください

椎間関節の伸展時の痛みが何の組織によって痛いかは別として、圧縮応力が生じるときに痛いのは事実ですよね。

 

成田先生

はい。

 

園部

つまり右の椎間関節であれば、伸展して右に側屈した方が痛みは強くなりますよね。

 

成田先生

そういうことになりますね。

 

園部

そう考えると、痛みを拾っている組織として、それが滑膜か関節包であるかは別として、とにかく圧縮されるときに痛みを生じるということが事実で良いですね。

 

成田先生

ここを整理すると、確かに受ける力は圧縮応力なんですが、圧縮されるだけでは痛みを出す組織がありません

だから私が考えているのは、本来は滑り運動で起こらないといけない動きが、異常な回転運動になっている(挙動の変化)ことが問題なんです。それによって伸ばされる組織があるはずです(図①の緑線が関節包を示す)。つまりこの異常な挙動によってテコの原理(上関節突起、下関節突起の衝突が支点)が生じ、異常なかたちで関節包(滑膜)などが引っ張られ痛みを出していると考えています。つまり、結局は挙動の問題だと考えているんです。

園部

なるほど。。。

先生がそう考えているということが、私にとっては重要です

そして・・、

皆さんにも参考になったと思います

 

成田先生

だからその挙動が変化すれば、痛みが取れるんだと考えています。

腰椎全体で伸展していれば、滑り運動だけで運動が生じてくれます

しかしここに異常な挙動が生じることで先ほど言ったように、圧縮する部分と、それを支点として伸ばされる部分が生じ、これが痛みの原因となっているのではないかと考えています。

 

 

受講生からの質問 ④

新体操などハイパーに動くときに、仙腸関節も含め、固定する部位が多いので、手が足りないといったことがあるかと思うのですが、そういった場合の対処方法を教えてください。

成田先生

多分節で痛みがあっても、まずは一つだけ固定して痛みを確認します。

手は1つしかないので、そこで他の関節も同時に診ることはしません。

つまりどの場合もやり方は一緒なんです。

局所の1カ所を固定して、そして痛みが変わるかどうかを診ます。

そして他の部位も同じように診ていきます。

伸展痛の場合であれば、考え方は概ね一緒で、1分節だけが過剰に動いていることが問題なわけです

たとえば、昨日は分離症の患者が2人来たんですが、どちらの患者も原因は違うんです

でも・・・、

1分節だけが過剰になっているという意味では同じです

この2例の場合、1人は股関節伸展可動性が低いから腰椎の1分節が過剰に動いていました

もう一人は胸椎が動かないから腰椎の1分節が過剰に動いていましただからハイパーの症例の場合、一見全体の可動性があるように見えても、その人の中で硬いところと柔らかいところがあるんです。

そういった視点で診ることができれば、新体操等のハイパーな人たちでも、同じ考え方で評価と治療することができます。

 

 

受講生からの質問 ⑤

デモンストレーションの中で、「大腿直筋は硬くない」と判断したところがあったかと思うのですが、股関節伸展位で膝関節が何度くらい曲がったから硬くないなと判断したんですか。

 

成田先生

トーマステストの変法の事ですね。

片側の膝を抱えて、もう片方を股関節伸展した肢位で、膝関節が90度曲がらないと怪しいなと判断します。

さらに徒手的に膝を曲げて硬さを感じたら、大腿直筋は硬いなと判断します。

 

 

 

 

=======================

どうですか・・・。

 

めちゃめちゃ勉強になったと思いませんか。

 

私自身もとても勉強になりましたし、

 

そして・・・、

 

コラボセミナーの講演の後のこのディスカッションの企画は

 

受講者にとっても

 

講師にとっても

 

そしてなにより、にとって

 

とても勉強になり、よい企画だなと感じました。

 

次回以降も、この企画をどんどん取り入れたいと思います。

 

ちなみに、11月11日に行う山田英司先生と私の「変形性膝関節症のコラボセミナー」でも同じように質疑応答を行う予定です。

絶対に参考になりますよ(^_^)

↓ ↓ ↓

https://undouki1111-2.peatix.com/view

 

 

今後も臨床家のための運動器研究会のコラボセミナーにぜひご参加ください。(^_^)

 

次回は、「腰痛に関する質疑応答part②」を紹介します。

 

 

追伸

下記は変股の患者です。

 

左右どちらが患側かわかりますか。

 

変股の人は概ねこの肢位を取り、この背臥位の姿勢には大きな意味があります。

 

臨床って、本当に最高に楽しいですね。

推薦セミナー

LIVEセミナー/ZOOM【阿部浩明先生】脳卒中患者にみられる “傾く” “押す” “抗う”をあなたはどう考え、どう治療しますか?

講 師:阿部浩明先生

開催日:2022年5月22日(日)

 

【脳卒中患者にみられる “傾く” “押す” “抗う“をあなたはどう考え、どう治療しますか?】
脳卒中患者にみられる麻痺側への姿勢傾斜、非麻痺側上下肢にて押す現象、さらには傾斜した姿勢を修正するとそれに抵抗する現象としてPusher sydrome(Pusher現象)があります。
この現象は脳卒中全体の10〜15%程度に出現する事が明らかになっています。この現象を伴った場合、介助量は著しく増大し、結果的に座位や立位の保持さえ困難となるためリハビリテーションの進行を妨げてしまい、多くのセラピストは治療に難渋してしまうことでしょう。
しかし、この現象をよく知ることによって、セラピストとして設定すべき具体的な治療目標が立案できたり、治療の方針が明確化できるようになると思います。
この現象の特徴や定義、評価法、出現に関わるメカニズム、関連病巣、治療概念について紹介いたします。【セミナー内容】
●前半 本現象の特徴や定義、評価方法、出現率や回復特性などの疫学について解説します。
●後半 本現象の出現メカニズム、関連病巣、治療概念について解説します。【到達目標】本現象を正しく説明でき、他の姿勢定位障害との鑑別が自信を持ってできるようになることを目指します。鑑別が正しければ治療プログラムは的を得たものになる事が期待できます。またメカニズムを考慮した具体的治療プログラムの選定を行えるようになることを目指します。【参考資料】高次脳機能障害に対する理学療法(文光堂) 詳細にこの現象について解説されております。

応募はこちらから
↓ ↓ ↓
https://ugoitalab20220522.peatix.com/

 

LIVEセミナー/ZOOM【赤羽根良和先生】赤羽根良和先生は胸椎・胸郭の可動域をこう改善する

講 師:赤羽根良和先生

開催日:2022年5月28日(土)

 

【赤羽根良和先生は胸椎・胸郭の可動域をこう改善する】
胸椎・胸郭の可動域を獲得するための座学をお話しさせて頂きます。胸椎・胸郭の可動域獲得は肩関節や頚椎ならびに腰椎の運動療法においてとても重要です。
胸椎・胸郭そのものが疼痛を引き起こすことは臨床では少ないですが、しっかりと理解しておかないと、
各疾患において的確な運動療法を行うことが出来ません。

応募はこちらから
↓ ↓ ↓
https://ugoitalab20220528.peatix.com/

 

LIVEセミナー/ZOOM【工藤慎太郎先生】足関節・足部の「なぜ?」がわかる機能解剖学

講 師:工藤慎太郎先生

開催日:2022年5月29日(日)

 

【足関節・足部の「なぜ?」がわかる機能解剖学】
足は唯一地面に接地する部位です。 足底腱膜炎や捻挫後の不安定性、背屈制限など、 日常臨床でよく遭遇する疾患や機能障害も沢山あります。
今回は特にこれら頻繁に見る症例を治すために必要な解剖学と運動学、さらにそれらに基づいた運動療法をお話しします。前半 : 背屈制限
後半 : アーチ障害

応募はこちらから
↓ ↓ ↓
https://ugoitalab20220529.peatix.com/

 

LIVEセミナー/ZOOM【吉尾雅春先生】脳画像の臨床推論〜吉尾雅春先生はこう治療する〜

講 師:吉尾雅春先生

開催日:2022年6月5日(日)

 

【脳画像の臨床推論〜吉尾雅春先生はこう治療する〜】
脳はいろいろな部位同士が神経線維で結ばれて神経回路を形成し,有機的に働くように構成されています.・認知・情動面の制御に関する回路,空間・立体認知に関する回路
・腹側視覚経路や背側視覚経路で説明されるような視覚情報に関わる回路
・言語理解や環境音に関わる回路
・筋活動や運動調節あるいは姿勢制御に関わる回路
・左右半球間の情報交換による有機的システムに関する回路
など,数多く存在します.
その中で視床,基底核,小脳は重要な役割を担っています.

脳卒中になるとそれらの回路,つまり脳のシステムは影響を受けて局所症状にとどまらず,さまざまな病態を示します.
障害されたシステムもあれば,残されているはずなのに過度な抑制によって機能を発揮できていない回路や混乱に陥っている回路がみられることもあります.

そこに戦略が生まれます.

脳卒中患者に合理的,効果的なアプローチを行うために脳画像を活かすことは必須です.

応募はこちらから
↓ ↓ ↓
https://ugoitalab20220605.peatix.com/

 

LIVEセミナー/ZOOM【福井勉先生・園部俊晴先生】皮膚と筋膜の臨床応用

講 師:福井勉先生・園部俊晴先生

開催日:2022年6月12日(日)

 

福井勉先生(10:00~12:20)
「皮膚テーピングの臨床応用」
皮膚テーピングはユニークな方法ではありますが、臨床的には大変効果的なものであると考えております。皮膚テーピングを行うにあたり、『最近の知見』を述べさせて頂きます。

また、皮膚の動きを臨床的に利用する手技の中で最も簡単な方法をご紹介する予定です。

皮膚の動きを利用したものと筋収縮を用いる新しい方法についてもご紹介させて頂きます。

同時に足部内在筋賦活用靴下についても紹介します。

何卒よろしくお願い申し上げます。

園部俊晴先生(13:20~15:40)
「痛みに対する皮膚と筋膜の徒手療法」

皮膚と筋膜は、主に3つのことに応用できます。

「動きの改善」「拘縮の改善」「痛みとしびれの改善(皮神経)」

このことが理解できると、臨床は画期的に変わっていきます。
なぜならば運動器疾患を診る際、「動き」「拘縮」「痛み」が我々の治療の中核を担うからです。

「動き」を変えることができれば、1人の患者に対して、我々がどの方向に動きを誘導すれば良いのか、それが分かるようになります。

「拘縮」の改善に皮膚や筋膜が関与していることを知れば、特に術後の症例には皮膚と筋膜のアプローチが必ず必要だということが分かります。

「痛み」への影響を理解できれば、これまでよりも痛みや痺れに対する視野が大きく変わることが分かります。

今回の講演は、皆様の臨床の視野を拡げる一助になると思います。
また皮膚と筋膜の操作方法はもちろんこと、私の行っているテーピングも一部紹介いたします。
ぜひご参加ください。

【受講における到達目標】
◆ 皮膚と筋膜の運動学を知った上で、その基本的な考え方と効果を理解する。
◆ 倒立振り子が見られるようになるための練習としてテーピングを応用できることを理解する。
◆ いろんな種類のテーピングがあることを知る。
◆ 皮膚と筋膜の操作が、評価・治療・運動の補助など、幅広く応用できることを理解する。

コラボアンサー(15:40~16:00)

応募はこちらから
↓ ↓ ↓
https://ugoitalab20220612.peatix.com/

 

 

その他の園部企画の講演・セミナー

※新型コロナウイルスの影響により、現在会場セミナーは中止しております。
Zoomセミナーは詳細が決まり次第、掲載していきます。

 

関連記事

  1. 入谷式神奈川支部の症例検討会

  2. 鈴木俊明先生の体幹講演で得たもの

  3. セラピストが成長するための新たな仕組み作り

  4. 治療6ヶ月待ちの理学療法士の評価と治療

  5. 研究会の2つの体幹実技講演

  6. 体幹から考える理学療法

おすすめ記事

  1. 林典雄先生監修!赤羽根良和執筆! ついに登場!!

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


ピックアップ記事

  1.      以前、勤めていた関東労災病院は、アキレス腱断裂が日本一集まる病院でした。…
  2. 腰痛と下肢の痺れと痛みを伴う症例は、臨床では非常に多く見受けます。このような症例の MRIで…
  3. フィットネスクラブに通いだして、もう1年になります。「筋トレ」と「ランニング」を中心…

Facebook

twitter

Instagram

Instagram は200を返しませんでした。

フォロー

ページ上部へ戻る