動作分析で陥りやすい過ち 前編

先日、51歳になってしまいました。(◎_◎;)
誕生日は、いつも家族が祝ってくれます。
憂鬱になるような日々が続きますが、
家族がいることで、
心のとげも丸くなります。(^_^)
本当にありがたいなと思います。
それとメッセージをいただいたたくさんの方々・・・
本当にありがとうございます。
感謝!感謝!感謝!
この気持ちを忘れずに、明日からも前進です。
さて、今回のテーマは動作分析です。
私の真骨頂は動作分析からの治療展開です。
実技セミナーではその場で受講生の動きを評価して、変化させる前に、これからどう変化するのかを皆に伝え、実際にその場で変えてみせます。
よくセミナーの受講生から「動作分析が苦手で…」と相談を受けるのですが、動作分析を臨床で応用するためには力学的推論をするためのプロセスを学ぶ必要があります。
今回はそのプロセスをお伝えする前に「動作分析あるある」を前編と後編に分けてご紹介させてください。
動作分析が苦手だ…と感じる人が陥っている動作分析あるあるを知ることで、動作分析の大切な視点を理解することができます。
是非、参考にしてください(^-^)
あるあるその1
異常を見つけるだけの分析
例えば、足底腱膜炎で踵の接地時に疼痛を訴える症例がいたとします。
立位形態を評価すると偏平足であることが観察でき、裸足での動作分析をしたところ「アーチの低下が強いまま」で歩行をしていることが分かりました。
そのため、内側アーチを保持するためにインソールを作成するとともに、アーチの低下を改善させるためにタオルギャザーのエクササイズを行いました。
その結果、踵接地時の痛みはかなり改善しました。
この一連の流れは、何も問題ないように思いますよね。
でも私は、この異常を見つけるだけの分析だけでは全く足りないと考えています。
なぜなら、この流れだけでは痛みを発している組織がわからないからです。
これは「敵のわからない戦い」をしているのと同じです。
まず第1前提として、足底筋膜炎と診断名がついても、本当に足底筋膜が痛みを発しているのかを確認する必要があります。
ちゃんと評価をすると、違う組織が痛いことが臨床ではよくあります。
また確かに本当に足底筋膜が痛みを発していると確認できても、足底筋膜の痛みは足部アーチが低下した状態で蹴り出しを行って痛いタイプと、過回内によって痛いタイプとに大別できます。
どちらの要素が強いのか、あるいは両方関与しているのかを評価しないと、動作分析からの治療展開につなげることができません。
異常を見つけるだけの分析だけを続けていくと『偏平足が原因でもないのに、偏平足があるからそれが原因だと思い込んで治療する』ようになります。
でもこれでは良くならないので、『何でだろう…』と臨床で悩み続ける負のスパイラルに陥ってしまうわけです。
つまりまずは痛い組織を見つけて、そして「その組織に加わる力学的負荷は何か?」といった視点を持って動作を診るのか、持たずに診るのかは、雲泥の違いが出るわけです。
だからこそ、動作分析から見つけた「正常ではない」という異常を改善するだけでは全く足りないんです。
動作分析あるあるを知ることで、動作分析の大切な視点を理解することができるといった意味が分かっていただけましたか?
次回はこの動作分析あるあるから歩行周期の捉え方についてご紹介したいと思います。
是非、次回のブログまで今回の視点で動作分析を行ってみてください。
そうすると次にお伝えする内容の意味が「グッ」と入ってくると思いますよ(^-^)
また今回の前編と後編を読んでいただき、動作分析をもっと詳しく学びたいと感じたら、4年の歳月をかけて完成した新刊「入谷誠の理学療法」を是非ご覧ください。
ここに動作分析の全てがつまっています。
https://www.youtube.com/watch?v=sH2gHO96xqI
最後までご覧いただきありがとうございました。
私の推薦する書籍
以下は私がおすすめする書籍です。
膝関節 痛みを改善する為の方程式
私が臨床家として飛躍的に成長したと感じられるようになったのは、40歳になってからでした。
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あなたは目の前のその膝の、「痛みを発している組織をいえますか?」「痛みの力学的な原因
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マッスルインバランス 改善の為の機能的運動療法ガイドブック
ベストセラーの著者「荒木茂先生」の新刊「マッスルインバランス改善の為の機能的運動療法ガイドブック」がついに発売しました。掲載エクササイズ213種類!姿勢や動作評価から運動療法を医学的視点で展開し、各々の運動の代償動作まで掲載しているこれまでにない運動療法の書籍と言えます。「運動療法の引き出しがもっとほしい」と感じている方や「運動療法で症例を変えたい」と思っている方には必見です(^-^)
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入谷誠の理学療法
私は理学療法士のトップランナーをたくさん見てきましたが、その中でも入谷誠先生は、類をみない傑物であったと感じています。20年以上もの間、入谷誠の弟子として臨床の変遷を見てきた立場で言うと、入谷先生は強い哲学を持ち、常に成長を求め続けた臨床家でした。日本中から症状に悩む患者が訪れ、その臨床にはいつも感動に溢れていました。
入谷先生の臨床の神髄は力学にあったと感じます。この書籍には、入谷先生が30年以上に渡り築いてきた力学的推論の治療概念が詰まっています。難解と感じることも多いと思いますが、ただの技術書ではなく、伝説の臨床家の想いの1冊であることをご理解いただき、読み進めることで気づくことがたくさんあると思います。入谷先生の集大成となったこの1冊が皆様の臨床の成長にお役に立てれば、これほど嬉しいことはありません。
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膝関節拘縮の評価と運動療法
林典雄先生監修の大ヒットシリーズの「膝関節」が出版されました。組織学的仮説検証行うにあたり基盤となる書籍だと思います。筆者の橋本貴幸先生が、どのように評価し、どのように治療しているのかが明確に書かれています。全編集に園部がかかわりました(^^♪
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股関節拘縮の評価と運動療法
林典雄先生監修の大ヒットシリーズの「股関節」が出版されました。組織学的仮説検証行うにあたり基盤となる書籍だと思います。筆者の熊谷匡晃先生が、どのように評価し、どのように治療しているのかが明確に書かれています。また歩行についても詳しく書かれているので、運動学の勉強にもなりますよ。
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腰痛の原因と治療
整形外科医の髙橋弦先生と、園部の共著の書籍『腰痛の原因と治療』が出版されました。この書籍で記載されている運動器疼痛症候論という概念は、髙橋弦先生独自のアイデアであり、類書は世界的にも存在しないと思います。基礎医学(神経科学・疼痛学)、整形外科学、ペインクリニック、理学療法学(特に運動療法)、精神医学の考え方の解離を統合する架け橋になる概念ではないかと考えています。
リハビリは園部が書いてますよ(^_^)
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五十肩の評価と運動療法

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肩関節拘縮の評価と運動療法(臨床編)

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体幹と骨盤の評価と運動療法

本著は、鈴木俊明とその教え子先生方の研究成果から得られた体幹・骨盤の詳細な評価や姿勢分析・動作分析に必要な知識についてまとめものです。監修を鈴木俊明先生に行って頂き、大沼俊博先生と園部俊晴(おまけ)が編集をさせて頂きました。
セラピストが運動療法を行う際に知るべきことを大変有意義な内容でまとめることができたと思います。
この書籍の園部の解説映像を下記のURLでご覧下さい。
→ https://www.youtube.com/watch?v=McUHxreSDps
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林典雄先生の運動器疾患の機能解剖学に基づく評価と解釈 下肢編


林典雄先生は、「組織学的推論」の王様です。機能解剖の知識と、病態を解釈する力においては、林典雄先生は最高の力を有しています。
本書を読み終わった後に、
「運動器疾患っておもしろい!」
「運動器疾患をさらに深く学びたい!」
と感じるはずです。
この書籍の園部の解説を下記のURLでご覧下さい。
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機能解剖学的にみた膝関節疾患に対する理学療法

臨床に即した、臨床に役立つ最高の書籍です!
この書籍の校正に携わり、機能解剖をここまで駆使する赤羽根良和をさすが!と、改めて痛感しました。この書籍の100の臨床のヒントをすべて網羅することで、確かな臨床の変化が得られると確信しています。
この書籍の園部の解説を下記のURLでご覧下さい。
→ https://www.youtube.com/watch?v=BaehKiDv8f4
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マッスルインバランスの理学療法
世界を見てきた理学療法士・荒木茂の集大成がここにある!
理学療法の展開を変えることを理解頂けると思います。
その意味は下記の映像見ればわかると思います。
→ https://www.youtube.com/watch?v=v6g_J_wml6E
寝たきりをつくらない介護予防運動~~理論と実際~~
高齢化率の上昇は、これから30年以上も止まることがありません。2055年には、なんと高齢化率が39.9%に達すると推計されています。このことを知ると、今後、我々療法士に、国が、そして社会が、最も要求するものは何だと思いますか。
それは・・・
「寝たきり」を減らし、そして「家族の介護」を少なくすることが、絶対的な要求として、社会がさらに望むようになります。
そしてそれができる療法士は絶対に社会から要求される人材になります。もし自分の将来に不安を感じている療法士がいましたら、この本をぜひ読んで欲しいんです。
その意味は下記の映像見ればわかると思います。
→ https://youtu.be/tVVauAYnTIc
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腰椎の機能障害と運動療法ガイドブック
この書籍についているDVDをみれば、絶対、「すげえ!」と思うはずです。
この書籍の園部の解説を下記のURLでご覧下さい。
→ https://youtu.be/vxWivfp_hWs
腰痛を組織学的仮説検証の切り口から考える上で、素晴らしい書籍です!
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リハビリの先生が教える「健康寿命が10年延びるからだのつくり方」
この書籍は、一般書でありながら、私の臨床の全てが詰まった最高の書籍ができたと思っています! 我々リハビリの先生は歳をとってくると、“どこが硬くなるのか・・・”、“どこが変形してくるのか・・・”、“どこが弱くなるのか・・・”といったことを最もよく知っていると思います。つまり、健康寿命に最も貢献できる職種の一つです。この本を読んでいただければ、我々療法士が今後の高齢化社会に何を成すべきかが分かっていただけると思います。
そして、疾病によって生じた障害を治療することはもちろん大切ですですが・・・、健康寿命に貢献することで、社会も、利用者も、その家族も、そして我々療法士にとっても、みんなが幸せになる社会貢献ができることを分かっていただけると思います。
共感しましたら、SNSなどで広く広めて頂き、「リハビリの先生が教える・・・」のキャッチから始まるこの本をみんなの力でヒット作にのし上げて頂けると大変嬉しく思います。
療法士の臨床にも必ず役立つ内容であることを約束します!!
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リハビリの先生が教える「健康寿命が10年延びるからだのつくり方」
脳卒中後遺症者へのボバースアプローチ ~基礎編~
日本人国際インストラクターが執筆した貴重な書籍!ボバースアプローチは、世界で最も普及した脳卒中のリハビリテーション治療概念です。私自身の成長に大きく貢献した書籍です!
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脳卒中後遺症者へのボバースアプローチ臨床編
この書籍にはなんと筆者の古沢先生が実際に患者を治療した臨床映像が付いています。日本最高峰の療法士の実際の治療を見れる機会は滅多にないと思います。
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アキレス腱断裂の治療
この本の筆者の内山英司先生は、タイトルにあるように、「名医」と呼ばわりにふさわしい偉大な医師であることを、一緒に働いてきた立場として断言できます。
そして、このような真に臨床に即した素晴らしい書籍に関わらせていただいたことをとても光栄に感じております。
この書籍の重要性について、私なりに下記の映像にまとめましたので、是非ご覧ください。
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皮膚テーピング~皮膚運動学の臨床応用
皮膚運動学の最もバイブルとなる書籍です!海外でも発売。「皮膚は運動療法の一画を担うほどの重要な器管である」ということが理解できます。
この書籍の解説動画は下記から
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肩関節拘縮の評価と運動療法
大ヒット書籍!組織学的仮説検証行うにあたり基盤となる書籍だと思います。また筆者の赤羽根先生は私の友人であり、本物の臨床家です。
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入谷式足底板 ~基礎編~(DVD付き)
私の師の入谷誠先生が初めて出版した単著。入谷先生は私が出会った最も優れた臨床家であり、世界最高峰の臨床家です。入谷先生の考えを広めることは、私の人生の使命の1つです。
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改訂版「スポーツ外傷・障害に対する術後のリハビリテーション」
スポーツ分野において、手術件数日本一を誇る関東労災病院のスタッフにより執筆。多数の養成校で教科書として採用され、スポーツ以外の分野でも役立つことを約束できる書籍です。
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改訂版・「効果的な文章の書き方」入門
伝えたいことをわかりやすく、短時間で、書く技術を記載。また自分の考えていることがまとまりやすくなり、専門職として成長するためのツールとなります。
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